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スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ

登録日:2026/08/07 Fri 11:14:19
更新日:2026/10/09 Fri 02:28:59NEW!
所要時間:約 15 分で読めます


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世界が僕を忘れても




 SPIDER-MAN 


 BRAND NEW DAY 



『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ(SPIDER-MAN:Brand New Day)』とは、2026年に公開された米映画。
2026年7月31日に日米同時公開された。
MARVEL社のコミックヒーロー「スパイダーマン」の実写映画化作品の第9弾。
マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の映画通算37作目で、フェーズ6の映画の第2作目であり、スパイダーマン作品としては第4作目である。
監督は前作までのジョン・ワッツに代わり、『シャン・チー/テン・リングスの伝説』を監督し、アベンジャーズの5作目として制作が予定されていた『カーン・ダイナスティ』からの降板を経て『ワンダーマン』の原案・製作総指揮を担当したデスティン・ダニエル・クレットンが担当。

エンドクレジットで流れる主題歌はこれまでと打って変わって少し落ち着いた曲調のSteve Lacyによる「oh yeah?」である。こういったところからも監督のバトンタッチにより、作風が前3作の「少年期」のポップなものから変わった事がうかがえる。
一方、『アメイジング・スパイダーマン』以降の近年のスパイダーマン映画で恒例となった日本語吹き替え版エンディングテーマは、本作の為に書き下ろされたMrs. GREEN APPLEの「Brand New」。


概要

本作は前作『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』から4年後を舞台とした正統な続編であり、ピーター・パーカーのその後を描いている。
前作でマルチバースを駆使し、別世界のピーター・パーカーを召喚して繰り広げられたとてつもないスケールの物語から離れ、「親愛なる隣人」らしくあくまでニューヨーク周辺のピーターの身近な世界を舞台にした「小さいポテト(劇中の某登場人物の台詞より)」のストリートレベルの事件が主軸となり、
フェーズ4以降のMCUでは話の根幹にマルチバースが関わっている作品や本編とは違う別のバースが舞台の作品が多かった事もあって、「マルチバースに疲れた」ファンにとってはちょうどいい作品となった。
しかし、MCUからはゲストキャラも多数参加しており、ファンにとっては大きなサプライズも隠れている。特にドラマシリーズからフランク・キャッスル/パニッシャーの参戦はファンを大いに沸かせ、メインキャラ級の活躍を見せた。
また、とあるMARVELの人気キャラクターも登場してアメコミファンを驚愕させており、「あのチーム」が如何にしてMCUに本格参戦するのか、注目を集める要因となっている。

本作の肝となるのは、前作において世界を救うために世界中の人間から自分の記憶を消し、その過程でメイおばさんを失い正真正銘孤独となったピーター・パーカーの人生についてである。
苦しみを分かち合う友も恋人も家族もいない中で、更なる試練として自分の肉体の変化が生じ、苦悩する彼は如何にして「孤独」と向き合うのか。彼のヒーローとしての生き様が試される。

前3作とは大きく趣が変わった本作は、スパイダーマンシリーズのファンを中心に多くの好評を得ており、「原点回帰」との呼び声も高い。
実際、『ホーム』3部作ではビル街を飛び回るシーンが少なめであったが、今作ではマンハッタンを舞台にそのようなシーンが多数用意されている。

全米での初週の興行収入は驚異の3億6,000万ドルを記録し、『アベンジャーズ/エンドゲーム』の初週の記録、3億5,710万ドルを上回る新記録を達成。全米含め世界での公開初週末の興行収入は9億3200万ドルで、『エンドゲーム』に次ぐ史上2位の記録に。最終的に全米では『エンドゲーム』を上回りアメコミ映画No.1の大ヒットとなった。

そして9月中旬に『スター・ウォーズ フォースの覚醒』の興行収入9億3666万ドルを上回り全米歴代興行収入でNo.1大ヒットとなる偉業を達成した。

なお、海外では同時期にクリストファー・ノーラン監督の最新作であり、全編がIMAXフィルムカメラで撮影された『オデュッセイア』が公開され、公開から3週間は同作がIMAXで優先上映される権利を獲得していた事情もあって同フォーマットでの上映は無いとされていたが、日本や中国・韓国といった本作の公開時点で同作が公開されてない国々ではIMAX版も上映され、北米などでも8月から公開された。
ちなみにエンドロール中にはIMAXのロゴが流れなかったり、「Filmed For IMAX」作品でもないものの、IMAXシアターではアスペクト比が上下に拡大する場面もある。
一方で、本作は企画段階からSCREEN X(派生フォーマットのSCREEN X with Dolby AtmosとULTRA 4DXも含む)での上映を想定・設計し、同フォーマット専用のカメラで撮影された「Shot For SCREEN X」 の第1弾作品でもあり、これまでのSCREEN X作品と比べてより深く映画に没入できると宣伝された。
もちろん、MX4D・4DX・Dolby Atmos・Dolby Cinemaの各種プレミアムラージフォーマットでも上映された。


