キラン・エステベスは、ゲーム会社レメディー・エンターテインメントの作品間で共有される世界観「RCU(レメディー・コネクテッド・ユニバース)」の登場キャラクター。
- 演者:ジャニナ・カヴァンカー
- 登場作品
- 『AWE』(『Control』DLC)
- 『Alan Wake Ⅱ』
- DLC『レイクハウス』
概要
『レイクハウス』の主人公。
黒髪の女性。肌の色は白人と大差無く、名はインド系で姓はスペイン、ポルトガル系の名前(*1)。
黒髪の女性。肌の色は白人と大差無く、名はインド系で姓はスペイン、ポルトガル系の名前(*1)。
アメリカ政府の機密機関「FBC(連邦操作局)」の捜査部門に所属する現場エージェント。
生真面目だが融通が効き、常に冷静であまり動じない。
稀に取り乱した際は「六回の深呼吸」で心を落ち着かせる。
稀に取り乱した際は「六回の深呼吸」で心を落ち着かせる。
『Alan Wake Ⅱ』までのレメディー・エンターテインメントの作品で唯一の同性愛者のキャラクターであり、同性の妻と結婚した既婚者だが、残念なことに危険な仕事を続けるキランと彼女の妻の仲は悪化し、離婚している。
能力
六回の深呼吸
どれだけ動揺したり緊張しても「六回の深呼吸」で平静を取り戻せる。
歌で現実を変えるパラユーティリタリアン(超能力者)の「ポー」の新曲『六回の深呼吸』による影響であることが露骨に示唆されている。
歌で現実を変えるパラユーティリタリアン(超能力者)の「ポー」の新曲『六回の深呼吸』による影響であることが露骨に示唆されている。
光の存在の加護
懐中電灯を強く握るとバッテリーを消費する代わりに光を強めることができ、強い光に包まれた「安全地帯」の中では傷が僅かに癒え、闇に支配された者たちに発見されなくなる。
来歴
2010年9月までにFBCに入局し、捜査部門に配属され、ワシントン州コールドロンレイクに出現した余剰次元「闇の世界」のスレッショルドを監視する捜査チームのリーダとなった。
また、どこかのタイミングで妻と離婚した。
また、どこかのタイミングで妻と離婚した。
2010年ブライトフォールズAWE
2010年9月1日~15日までに起こった変貌世界事象が収束した後、コールドロンレイク近くの森に設置した監視ステーションが再び変貌世界事象が起きた事を知らせる警報を発した。
派遣されたエステベスは、コールドロンレイク・ロッジにて「闇の存在」に支配されたエミル・ハートマンを発見し、研究部門チームと協力して捕獲してオールデスト・ハウスへ移送した。
2015年にコールドロンレイク近くに研究部門の施設「レイクハウス」が設立され、共同研究リーダーにマーモント博士とマーモント博士が任命された。
エステベスは「レイクハウス」に協力を要請するも、一つも資料を見せて貰えないなど捜査部門と研究部門の関係は劣悪であった。
エステベスは「レイクハウス」に協力を要請するも、一つも資料を見せて貰えないなど捜査部門と研究部門の関係は劣悪であった。
また、地元の自警団「樹木の教団」により度々監視ステーションが破壊されるアクシデントも起きていた(アライグマの仕業に見せるよう偽装されており、FBC職員すら欺くほど偽装工作は優れていた)。
『Control』
2019年10月29日、ニューヨーク州ニューヨークシティにあるFBC本部「オールデスト・ハウス」でアラン・ウェイクの原稿に操られた局長ザカライア・トレンチにより異世界のスレッショルドが開かれ、そこから驚異的な伝播力を持つ超常現象生命体/余剰次元生命体であるヒスが出現し、内部が侵略される事件が発生。
オールデスト・ハウスはロックダウンされた。
オールデスト・ハウスはロックダウンされた。
エステベスはブライトフォールズに滞在していたため無事だったが、この事件により本部からの支援を受けられなくなり、リソースは減る一方となってしまった。
『AWE』
FBC職員であるフレデリック・ラングストンが数年後の未来から届いた監視ステーションの警報を受信し、現場エージェントのエステベスから情報提供を受けた。
