***男子組 翠川和輝:一人暮らしの大学生。家はいろいろ大変らしいが、一人暮らしで私学に通っているあたりよくわからない。 拾ってきた犬を飼っている。管理人が率先して餌をやっているので特に問題はないようだ。 部屋は角部屋で、家電も新品を入れているためか、よく他の住人が部屋にだべりにくる。 お金を出す人。 「みんな、何の話してるの?」 清武義人:いつもアパートをきれいにしてくれる人。本業は普通のサラリーマン。和輝の飼い犬にぶつぶつ言っているが、よく風呂に入れたりブラッシングしてあげていたりする。 困った時は助けてくれるいい人。頼りになるかどうかは別の話。 「燃えるゴミは火曜と金曜ですよ! 週二回もあるのにどうして溜めるんですか!」 駒城未明:大学二年生。姉夫婦と同居するのが嫌で一人暮らしを始めたが、そんなに家と遠いわけじゃないので、たまに子供を預けて行かれたりする。 よく和輝の部屋でだべっている一人。食事係。 ボーイズトークについていけずに切れることもあるが、なんだかんだ仲間意識はあるらしい。 「いい加減にしないと包丁投げますよ」 八十島七生:なぜか管理人。投資目的でアパートの建物を買ったはいいが、なんだかんだで価値が暴落したので仕方なく普通に貸しアパートをやっている。あんまりちゃんと管理していない。たまに相場で儲けると住人に焼き肉とか奢ってくれる。 「カベ破った? いいじゃん、部屋広くなるぜー」 向将馬:中卒16歳。風俗店で下働きをしていたが、一番人気の姫に惚れて一緒に逃げようとしたため命の危険に陥る。ちょうど店に摘発が入ったため、なんとか逃げ切れたが、彼女とは連絡が取れない。でも未練はないらしい。 よく和輝の部屋でだべっている一人。みんなに勉強を教えてもらっていたりする。代わりにろくでもないことを教えてくれる。 三太と話を弾ませて未明に怒られたりする。 「女なんて追うもんでもねえよ」 エルマー・オールドリーフ:大学二年生。イギリスからの留学生で日1英3のクォーター。専攻が日本文学なのもあるが、姉と引き離す必要ができたとかが日本に来た主な理由。 日本語は普通に喋れる。話し方はゆっくり。 バイオリンが弾けるが、アパートでは弾かないようにしている。 よく和輝の部屋でだべっている一人。和輝の飼い犬や将馬に枕にされる。 「…………重い」 荒木三太:大学二年生。講義にはほとんど出ないが、サークル活動は熱心。バンドのボーカル/ギター。 エルマーをバンドに誘っているが、どう見ても音楽性が合わない。 実家は旧家らしいが、あまり寄りつきたくないらしい。でも仕送りはしてもらっている。 よく和輝の部屋でだべっている一人。猥談を始めては未明に怒られる。 「将馬くんはナイトだな~」 都川尚志:大学一年生(一浪している)。単位を落とさない程度には講義に出ている。 一応プロの役者の端くれ。小劇団に所属している。 公演の度に兄が初日から千秋楽までほぼ欠かさず舞台を見に来る上に毎回同じところで泣くので、ちょっとうんざりしている。 よく和輝の部屋でだべっている一人。将馬と三太の会話に混ざって、下らない話を深い話に持っていったりするスキルの持ち主。かと思えば普通に下らない話もする。 「日々を普通に生きることが芸に繋がるのさ」 ***女子組 黒江彩:大学六年生。たいていいつも飲んでいる。 七生のアパートの隣のマンションの住民。 よく御名が部屋に来て掃除をしていったり煮物と聖書を置いていったりしてくれる。 「あーもーめんどくさい、勝手にやってー」 長久手真璃:高校二年生。コスプレイヤー。裁縫の腕は壊滅的で、双子の弟が作ってくれる服を主に着ている。小道具も大抵は借り物。 やたらと写真移りがよく、レタッチいらず。ネットアイドル的な人気を誇っているらしい。 猫を飼っている。 「まじかる☆しゅーと!」 真白夕未:旧姓駒城。大学二年生(高校時代に一留している)。一児の母。 実家で二世帯同居。 