私達が食堂にむかうとエドガーさんを中心に集まって何かを話していた。
私達が中に入ると全員の視線がこちらに向き、ネウロはそのタイミングを待ちかまえていたように言った。
「やられやくさんがお亡くなりになられました」
皆ネウロの言葉に動揺する
「なっなんですって」
「おいおいマジかよ」
「亡くなったってどういう事ですか」
「ハア…ハア…」
「冗談はよしたまえ いなくなったの間違いだろう?」
思い思いの反応をする皆を無視してネウロは言った
「いいえ間違いではありません 今から僕たちが何があったのか説明致します。先生お願いしますね」
「えっ私がやるの!?」
いきなりのことに私は驚いてネウロの顔を見た。アイツはあの目でニヤニヤしながら声だけは助手のもので言う。
「何か問題でも?」
(大ありだよ)
激しく突っ込みたかったけど、しぶしぶ前に出て導き出した推理を披露した
「やられやくさんが殺された部屋は入り口と窓に内側から鍵がかかっていました。つまり密室だったんです」
「殺されたって…密室なら自殺じゃないの?」
私はジェニファーさんの方に向き直るときっぱりと言った
「いいえこれは間違いなく殺人です。やられやくさんはアイマスクを身につけて出入口付近に倒れていました。自殺ならそんなことはしない。
何故なら間もなく部屋に来る人狼に発見されて、助けを呼ばれれば自殺が失敗するから。仮に自殺だったとしても人狼が倒れている人を放置するのは不自然です。」
「つまり探偵さんはこう言いたいわけね…犯人は人狼だと」
「そうです」
場は再びざわめき出した。
「せっかく死因を伏せたのにバラすとは…貴様はカニ味噌か」
「美味しそうな例えなのがムカつく」
すがるような目でくららが聞いた
「この中に犯人が要るのね…誰なの?」
出来るなら答えてあげたかった…けど私には分からない。
ネウロなら答えられるかもしれないと思い視線を送ってみるがアイツは明後日の方向を向いている。
(まさか…私に犯人まで当てろって言うの!?)
しばしの沈黙の後食堂に私の声が響いた。
「犯人は…お前だ!」
皆一斉に私に注目したが…私は叫んだ覚えがない
「犯人はまだわかりません…って今の私じゃない!」
私が慌てて否定すると、もう一度流れた声の方にみんなの視線が向いた
「ワリィいなちょっとしたジョークだ」
視線の先には録音機を手にしたエドガーがイタズラっぽく笑っていた
「変なおっさんは置いとくとして…犯人が分からないなら…これからどうするんだ?」
(あきらちゃん…そこはツッコミ入れてあげようよ)
「それなら…先生に考えがあります 説明は僕が」
(アンタには、もはやなにも言うまい)
ネウロの策というのは二人組を作るという簡単な物だった。みんなはこんなことで防げるのかやっぱり疑ってるみたい
「なあ探偵…本当にこんなんで大丈夫なのか?」
あきらちゃんが話しかけてきた。お姉さんと組むみたいだけど、私は何て言えば良いんだろ?
「今出来ることは少ないけど、警察が来てくれるまでの辛抱だから…それまで我慢して」
私が精一杯考えた言葉をかけると、彼女は納得行かないような顔をした。けど、それ以上質問しては来なかった。彼女と入れ違いにジェニファーさんが来る。
「探偵さんちょっといいかしら?」
近くで見るとさすがに女優だけあってスタイルいいなあ…出るところは出て引っ込む所は引っ込むメリハリの効いた身体…羨ましいなあ…と思っていたら凝視してしまっていたらしい。
「どうしたの?そんなにジロジロ見て」
「いえいえなんでもないです!ところで私に何の用ですか?」
焦って首を振る私に、彼女はニッコリと笑いかけて言った。
「私と組まない?女同士の方がお互い気を使わなくて良さそうだし」
例の桃の扇で口元を隠しながら言う姿はとても優雅で、住んでいる世界が違うことをひしひしと感じる。
「私でよければ…モガッ」
私の返事は、黒い手袋にさえぎられて消えた。
「先生は僕と組むので残念ですが他を当たって欲しいと言ってます」
「んっふぇなんー!」(言ってないー!)
