石鬼たちとの激闘!参戦する勇者たち!

EGO隊員「うぉぉ!!」
石鬼たちと激しい戦闘を繰り広げるEGO隊員たち。
EGO隊員「敵の数が多すぎます!」
EGO隊員「このままでは…」
EGO隊員「気圧されるな!我々がここで引けばこの石鬼たちが世界中に再び蔓延する!それだけは防がねばならない!」
奮闘するEGO隊員たち。だがこれだけの数の石鬼の相手は無謀ともいえる。
EGO隊員「くっ!」

ガチッ!

銃の弾が詰まる。
EGO隊員「弾詰まりか!くっ…」
石鬼「がぉぉ!」
石鬼が隊員に襲い掛かる。

バン!バン!

石鬼「ぎゃ…」
銃弾に撃ち抜かれる石鬼。
キノ「大丈夫?」
EGO隊員「は、はい!」
ディック「改めて見るととんでもない数だな」
リョウガ「こっから先に進むにはこいつらを倒さないと進めないか」
アポロン「我らの道を阻むものは排除する」
タクトを振るうアポロン

ゴォォォ!!

アポロンのタクトに集まる風。
アポロン「吹きすさべ風よ!」

ゴゴゴゴ!!

当たりに巻き起こる突風が周囲の石鬼たちを吹きばしていく。
EGO隊員「す、すごい」
結利「これで道は開けたね」
昴「地縛神の元へ急ぐよ!」
先へと歩みを進めよとする一同。

ヒュゥゥゥ!!

上空から何かが降ってくる。

ドスン!

地面に着地するなにか。
ウルズ「こいつらは!」
ジョルジュ(緑鬼人)「ここから先へはいかせん」
ニーノロータ(赤鬼人)「我らが神の元へ貴様らが赴くとはない」
モリコーネ(青鬼人)「ここでそなたらの命運は尽きるのだからな!」
エミス「グリフ支部であった鬼ですか」
きゅっぱ「あんたらあれがなんだかわかっていて戦っているのかい?」
ジョルジュ「知れたこと!我らが神。我ら地縛民を救済してくださる存在だ!」
ツバメ「サフォーは生贄の儀を行っていた張本人なのよ!」
モリコーネ「それは必要な犠牲だったのだ。我ら3人はサフォー様に仕えてきた存在。その在り方を否定する者どもは我が排除する」
ディック「本当にそれでいいのかお前たちは!」
ニーノロータ「しつこいぞ裏切り者。我らが民を導くのはあの方以外にはありえん」
十也「他の地縛民たちも石鬼と化したんだぞ。それでも…」
ジョルジュ「しつこいやつらよ」

ゴゴゴゴ!

振動する大地。
ウルズ「なんだ!?」

バキバキ!!

地面を突き破り現れる地縛征獣。
カルマート・カラン「…」
カルマート・アニマ「…」
カルマート・アマービレ「…」
アポロン「征獣も現れたか」
キノ「それだけ彼らは本気ってわけだね」
ツバメ「分かり合う気はないってことね。やるしかないわね」
ジョルジュ「我らが世界を平定する!地縛神の御力の元で!」
ニーノロータ「争い無き世界を!」
モリコーネ「神の統治による清浄なる世界を!」
にろく「やるしかない!ここを突破して地縛神を止めるぞ!」

「炎神全開!フルスロットル!」

ボォォォォ!!

あたり一面に炎が沸き上がる。
ジョルジュ「なんだ?」
キノ「これは!」

メルト!」
「はい!」

宝剣を重ねる二人。
「「混成魔導『炎龍乱舞(ヤンロンシータゥ)』!!」」

辺りに散乱していた炎が龍のように舞い、ジョルジュたちを取り囲む。
にろく「ナル!」
結利「それにメルトも!」
ナル「久しぶりだねにろく
メルト「お久しぶりです!」
キノ「ボルク!来てくれたんだね」
ボルク「待たせたな」
アポロン「そなたらが来てくれたなら心強い」
ナル「今のうちに先に!」
アポロンディック、十也、エミス、ゲインが先に進む。
ナル「僕たちはこいつらの足止めだ」

バシュン!

ジョルジュたちを包んでいた炎が消滅する。
ニーノロータ「突破されたか」
モリコーネ「すぐにこやつらを倒し後を追うぞ」
ツバメ「その言葉そのまま返させてもらうわ。こいつらを倒して十也たちの後を追うわよ!」
構える一同。
にろく「地縛民!おまえたちのすきにはさせない!いくぞ!」

~~

EGO隊員「ぐっ!敵戦力最終防衛線付近まで接近」
カレン「このままでは押し切られるのも時間の問題。だがあきらめるわけには…」

ドドドド!!