両親もまだ定年前のため、弟に息子を預けて夫婦でデートに行ったりすることもある。 「では宜しく。お金は出すからちゃんとしたもの作りなさい?」 二之江御名:女子校の非常勤講師。敬虔なクリスチャン。彩の幼馴染で、やたら世話を焼いている。 聖地巡礼(本来の意味で)に行った時、たまたま世界旅行中だった七生と知り合った。 七生のアパートの住民にもやっぱり煮物と聖書を差し入れてくれる。 「神の子は言われた、隣人を愛せよと」 船渡唯:高校一年生。学校は制服だが、女子制服がとても似合わない。 薙刀部所属。 男女問わず友達が多い。一方、恋愛には興味がない。 「やっぱり購買より学食だよなー」 小手毬有花:町工場で働く機械工。年齢不詳。彩と同じマンションの住民。 やたらと多趣味で、色々なことに手を出している。 真璃とはレイヤー仲間。衣装はちゃんと自分で縫う。 「やりたいことがいっぱいあって困るのだー」 新屋透子:中学二年生。御名の教え子。 ミッションスクールですっかりキリスト教に染まった素直な子。 刺繍や織物など、洋裁が趣味。真璃や有花と知り合ってはいけないと思う。 「はい、先生!」 ***ロイス的なもの 和輝→未明:■友情/憐憫 「苦労するよね」 →将馬:■庇護/憐憫 「苦労してるよね」 →エルマー:■連帯感/恐怖 →三太:■好奇心/食傷 「面白い人なんだけど……」 →彩:好奇心/■隔意 →御名:■誠意/不安 義人→七生:信頼/■猜疑心 「それでいいんですか!?」 →御名:■誠意/不信感 「いつもありがとうございます。あ、聖書は間に合ってますから!」 未明→和輝:■友情/隔意 「いい人なんですけどね」 →義人:■連帯感/食傷 「助かるんですけどね」 →七生:誠意/■不信感 「大丈夫なんでしょうか。人生とか」 →将馬:同情/■隔意 「やっぱり、世界が違うっていうか」 →エルマー:■友情/不安 →三太:友情/■嫌悪 「馬鹿話は人のいないところでして下さい」 →尚志:■尊敬/嫉妬 「色々すごいですよね……」 →夕未:慕情/■隔意 七生→御名:■好奇心/隔意 将馬→和輝:■信頼/不安 「あざーっす」 →未明:■同情/食傷 →エルマー:■幸福感/厭気 「たまに邪魔」 →三太:■友情/不信感 →尚志:■信頼/無関心 →御名:■好意/不快感 「美人だけどなあ」 エルマー→和輝:■親近感/悔悟 「……道を違えないで欲しい」 →未明:■同情/厭気 →七生:■誠意/不信感 「……悪い人ではないと思うのだが」 →将馬:■慈愛/不信感 →三太:■好奇心/隔意 →御名:幸福感/■隔意 「……すまない、家はプロテスタントで」 三太→和輝:■友情/嫉妬 「いいなー」 →未明:■親近感/食傷 「ごめんごめーん」 →将馬:■感服/憐憫 「かっこいいよねー」 →エルマー:■好奇心/不安 →彩:■好意/恐怖 「きれいだなー」 →御名:■好意/恐怖 「きれいだなー」 →真璃:■好奇心/恐怖 「かわいいなー」 →有花:■好奇心/恐怖 「かわいいなー」 尚志→未明:■誠意/食傷 「損な性格してるよね」 →将馬:■庇護/脅威 「まっすぐ進んでくれるといいんだけど」 →三太:■友情/厭気 「うん、なんていうか、バカだよね!」 →彩:尽力/■不安 →御名:■連帯感/不安 彩→御名:誠意/■食傷 「うっとーしーってば」 真璃→和輝:■憧憬/不安 「かっこいー!」 →尚志:■尊敬/脅威 「かっこいー!」 →唯:■憧憬/隔意 「かっこいー!」 →有花:■連帯感/脅威 「私がピンクで、ありかさんもピンク!」 夕未→未明:■幸福感/無関心 →七生:■信頼/不信感 「弟を宜しく」 御名→七生:■誠意/不安 →彩:■純愛/不安 「ちゃんと野菜を……」 →透子:■庇護/不安 唯→真璃:■好奇心/隔意 「オタクっていうの?」 有花→真璃:■友情/嫉妬 「写真のレタッチもそれはそれで楽しいよ~」 透子→御名:■信頼/恐怖