待ち受ける者たち!オリジネイターの謎!

オリジネイターの居城となったピエタ帝国に乗り込む十也たち。そこにそびえる塔。その中には強靭のバインザーが待ち構えていた。
ディサイブとレオンは十也たちを先にいかせるためバインザーと戦うのであった。

シャカイナの塔~
ディサイブとレオンを残し、十也たちは塔を登っていく。塔の中のらせん階段をひたすら登っていく。やっとのことで扉が見えた。
扉を開くとそこは最初の部屋のような広間になっていた。
ナル「あいつは!?」
広間の中には一人の男が立ったていた。まるで彼らを待ち受けるかのように。
???「よう、久しぶりだなぁ」
にろく「なぜ…奴は確かに…」
にろくとナルは待ち受けていた人物を知っていた。だがその人物は彼らが確かに倒したはずだ。あの状況で無事であるとは思えない。
ディック「あいつのことを知っているのか?」
にろく「あぁ。だが…」
ナル「どうみてもあいつだよね。あの状況で生きていたっていうの!?」
???「あの時はさすがに俺様も参ったぜ。状況を利用するお前たちの判断力、素晴らしい力だな。だが今度はどうかな?あの時とはわけが違うぜ!」
にろく「普通の人間ならあの状況で生きているはずがない。奴は不死身だとでもいうのか…」
豊穣のハーベスト。にろくとナルのコンビネーションにより密室での粉塵爆発を食らった彼だ。目の前にいるハーベストはその体にまったくダメージは見られない。
もしあの時、命が助かったとしてもとても動けるような状況ではないはずだ。
アポロン「今は余計な詮索をしている暇はない」
キノ「そうだね。とにかく先に進むのが最優先だよ」
トニー「ですね!だったら私がここに残ります!みなさんは先に進んでください」
ハーベスト「ほう。お前が俺の相手か?」
スライ「トニー、お前一人では…」
十也「相手はオリジネイターだ。俺も…」
十也が言いかけたその時、キノが割って入る。
キノ「僕が残るよ。」
アポロン「奴らのそこが見えない以上油断は禁物だ。私もともに戦おう」
キノとアポロンの2人が名乗りを上げた。
ナル「奴の能力は触れたものから何かを奪う能力だ。気を付けて!」
キノ「わかったよ。ボルクあとはたのんだよ!」
ボルク「まかせておけ!」
アポロン、キノ、トニーの3人を残し、彼らは上の階へと進んでいった。
トニー「まさかあなたたちと一緒に戦うことになるとは」
キノ「ふっ。そうだね、あの時はこんなことになるなんて思いもしなかった」
ディックを捕えようとアポロンたちが最初にミストラルシティを訪れたとき、キノとトニーは対峙し戦いあった。そんな彼らがこのような形でともに戦うことになろうとは。
アポロン「全ては我々のロールを果たすため。ゆくぞオリジネイター!」
ハーベスト「いいぜ!3人まとめてかかってきな!この豊穣のハーベスト様が相手をしてやるぜ!」

~~~

アポロンたちがハーベストの相手をしている間に十也たちは次の階へと到着した。
結利「今までの感じだとここにもオリジネイターがいるのかな?」
十也「その可能性は高いな。」
ディック「それにしてもなんだかこの部屋暗くないか?」
部屋には明かり一つついていない。
ボルク「幽霊でも出そうな暗さだな」
あたり一面を包み込む闇が広がる部屋。塔のなかという閉鎖空間に広がる闇は一段と不気味だ。
???「お前たちの希望を飲みこむ闇。それに耐えられるかな?」
暗闇の中から声が聞こえる。
にろく「なんだ?」
暗闇の中から人影が現れる。
十也「お前は!?」
ビシオン「闇の前に人は恐怖する。お前たちに真の恐怖を与えてやろう」
幻影のビシオン。十也が倒したはずのオリジネイターだ。
十也「奴は俺が倒したはず。なんで…」
ナル「さっきのハーベストもだけど倒したはずの奴らがいきてるなんて…まさか本当に幽霊かな?」
ビシオン「幽霊か。ふふふ。残念だが私たちは幽霊ではない」
にろく「本当に不死身の集団とでもいうのか…。ナル!」
ナル「おっけー!いいよ!」
結利「?」
にろくとナル2人は決めたのだ。
にろく「俺たちがこいつの相手をする。」
ナル「みんなは先へ!」
ディック「2人が残るなら…」
言いかけたディックをナルが諭す。
ナル「ディック!君は先へ進むべきだ。地縛民…彼らのためにもね!」
ディック「ナル…」
にろく「そういうわけだ!いけディック!」
ディック「あぁ!!」
十也「すまない!頼んだぜ!」
ナル「まかせて!」
にろくとナルを残し、彼らは進んでいった。

にろく「この暗闇…やっかいだな」
ナル「うん。視界がわるすぎるね…」
突如部屋に光が差し込む。
ナル「急に明るく…」
???「闇のなかに輝く光…」
にろく「お前の仕業か!」
スライ「どうだ?俺の能力は便利だろ?」
スライだ。彼もこの階に残っていたのだ。
スライ「さーて!根暗野郎をぶったおそうぜ!」
スライ、にろく、ナルの3人は幻影のビシオンと対峙するのであった。

~~~
十也、ディック、結利、ボルクの4人は塔を登っていく。そして次の階へと到着した。そこには…
リミット「おやおや?僕にやられた奴がいるねぇ?」
抑制のリミットが待ち構えていた。
ボルク「ちっ!あの時はよくもやりやがったな!」
リミット「さーて、僕の相手はだれかな?」
ボルク「俺がやる!」
ボルクが名乗りを上げる。
ディック「でもお前、前にあいつにやられてるんだろ?」
ボルク「あの時は不意打ちだったからだ!あの時の屈辱をはらす!」
ディック「う~ん…」
あまり納得がいかないディック。そんな状況に見かねた結利が動く。
結利「だったら私も残るよ!」
ボルク「よし!おれたちにまかせろ!お前たちは先にいけ!」
何やかんやでディックと十也が先へと進むことになった。
十也「ん~…だいじょうぶかな~」
ディック「信じるしかないだろう…」
十也とディックは少し不安を抱きながら上の階へと進んでいった。

~シャカイナの塔・最上階~
十也「やっとついたな」
ディック「ここが一番上の階か」
グローリー「来ましたね」
最上階で待ち構えていたのは栄光のグローリーだった。彼の後ろには大きな機械装置がある。
ディック「地縛民のみんなになにをしたんだ!」
グローリー「我々は何もしていません。彼らが望んであのようになっているのです」
ディック「どういうことだ?」
グローリー「言葉の通りですよ」
十也「オリジネイター!お前たちの目的はいったい何なんだ!」
グローリー「そうですね…。天十也、ディック!その答えを知りたければこの私を倒すことです!」
ディック「やる気か!」
十也「ミストラルシティをこれ以上こいつらの好きにはさせない!」
戦闘態勢をとる十也とディック。
グローリー「全ての答えは我々を超えた先にあるのです。さぁいきますよ!」

倒したはずのオリジネイターの復活。地縛民たちの行動。そしてオリジネイターの目的。すべての答えは彼らを倒すことでしか得られない。
シャカイナの塔での死闘が今始まる。ミストラルシティの未来をかけた戦いが!

???「我は…起…の…リジ…。この…界を…喰……者…り。」

to be continued

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最終更新:2016年10月20日 23:10