ルドルフ・レーンは、フィンランドのゲーム会社レメディー・エンターテイメントの作品間で共有される世界観「RCU(レメディー・コネクテッド・ユニバース)」に登場するキャラクター。
- 演者
- ポール・クリスティ(Alan Wake)
- ジョナサン・ハーデン(Alan Wake Ⅱ)
- 登場作品
- 『Alan Wake』
- 『psycho thriller』(コミック)
- 『AWE』(『Control』DLC)(言及のみ)
- 『レイクハウス』(『Alan Wake Ⅱ』DLC)
●目次
<概要>
グレーの髪で禿げ頭の白人男性。1955年生まれ。画家。
礼儀正しいが世間知らず。
礼儀正しいが世間知らず。
何らかの超常的な実用アイテム「パワーオブジェクト」に接触したことでその力が結合し、過去、現在、未来を見て、それを絵として描く能力を会得したパラユーティリタリアンと呼ばれる超能力者の1人となった。
<来歴>
本編以前
画家ではあるがスランプに陥り鬱病を患っていた。
2010年9月以前にワシントン州ブライトフォールズ近くの心療内科「コールドロンレイクロッジ」に入院し始め回復していく。
2010年9月以前にワシントン州ブライトフォールズ近くの心療内科「コールドロンレイクロッジ」に入院し始め回復していく。
院長のエミル・ハートマンは表面上は彼の絵を褒め讃えていたが、ボイスメモでは「自分が見たビジョンをスケッチしているだけに過ぎず芸術とは呼べない」と酷評していた。
闇の世界のスレッショルドであるコールドロンレイクに宿る「創作を現実に変える力」を研究していたハートマンにとって、「アート」と呼べないものは例え超常的な能力だろうと評価に値しないものであった。
闇の世界のスレッショルドであるコールドロンレイクに宿る「創作を現実に変える力」を研究していたハートマンにとって、「アート」と呼べないものは例え超常的な能力だろうと評価に値しないものであった。
『Alan Wake』
2010年9月13日、ハートマンの部下により拉致されてきたアラン・ウェイクと接触し、自分がハートマンのお気に入りであることを自慢気に話していた。(実際の評価は上記の通り)
直後に闇の存在により襲撃され、そのままフェードアウトした。
直後に闇の存在により襲撃され、そのままフェードアウトした。
『psycho thriller』
2010年9月14日、闇の存在の襲撃を生き延びたレーンは「ハートマンのものと同じセーターを着た人物がナイフで刺される」という絵画を描く。
その後、ハートマンの部下であるベン・モットにより再びコールドロンレイクロッジが脅威に晒される。
モットは闇に支配されており、ナイフを手にハートマンに殺意を向けていた。
モットは闇に支配されており、ナイフを手にハートマンに殺意を向けていた。
ハートマンは自分が刺される様子が描かれた絵画を見て絶望するが、「絵画には複数の解釈が存在する」という点を利用し自分のセーターをレーンに着せることで運命から逃れようと足掻く。
その結果、レーンはモットによりハートマンと誤認されナイフで刺され重傷を負う。
その結果、レーンはモットによりハートマンと誤認されナイフで刺され重傷を負う。
なお、闇に支配されたモットは保安官代理のマリガンとソーントンにより始末された。
2010年~2023年
シアトルで二ヶ月間の治療を受けて回復し、ワシントン州ウォータリーに移住する。
2020年にFBC職員ジュール・フランソワ・マーモントの口車に乗せられて研究施設「レイクハウス」の被験者として自ら志願してしまう。
レイクハウスではジュールの「プロジェクト・ラムナス」と呼ばれる計画の中心となる被験者Pとして扱われる。
長時間狭い部屋に監禁され、休みも与えられず、短すぎる締め切りの中で大量の絵を描かされ、拒否すると拷問され、疲労が溜まると投薬により無理矢理覚醒させられるという地獄が三年間続いた。
『AWE』
2019年10月29日、FBC本部オールデスト・ハウスの封鎖されていた捜査セクターにて、局長ジェシー・フェイデンはFBCにより押収されたハートマンのボイスメモを発見する。
ボイスメモの中で、ハートマンはレーンについて言及していた。
なお、翻訳のブレにより「ルドルフ・レイン」と表記される。
ボイスメモの中で、ハートマンはレーンについて言及していた。
なお、翻訳のブレにより「ルドルフ・レイン」と表記される。
『レイクハウス』
2023年9月14日、遂に限界を迎えたレーンはマーモント夫妻に対する怒りや恨みを乗せて自らの血で独房の壁に自画像を描き、失血死した。
<生きた絵画>
血で描かれた人間魚拓のような見た目の絵だが、レーンの声で人語を発し、「描かれし者」と呼ばれる生物を自らの兵隊として生み出す力を持つ。
ジュールにより闇の世界のスレッショルドの基点として利用されるが、流入してきた闇の世界によりレイクハウス内で変貌世界事象が引き起こされた。
▶描かれし者
レイクハウス内のあちこちに描かれた人型のシルエットから出現する人型の怪物。
手足は細く、身体は複数の色の絵の具で構成されているように見えるが、既存の銃火器は一切効かない。
また、壁に描かれたシルエットから別のシルエットにワープできる。
手足は細く、身体は複数の色の絵の具で構成されているように見えるが、既存の銃火器は一切効かない。
また、壁に描かれたシルエットから別のシルエットにワープできる。
生きた絵画と成り果てたレーンがマーモント夫妻を殺すために出現させていると思われるが、人間に見境無く襲いかかる。
あらゆる超常現象を無効化する物質「ブラックロック」を射出するブラックロックランチャーでしか倒せない。
あらゆる超常現象を無効化する物質「ブラックロック」を射出するブラックロックランチャーでしか倒せない。
最終的にマーモント夫妻はFBCのキラン・エステベス捜査官により倒され、スレッショルドは閉じられた。
「生きた絵画」がどうなったかは不明瞭だが、収容されたと思われる。
「生きた絵画」がどうなったかは不明瞭だが、収容されたと思われる。
<余談>
- レーンの末路は、ゲームのアーティストを皮肉ったものである。
多少誇張はされているが短すぎる期間の間に大量の「質より量」の仕事を任され、結果として問題の多い標準以下のゲームが量産されるゲーム業界の現状は洒落にならない。レーンの死因が過労死なのも考えさせられる。 - レーンはコールドロンレイク・ロッジ関係者の4人目の犠牲者である。