「そうなの?じゃあ仕方ないわね」
彼女は残念そうだったけど、ネウロが私を放すわけもなく、彼女は余った男性陣に声をかけはじめた。
私達が中に入ると全員の視線がこちらに向き、ネウロはそのタイミングを待ちかまえていたように言った。
「やられやくさんがお亡くなりになられました」
皆ネウロの言葉に動揺する
「なっなんですって」
「おいおいマジかよ」
「亡くなったってどういう事ですか」
「ハア…ハア…」
「冗談はよしたまえ いなくなったの間違いだろう?」
思い思いの反応をする皆を無視してネウロは言った
「いいえ間違いではありません 今から僕たちが何があったのか説明致します。先生お願いしますね」
「えっ私がやるの!?」
いきなりのことに私は驚いてネウロの顔を見た。アイツはあの目でニヤニヤしながら声だけは助手のもので言う。
「何か問題でも?」
(大ありだよ)
激しく突っ込みたかったけど、しぶしぶ前に出て導き出した推理を披露した
「やられやくさんが殺された部屋は入り口と窓に内側から鍵がかかっていました。つまり密室だったんです」
「殺されたって…密室なら自殺じゃないの?」
私はジェニファーさんの方に向き直るときっぱりと言った
「いいえこれは間違いなく殺人です。やられやくさんはアイマスクを身につけて出入口付近に倒れていました。自殺ならそんなことはしない。
何故なら間もなく部屋に来る人狼に発見されて、助けを呼ばれれば自殺が失敗するから。仮に自殺だったとしても人狼が倒れている人を放置するのは不自然です。」
「つまり探偵さんはこう言いたいわけね…犯人は人狼だと」
「そうです」
場は再びざわめき出した。
「せっかく死因を伏せたのにバラすとは…貴様はカニ味噌か」
「美味しそうな例えなのがムカつく」
すがるような目でくららが聞いた
「この中に犯人が要るのね…誰なの?」
出来るなら答えてあげたかった…けど私には分からない。
ネウロなら答えられるかもしれないと思い視線を送ってみるがアイツは明後日の方向を向いている。
(まさか…私に犯人まで当てろって言うの!?)
しばしの沈黙の後食堂に私の声が響いた。
「犯人は…お前だ!」
皆一斉に私に注目したが…私は叫んだ覚えがない
「犯人はまだわかりません…って今の私じゃない!」
私が慌てて否定すると、もう一度流れた声の方にみんなの視線が向いた
「ワリィいなちょっとしたジョークだ」
視線の先には録音機を手にしたエドガーがイタズラっぽく笑っていた
「変なおっさんは置いとくとして…犯人が分からないなら…これからどうするんだ?」
(あきらちゃん…そこはツッコミ入れてあげようよ)
「それなら…先生に考えがあります 説明は僕が」
(アンタには、もはやなにも言うまい)
ネウロの策というのは二人組を作るという簡単な物だった。みんなはこんなことで防げるのかやっぱり疑ってるみたい
「なあ探偵…本当にこんなんで大丈夫なのか?」
あきらちゃんが話しかけてきた。お姉さんと組むみたいだけど、私は何て言えば良いんだろ?
「今出来ることは少ないけど、警察が来てくれるまでの辛抱だから…それまで我慢して」
私が精一杯考えた言葉をかけると、彼女は納得行かないような顔をした。けど、それ以上質問しては来なかった。彼女と入れ違いにジェニファーさんが来る。
「探偵さんちょっといいかしら?」
近くで見るとさすがに女優だけあってスタイルいいなあ…出るところは出て引っ込む所は引っ込むメリハリの効いた身体…羨ましいなあ…と思っていたら凝視してしまっていたらしい。
「どうしたの?そんなにジロジロ見て」
「いえいえなんでもないです!ところで私に何の用ですか?」
焦って首を振る私に、彼女はニッコリと笑いかけて言った。
「私と組まない?女同士の方がお互い気を使わなくて良さそうだし」
例の桃の扇で口元を隠しながら言う姿はとても優雅で、住んでいる世界が違うことをひしひしと感じる。
「私でよければ…モガッ」
私の返事は、黒い手袋にさえぎられて消えた。
「先生は僕と組むので残念ですが他を当たって欲しいと言ってます」
「んっふぇなんー!」(言ってないー!)
「そうなの?じゃあ仕方ないわね」
彼女は残念そうだったけど、ネウロが私を放すわけもなく、彼女は余った男性陣に声をかけはじめた。
その横のネウロは食堂の入り口を見、誰にも聞こえない声で一人つぶやく
「遅い…じいはなぜ戻って来んのだ?」
「遅い…じいはなぜ戻って来んのだ?」