サラ・ブレーカーは、レメディー・エンターテイメントの作品間で共有される世界観「RCU(レメディー・コネクテッド・ユニバース)」に登場するキャラクター。
- 演者
- ジェシカ・アレクサンダー
- 登場作品
- 『Alan Wake』
- 『アラン ウェイク ファイル』
- 『Night Springs(コミック)』
- 『Control(レメディー社作品)』(言及のみ)
- 『Alan Wake Ⅱ』(言及のみ)
概要
ワシントン州ブライトフォールズ出身の白人女性。ダークブラウンの髪。1982年生まれ。
ブライトフォールズ変貌世界事象が起きた2010年当時にブライトフォールズの保安官だった女性。
2012年~2023年までの間にFBI(連邦捜査局)に入局し、従兄弟のティム・ブレーカーが後任の保安官となった。
2012年~2023年までの間にFBI(連邦捜査局)に入局し、従兄弟のティム・ブレーカーが後任の保安官となった。
保安官の任期中は超常現象に対抗する地元の自警団「トーチベアラー」に所属しており、招集の合言葉は「ナイトスプリングス」であった。
また、ヘリコプターの操縦技術を持っている。
アラン・ウェイクのファンでもあり彼の本を全て読んでいるが、「比喩表現がくどい」のが欠点と評していた(アランの『アレックス・ケイシー』シリーズの元ネタである『MAX PAYNE』に対する自虐ネタでもある)。
父親が超常現象を扱う機密機関「FBC(連邦操作}局)」のエージェントであるため超常現象に対する理解があり、シンシア・ウィーバーの法を無視した振る舞いも黙認し、むしろ町を闇の存在から守る存在として正しく認識していた節もあった。
町の人々とは顔なじみであり、怪しい人物に対しても対話を重視する性格。
権力にも臆せず、年上の保安官代理たちからも反感を買わないことから、非常に有能な人物と思われる。
如何なる場面でも冷静を保ち取り乱さないプロフェッショナルで、闇に支配された者たちとも落ち着いて渡り合っていた。
権力にも臆せず、年上の保安官代理たちからも反感を買わないことから、非常に有能な人物と思われる。
如何なる場面でも冷静を保ち取り乱さないプロフェッショナルで、闇に支配された者たちとも落ち着いて渡り合っていた。
作中ではポンプアクションショットガンと懐中電灯を武器として扱うが、ライトの光を強める能力は持っていない。
来歴
本編以前
1982年にブライトフォールズで誕生し、やがて町の保安官となった。
また、父フランク経由で超常現象についての知識を得て町の秘密結社「トーチベアラー」のメンバーとなった。
Alan Wake
2010年9月8日、ブライトフォールズで変貌世界事象が発生。
町の近くにあるカルデラ湖コールドロンレイクをスレッショルドとする余剰次元「闇の世界」には「創作を現実に変える力」があり、アランが闇の世界で執筆した小説『ディパーチャー』によりブライトフォールズの住人達は『ディパーチャー』の登場人物を「演じ」させられることになった。
町の近くにあるカルデラ湖コールドロンレイクをスレッショルドとする余剰次元「闇の世界」には「創作を現実に変える力」があり、アランが闇の世界で執筆した小説『ディパーチャー』によりブライトフォールズの住人達は『ディパーチャー』の登場人物を「演じ」させられることになった。
同日の夜、アランの通報を受けてカール・スタッキーのガソリンスタンドへ駆け付け、アランを保護する。
9月10日、ブライトフォールズにやって来た「FBI捜査官」を名乗る元FBI捜査官の無職でアル中で妄想症のおっさんであるロバート・ナイチンゲールを怪しみながらも、彼の「連邦捜査」にしぶしぶ従う。
9月11日、ナイチンゲールがアランを追跡する際に動員された自身の大勢の部下達が『ディパーチャー』の中で「闇の存在」を演じるバーバラ・ジャガーにより殲滅され、暴走するナイチンゲールに対して怒りを露わにした。
更にナイチンゲールはラジオ局を訪れたアランに対し民間人がその場にいるのも構わず発砲したため、サラはナイチンゲールを完全に敵視するようになった。
更にナイチンゲールはラジオ局を訪れたアランに対し民間人がその場にいるのも構わず発砲したため、サラはナイチンゲールを完全に敵視するようになった。