石鬼たちが次々と吹き飛んでいく。
カレン「なんだ!?」

「ハハハハ!!」

高笑いを上げながらその女性は石鬼たちを次々と吹き飛ばしていく。
ニーチェ「私様の力には遠く及ばんな!」
トキシロウ「まったくこんなことにも付き合わされるとは」
イツヤ「我らの存在が表にさえ出なければ問題ない。それに人類が滅びれば俺たちの目的も無意味となる」

シュッ、シュッ

呑気に椅子に座りキャンパスに絵を描くイツヤ。
イツヤ「石の鬼か。随分と醜い造形だ」
自身の描いた絵を品評するイツヤ。
イツヤ「その醜悪さは互いに潰しあい、滅びるのがふさわしい」

ボッ!

イツヤの描いた絵から鬼が飛び出す。次々と溢れるように飛び出す鬼の絵は石鬼たちと戦闘に入る。
トキシロウ「敵は石の鬼。私の能力ではこの状況で役には立たなそうだな。だが…」
地面に手を当てるトキシロウ
トキシロウ「彼には個人的にも恩がある。その恩返しはさせてもらう」

ギュォォン!!

地面に描かれる魔導陣。

ブォン!!

空中にもそれと同じ魔導陣が展開される。
トキシロウ「露払い程度にはなるだろう」

ゴゴゴゴ!!

空に描かれた魔導陣から特大の火球が降り注ぐ。
石鬼「ぎゃぁぁ…!」
火球に燃やし尽くされ消滅していく石鬼たち。
カレン「だれだ…知らない能力者たちが…なにが起きてる」
眼前の光景に戸惑うカレン。
かもめ「戸惑う必要はないわ」

スッ!

カレンの目を覆うように手をかざすかもめ。するとカレンは眠ったかのように意識を失う。
かもめ「私たちの存在は今知られるべきではない。でもなにも手出しをしないわけにはいかないものね。人類が滅びればすべては水の泡」

石鬼「がぉぉ!」

石鬼たちがかもめへ襲い掛かる。
かもめ「クロオ

シュシュシュシュ!!

一瞬のつむじ風が起きる。次の瞬間!

ボロロロ…

石鬼たちが細切れになり消滅する。
かもめ「十也君たちにはその役目をはたしてもらわないといけない。影ながら助力させてもらうわ、私たちの存在が公にならないレベルでね。それにトキシロウとイツヤの礼もあるしね♪」

~~

ウルズ「ちっ!」
モリコーネ(青鬼人)「どうした?その程度か!」
昴「ウルズ!」
モリコーネと対峙するウルズ。
ウルズ「まだだ!『御雷(ミカヅチ)』!」
右手を突き出すウルズ。
モリコーネ(青鬼人)「『縛水』!」

ボコココ!!

地面から水が湧き出してくる。

バシュ!

水が集まり壁を形成し、ウルズの右腕を阻む。
ウルズ「水の壁か!」
モリコーネ「ソナタの攻撃では我が水の壁を突破できん。あきらめよ!」
ウルズ「あきらめる?そんな選択肢はないな。俺は、俺たちは最後まであきらめない!」
モリコーネ「ソナタの成す行いは無謀というのだ。その無謀の成す先にあるのは絶望のみだ」

「絶望は訪れない」

ウルズとモリコーネの元に現れる人物。
ウルズ「お前は!」
ディサイヴ「聖ラウズレイ王国を代表して参った。我々が助太刀する」
レオン「シュルツ・セイバー№1レオン・ケーンズ参る!」
ミリア「シュルツ・セイバー№2ミリア・シクスタード!国を超え、世界の人々を守るためこの力を振るう!」
モリコーネ「聖国の王と騎士!?なぜここに…」
ディサイヴ「親愛なる友の頼みだ」
ナルからの救援要請を受けこの地に訪れたディサイブ達。
ウルズ「助かるぜ!」
ディサイブ「この青き鬼の相手は任せてもらう。我らが討ち取って見せよう」
モリコーネ「ふん。やれるものならやってみろ!」

混沌極める大戦。十也たちの味方となる各戦力が各地から現れ、戦いは熾烈を極める。
十也たちは地縛神との戦いに勝利することはできるのか。

ライアード「さてわたしもそろそろいきましょうか。ディサイヴ・ラウズレイ、彼にこんなところで死なれても困りますからね」

to be continued

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最終更新:2020年04月27日 17:03