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ED60形電気機関車
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asaahingaeaw
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そこで、それらの技術を活かし、設計を抜本的に変更して、全く新しい方式の直流電気機関車が開発された。この新方式による直流機関車を「新性能電気機関車」と呼ぶ。新性能電気機関車が旧形電気機関車に比べて改善された点として、次のような点が挙げられる。
- 端子電圧750 V時1時間定格出力400 kW前後の大出力主電動機の採用(旧形機は200 - 300 kW前後)
- 電気部・機械部の改良による粘着性能の大幅向上
- 駆動方式を吊り掛け式から、主電動機や線路に与える衝撃の少ないクイル式へ(しかし、異常振動などの問題からのちに再び吊り掛け式が主流となり、本形式についても1977・1978年に特修工事としてリンク式へ駆動装置を改造している)
台車構造の改良
- 新しい制御方式の追加による制御能力の向上
- 各種電気機器のブロック化
- 車体構造の改良による軽量化
このほかに乗務員出入り用デッキの廃止や先輪・従輪の廃止(完全なボギー台車化)も新形機の特徴とされることがあるが、在来旧形機でもデッキ廃止はEF58形(改良型)で、先輪・従輪を廃したボギー台車方式はEH10形で、それぞれ既に実現をみていた。