9月14日、ナイチンゲールにより拘束、連行されてきたアランと彼の著作権代理人バリー・ウィーラーを留置所に入れるが、ナイチンゲールが頑なに「正式な捜査である証拠」を提示しないため、アランを信じることに決め、彼を釈放する。
それに納得の行かないナイチンゲールはその場でアランを射殺しようとするも、この場面が拾った原稿の通りなことを思いだし、恐怖しながら闇の存在に取り込まれた。
その光景を見たサラは闇の存在について超速理解し、物語の中で「レディーオブライト」の役を演じるシンシアの元へ行かなければならないと訴えるアランの頼みを承諾した。
バリーを保安官事務所に待機させて「トーチベアラー」のメンバーに招集をかけるよう頼み、アランと共にヘリコプターがある場所へ向かう。
道中で後を追ってきたバリーとも合流し、3人で「支配された者」と戦いながらヘリにたどり着き、闇の存在の追跡を何とか逃れるも、闇の存在が召喚した鳥の群れの妨害によりアランはヘリから落下してしまう。
その後、アランをヘリの照明で助けながら発電所へ導くが、別れた後に再び「鳥の群れ」に襲われヘリは墜落。
何とか助かるもバリー共々「支配された者」の大群に襲われるが駆けつけたアランと共に返り討ちにした。
何とか助かるもバリー共々「支配された者」の大群に襲われるが駆けつけたアランと共に返り討ちにした。
やがてダムに辿り着き、シンシアと合流し、四人で「照らされた部屋」に辿り着いた。
シンシアが守り続けていたパワーオブジェクト「クリッカー」と、「クリッカーを手にアランが闇の世界に飛び込む場面が描かれた原稿」を手に入れたアランは「コールドロンレイクへ行かなければならない」と言い、サラとバリーも同行しようとしたが拒否され、二人はシンシアと共に「照らされた部屋」に取り残され物語からフェードアウトした。
シンシアが守り続けていたパワーオブジェクト「クリッカー」と、「クリッカーを手にアランが闇の世界に飛び込む場面が描かれた原稿」を手に入れたアランは「コールドロンレイクへ行かなければならない」と言い、サラとバリーも同行しようとしたが拒否され、二人はシンシアと共に「照らされた部屋」に取り残され物語からフェードアウトした。
アラン ウェイク ファイル
ナイチンゲールの手記の中にサラが登場する。
初対面時に「敵意を剥き出し」にされたとのことだが真偽は不明。
電話をかけろという指示に素直に従ったとあるためナイチンゲールの被害妄想の可能性が高い。
初対面時に「敵意を剥き出し」にされたとのことだが真偽は不明。
電話をかけろという指示に素直に従ったとあるためナイチンゲールの被害妄想の可能性が高い。
また、本編では謎だったナイチンゲールのアランへの執着は「アランの原稿」の通りに相棒のフィンが死んだことへの復讐であり、神視点だとメチャメチャ正当性がある動機だったことも判明する。
Night Springs
9月15日、「トーチベアラー」のメンバーにしてFBCエージェントでもあるサラの父フランク・ブレーカーがバリーの「ナイトスプリングス」の合言葉を受けてブライトフォールズへ出動。
フランクはアランが「闇の存在」を倒した直後に「照らされた部屋」にたどり着き、サラとバリー、そしてシンシアの無事が確認された。
Control
2010年ブライトフォールズ変貌世界事象の概要と追記をまとめた資料に名前が登場する。
Alan Wake Ⅱ
後任の保安官ティム・ブレーカーによりその後のサラの動向が語られる。
サラはドアについて調べ、彼が「1988年に稲妻に打たれて消息不明になった」という資料を提供した。
余談
バリーとサラは、アランの『ディパーチャー』の中で主人公補正により守られていた。
本来「支配された者」は車を腕力で吹き飛ばす怪力、無尽蔵に召喚される数の暴力、シールドにより物理ダメージを遮断する耐久力を併せ持ち、特殊部隊すらたった一体で殲滅できるほどの化け物であり、実際に作中でもサラ以外の保安官代理たちは瞬く間に殲滅されている。
にもかかわらずサラがショットガン一挺と懐中電灯だけで「支配された者」たちと渡り合えていたのは、アランの原稿により最後まで生き延びることが確定していたからである。