確信がもてるもの

36話 確信がもてるもの

「はぁ……はぁ……はぁ……」
「アア……ウッ……ウゥ」

とある民家の一室、男女の洗い息遣いが響く。
ベッドの上で、裸になった二人の獣人の少女と少年が身体を交えていた。
ぐったりとした猫の少女、君塚沙也の顔に、狼の少年、ノーチラスは己の白く濁った液を大量に振り掛ける。

「んん……スゴイ量……スゴイニオイ……もう四回目なのに、良く出るねノーチラス君……絶倫だね」
「自分でもちょっと驚いてるよ……」
「私の身体……気持ち良かったでしょ?」
「ああ、凄く良かった……」
「ふふ、嬉しい」

満足そうに感想を述べるノーチラスを見て沙也もまた喜ぶ。
彼女にとって自分の身体で男が悦ぶ事は、自分の存在価値を再認識する事が出来るとても幸福な時だった。

「シャワー浴びてくる」
「ああ」

沙也は汗と体液に塗れた身体を洗いに風呂場へ向かう。
あの部分からノーチラスの精がとろりと、太腿を伝って流れ落ちる様がとても淫靡であった。

「はぁ~」

沙也が部屋から出た後快楽の余韻に深く息を吐くノーチラス。
以前の殺し合いで寸での所で捨てられずに終わった童貞を捨てる事が出来た。
この殺し合いで出会った、テトに似た容姿の猫族の少女、君塚沙也。
淫らな彼女にリードされ、存分に彼女の身体を味わった。
豊満な胸を揉みしだき、舌を絡ませてキスをし、身体を舐め回し、激しく腰を振り、濃厚な種をたっぷりと注ぎ、振り掛けた。
自分でも信じられないぐらいに乱れた。とても気持ちの良い時を送れたとノーチラスは思う。

(こんな事ばかりしてられないってのは分かってるんだけど……また、ヤりてぇな……)

未だ興奮冷めやらないノーチラスであった。
そしてしばらくして、沙也が帰ってくる。
勿論全裸。ノーチラスは一応汗を拭いて服を着ていた。

「お待たせ」
「お帰り……は、早く服を着てくれ」
「またヤりたくなっちゃう?」
「そうだよ……早く」
「ふふふ、可愛いなぁ」

ニヤけながら沙也は自分の服を着始める。
わざとらしくあの部分や胸、尻を強調しつつ。
ノーチラスは必死に沙也の生着替えから目を逸らし興奮しないように自制した。

「着終わったよ」
「よし」
「ノーチラス君の結構大きかったねぇ……ズル剥けだったし……ヤりたい時はいつでも言ってね」
「……そ、そうだ、沙也、これからどうするかだけど」

沙也の誘惑を振り払う為に真面目な話を振るノーチラス。

「流石にずっとここに籠ってアレしてる訳にも行かないだろ?」
「そりゃあね……私も分かってるけど」
「俺は、そうだな……取り敢えずは、殺し合いに乗っていない奴を集めようと思ってる。
そうすればこの首輪を外す方法も見付かるかもしれない。
首輪さえ外せれば、主催者達に反抗するなり逃げるなりも出来るようになる筈だからな」

殺し合いに抗う為の自分の考えをノーチラスは沙也に話した。

「ノーチラス君も結構考えてるのね、ただの変態じゃなかったんだ」
「失礼だな! ……そう思われても仕方無いとは俺も思うけど」
「でも、その考えには賛同するよ。協力する」

ノーチラスの考えに賛同の意を示す沙也。
自分の身体を存分に味わってくれたノーチラスに対し、沙也は好意を抱いていた(但し恋愛感情では無い)。
勿論性的な目的で彼と一緒に居たいと言うのも会ったが、何にせよ彼の力になろうと思っていたのであった。

「ありがとう」
「それじゃ景気付けにもう一発どう?」
「それはやめておく」
「ケチ!」

何かと行為に持っていこうとする沙也に自分の身体が保つのがどうか心配しながらも、
協力者が得られた事をノーチラスは心の中で喜んでいた。



【黎明/F-5住宅地佐々木家】
【君塚沙也@オリキャラ/自由奔放俺オリロワリピーター】
[状態]疲労(中)
[装備]無し
[所持品]基本支給品一式、又兵衛の刀@アニメ/クレヨンしんちゃん
[思考・行動]基本:殺し合いはしない。生き残りたい。
        1:ノーチラス君と行動。
[備考]※本編死亡後からの参戦です。

【ノーチラス@パロロワ/自作キャラでバトルロワイアル】
[状態]疲労(中)
[装備]???
[所持品]基本支給品一式、???
[思考・行動]基本:殺し合いはしない。
        1:沙也と行動。
        2:殺し合いに乗っていない参加者、クラスメイトの捜索。
[備考]※本編死亡後からの参戦です。
    ※超能力の制限に関しては今の所不明です。


◆◆◆


ノーチラスと沙也が乳繰り合っている民家からそう遠くない路上。

「ちと、疲れたな……」

古びた西洋刀を持った学生服姿の少年、油谷眞人が呟く。
古城を後にして東の住宅地へとやって来てしばらく彷徨いていたが、今の所誰も居らず足に疲労が溜まる一方であった。

「適当な家で休むか……」

眞人は適当な民家で休憩を取る事にし、近くに有った「島田」と言う表札の掛かった家へと入って行った。


【黎明/F-5住宅地島田家前】
【油谷眞人@オリキャラ/俺のオリキャラでバトルロワイアル3rdリピーター】
[状態]健康
[装備]古びたショートソード(調達品)
[所持品]基本支給品一式、メリケンサック@現実
[思考・行動]基本:生き残る為に殺し合いに乗る。
        1:民家でしばらく休む。
[備考]※本編死亡後からの参戦です。
    ※君塚沙也とノーチラスの居る佐々木家からはそれ程離れていません。
    ※土井津仁の容姿のみ記憶しました。


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最終更新:2014年09月18日 22:50