35話 となりのレジャー施設
銀鏖院水晶は、建設現場にてクラスメイトのテトに建設現場内で出会った野原ひろし殺害を阻止された後、
撤退し、建設現場を後にした。
そして現在、B-5エリアの道路を北方向へ歩いている。
外はだんだんと明るくなり、夜明けが近付いている事を示していた。
近くを流れる川のせせらぎが聞こえる以外は、とても静かだった。
「あれは……」
前方の、池の畔に何か施設が有るのを見付ける水晶。
地図と照らし合わせてみると、どうやらボート乗り場らしい。
「誰か居るかしら……行ってみよう」
水晶はボート乗り場に向かい始める。
別にボートに乗って遊ぼうと言う訳では無い、誰か参加者が居れば、相手の実力や武装にもよるが、
襲撃を仕掛けるつもりであった。
そしてボート乗り場に到着し、水晶は桟橋を歩き始める。
「うっ!?」
ある物を見つけ、驚く水晶。
桟橋の橋脚に引っ掛かるように、白い毛皮の犬か狼の獣人の男が水に浮かんでいた。
多分、と言うより間違い無く死んでいる。
首が有り得ない方向に捻じ曲がっているのでどうやら首の骨をへし折られて殺され、
その後に池に死体を捨てられたらしい。
漂う死臭や死体の痛み具合から察するに殺されたのは今さっきでは無いようだ。
(お気の毒……)
多少の憐れみこそ感じたものの、それ以上は水晶は獣人の男の死体に興味を持たなかった。
すぐ近くには獣人の男の物と思われるデイパックが放置されていた。
中身を漁るが、基本支給品しか入っていない。
ランダム支給品が何だったのかは分からないが、
恐らく獣人の男を殺した者が持ち去ってしまったのだろう。
待合所や事務所も見て回るが、誰も居ないし何も無い。
収穫はゼロだった。
「ちょっと疲れた……」
建設現場から長距離を歩き、足に疲労が蓄積していた水晶は、待合所のベンチに腰掛ける。
自販機で飲み物でも買いたかったが持ち合わせが無いので支給品の水で我慢する。
少しここで休み、その後はどこに行くか――水晶はふと崖の上に目をやる。
(そう言えばこの崖の上にレジャー施設があるのよね)
水を口に含みながら、水晶は次の行き先を決めた。
【黎明/B-4ボート乗り場】
【銀鏖院水晶@パロロワ/自作キャラでバトルロワイアル】
[状態]疲労(中)
[装備]鉄パイプ(調達品)
[所持品]基本支給品一式
[思考・行動]基本:優勝し「愚民と自分は違う」事を証明する。
1:少し休憩してから、レジャー施設へ向かう。
[備考]※本編死亡後からの参戦です。
※野原一家の名前を記憶しています。
※能力の制限については今の所不明です。
※支給品の殴られウサギ@アニメ/クレヨンしんちゃんは放棄しました。
※B-4ボート乗り場にてフーゴ(名前未確認)の死体を発見しました。
最終更新:2014年09月02日 04:40