『レイクハウス』
2023年9月14日、監視ステーションが変貌世界事象発生を告げる警報を発したことを受け、音信不通となっていた「レイクハウス」から情報提供を受けるために直接訪れるが、そこに生存者は被験者として囚われていたエド・ブッカーのみで、「生きた絵画」と成り果てたルドルフ・レーンが怪物「描かれし者」を無尽蔵に生み出し続け、「支配された者」が跋扈し、闇に支配されたマーモント夫妻が未だにレイクハウスの「ボス」として研究を守り続ける魔境となっていた。
また、全ての平行世界の交差点である「オーシャンビュー・モーテル」を介してP6と遭遇し、新たな脅威を警告された。
やがてエステベスはサブレベル5に到達し、2人のマーモント博士と対峙し、これを倒した。
「生きた絵画」に出現した闇の世界のスレッショルドを閉じ、事態を収束させた。
「生きた絵画」に出現した闇の世界のスレッショルドを閉じ、事態を収束させた。
『Alan Wake Ⅱ』
2023年9月14日、ブライトフォールズ近くの森でFBI捜査官のサーガ・アンダーソン及びアレックス・ケイシーに保護されていたアラン・ウェイクと、「樹木の教団」のリーダーであるイルモ&ヤッコ・コスケラ兄弟を拘束し、臨時の拠点である保安官事務所の留置所に閉じ込めた。
また、ウェイクの邪悪なドッペルゲンガーであるミスター・スクラッチに襲われ負傷したケイシーを保護した。
また、ウェイクの邪悪なドッペルゲンガーであるミスター・スクラッチに襲われ負傷したケイシーを保護した。
しかし、スクラッチが送り込んだ闇の軍勢によりエステベス以外の全てのFBC職員と保安官代理が殺されてしまい、自身も足を負傷して戦えないどころかまともに歩けない状態になってしまう。
保安官事務所へやってきたサーガによって助けられ、スクラッチの正体が独房内のウェイクだと発覚する。
サーガによってスクラッチは撃退されたが、ヤッコが犠牲となった。
サーガによってスクラッチは撃退されたが、ヤッコが犠牲となった。
サーガは本物のウェイクはまだ闇の世界にいると考え、創作を現実にするパワーオブジェクト「クリッカー」とオールドゴッズオブアースガルズの歌の力でウェイクを召喚し、彼に物語を書かせて変貌世界事象を収束させようと提案する。
エステベスはケイシーと共にこれを受け入れ、ヘリでコールドロンレイクの岸辺に行き、そこでサーガ及びアンダーソン兄弟と合流した。
サオールドゴッズオブアースガルズの新曲『ダーク オーシャン サモニング』のプライベートライブが開かれ、同時にあらゆる超常現象が観測された。
「支配された者」の群れが現れるが、ケイシーと共に高出力ライトでサーガを援護し、共に「召喚の儀式」をサポートした。
儀式は成功するが、スクラッチの正体はウェイクのドッペルゲンガーではなく闇の存在を宿したウェイクと判明。
闇の世界と現実世界の時制は異なるため、今行った儀式によりウェイクは闇の存在を宿した状態で前日に召喚されたのであった。
闇の世界と現実世界の時制は異なるため、今行った儀式によりウェイクは闇の存在を宿した状態で前日に召喚されたのであった。
高出力ライトでケイシーと共にサーガを助け、スクラッチを追い詰めるが、闇の存在はウェイクから抜け出てケイシーに取り付き、新たなスクラッチとなったケイシーはサーガから「クリッカー」を奪い、彼女を闇の世界に沈めた。
9月15日、アンダーソン兄弟はサーガを助けるため闇の世界へ入って行った。
エステベスは闇の存在の支配を脱して正気に戻ったウェイクと会話し、短時間ながらも意気投合して武器を提供し、彼に全てを託して見送った。
エステベスは闇の存在の支配を脱して正気に戻ったウェイクと会話し、短時間ながらも意気投合して武器を提供し、彼に全てを託して見送った。
余談
- 実は『Alan Wake Ⅱ』の「イニシエーション(アラン編)」にもエステベスは登場している。闇の世界で「FBI捜査官の通信指令係」を演じさせられており、地下鉄に落ちている無線機から発せられる女性の声はエステベスのものである(字幕のIDで判明)。