クロッグもしくはミスター・クロッグはフィンランドのゲーム会社レメディー・エンターテイメントの作品間で共有される世界観「RCU(レメディー・コネクテッド・ユニバース)」に登場する超自然的な存在。
なお、「クロッグ(clog)」は「詰まり」を意味する。
概要
超常現象を扱うアメリカ政府の機密機関FBC(連邦操作局)の本部「オールデスト・ハウス」に住み着く超常現象生命体。
汚泥の様な外見の半固形状の不定形生物で、身体のあちこちに黄色く光る「結節(ノード)」がある。
結節を破壊されるとその部位の形状を維持できなくなり、液化してしまう。
結節を破壊されるとその部位の形状を維持できなくなり、液化してしまう。
有毒な液体を噴射するが、これが防衛のためなのか単なる生理現象かは不明。
また、近付くだけでも人体に有害な影響を与える。
また、近付くだけでも人体に有害な影響を与える。
「オーシャンビュー・モーテルとカジノ」にも出現したことから、次元を超える力を持っていることが伺える。
オールデスト・ハウスを含むあらゆる次元の「管理人」であるアーティ(生命体A-001)曰く、「因縁の敵」で、こう見えて狡猾な知性を有しているらしい。
また、血は赤色。
作中の登場
CONTROL
しかしそれとは関係無くクロッグはNSC発電所の冷却ポンプを詰まらせ、オールデスト・ハウスが爆発する寸前という状況にFBCを追いやった。
オールデスト・ハウスが破壊されることは多数の超自然的な物体や生物が解き放たれる事態を意味しており、いわば人類の危機であった。
オールデスト・ハウスが破壊されることは多数の超自然的な物体や生物が解き放たれる事態を意味しており、いわば人類の危機であった。
ある意味、『Control』作中で人類を最も追い詰めたのはこいつである。
ミッション「局長用解除スイッチ」
新局長のジェシー・フェイデンはアーティに頼まれてNSC発電所の冷却ポンプの詰まりを解消しに向かい、そこでクロッグと対峙する。
ジェシーに対し有毒な液体を噴射して攻撃するも、結節を全て破壊され、その度に後退していき、三回撃退されると冷却ポンプから姿を消した。
ちなみに冷却に用いられる水の水源は水に満ちた並行世界のスレッショルドであるが、パイプは様々な所から伸びているため位置は不明である。
この並行世界がクロッグの出身地である可能性もある。
この並行世界がクロッグの出身地である可能性もある。
ミッション「酷い有り様ダ:詰まりを解消シロ」
その後、今度は冷却ポンプのポンプ場を詰まらせたためアーティは再びジェシーに対処を依頼する。
ジェシーはバルブを捻って排水し、残っていた結節を全て破壊して再び撃退した。
なお、この時点でクロッグは攻撃能力を失っていたため一方的な戦いとなった。
なお、この時点でクロッグは攻撃能力を失っていたため一方的な戦いとなった。
ミッション「フィンランドのタンゴ」
ジェシーはアーティのエコーを追って次元の交差点「オーシャンビュー・モーテルとカジノ」へ立ち入るが、先へ進むために必要な鍵がある222号室の入口はクロッグにより塞がれている。
隣の224号室と226号室にはラジオが置かれており、弄るとアーティの声が流れてくる。
全てのラジオからアーティの声を流すと、クロッグは溶けて消える。
全てのラジオからアーティの声を流すと、クロッグは溶けて消える。
これが最後の出番である。
アーティの声には現実を変貌させるエネルギー「共鳴」が含まれているのかもしれない。
余談
『Alan Wake Ⅱ』の内部データには、アーティを操作してクロッグをモップで撃退するレトロゲーム風のミニゲームがあった。
製品版では削除されたが、DLC『ナイトスプリングス』でシステムが流用される形で復活した。
製品版では削除されたが、DLC『ナイトスプリングス』でシステムが流用される形で復活した。