ストーリー

ピーター・パーカーは蜘蛛の力を得た少年で、ヒーロー「スパイダーマン」としての裏の顔を持つ。
そんな彼は、自らが開いたマルチバースの扉が切っ掛けで唯一の家族だった叔母を失い、多数のヴィランをこの世界に招き入れ、結果世界の破滅の危機を引き起こしてしまう。
それらを解決するために、ピーターは共に戦った魔術師のドクター・ストレンジに世界中の人間から自分に関する記憶を消すよう依頼。
それはガールフレンドのMJや親友のネッドも例外ではなく、世界の危機を防いだものの、事が済むと彼らとの別れを余儀なくされてしまう。
そしてピーターは2人に危険が及ばないためにも、一人孤独に「スパイダーマン」として生きる決意を固めるのだった。

それから4年後。ピーターはニューヨークで人命救助や悪党退治に精を出し、スパイダーマンとしての地位を着々と固め、人々や警察からの信頼を得つつあった。
しかし、それはあくまでスパイダーマンとしての話。「ピーター・パーカー」としての彼は、家族も友人もいない、孤独な青年としてボロアパートで一人暮らしをする日々を送っていた。

そんなある日、ニューヨークの街中を戦車が暴走する事件が発生。スパイダーマンはこの処理に当たるが、中に入っていたのは気弱そうな老婦人だけだった。
しかし、「彼女」はスパイダーマンを知っているような言い方で挑発し、周囲の人間に意識だけを飛ばして取り憑きながら逃走してしまう。
正体不明の敵をダメージ・コントロール局と協力して追跡しようとするピーターだったが、謎の敵はしつこく彼の前に現れ、そしてダメージ・コントロール局を次々と強襲していく。

さらに彼を深刻な事態が襲った。ネッドとMJの帰省を知って他人のフリをして会いに行ったピーターは、自分を忘れて新しい人間関係を築いた2人の姿にショックを受けてしまう。
悶々としたまま帰宅したピーターだったが、以前から頻発していた強烈な頭痛と手首の痛みに見舞われ、そのまま気を失ってしまう。
───そして目を覚ましたピーターは、まるで蜘蛛の肉体変化のように「変異」していた。超感覚スパイダー・センスがさらに鋭くなり、ウェブシューターではなく手首から直接蜘蛛の糸(スパイダーウェブ)が出るようになったのだ。

ピーターは自分の体の変貌を抑えるための装置を開発しようとするが、謎の敵の魔の手はMJにまで伸び、彼女を守るために再び会うことにする。
果たして、謎の敵の正体と目的は? ピーターは孤独の中で何を掴むのか?


登場人物

演:トム・ホランド/吹き替え:榎木淳弥

ご存じ、「かつて世界一の有名人だった何者でもない男」にして「親愛なる隣人」。
前作でこの世全ての人間から「ピーター・パーカー」に関する記憶を消して、あらゆる人間関係を断ち切り、スパイダーマンとして生き続けることを決意したが、ネッドのSNSを見ては郷愁に浸っており、未だに未練がある。
シリーズ前々作『ファー・フロム・ホーム』のミステリオ殺しの件は4年間ヒーロー活動を地道に積み重ねることで疑惑を晴らしたためか*1、ニューヨークにおける支持は向上し、警察の協力も得て、多くの人に愛されるようになった。
とはいえ、私生活としては孤独……というより前作の教訓あるいはトラウマからか他人と繋がることを病的なまでに恐れており、近隣住民に顔を覚えられないよう*2にボロアパートの一室に移り住み、他人の前では偽名を用い、ヒーロー活動時は同業者の前でもマスクを外すことを頑なに拒み「スパイダーマン」であろうとしている。
そんな孤独の穴埋めのために警察無線を傍受し、ヒーロー活動にのめり込む完全なワーカホリック状態である。
そんな中、意識を憑依させる謎の敵の出現や、MJやネッドとの他人としての再会を経て激しく心がかき乱されてしまい、肉体に蜘蛛のような変異が生じてしまう。
それらを「悪性」として抑え込もうとして、バナーに意見を聞いて抑制装置を発明するが、敵がMJへの危害を示唆すると、やむを得ず誓いを破って彼女を安全な場所に匿おうとする。
そして敵の正体に迫っていく中で、自分自身の在り方と今一度向き合うことになる彼の答えは……?

  • E.V.(イーヴィー)
声:ナオミ・ワッツ/吹き替え:三石琴乃

カレンやE.D.I.T.H.(イーディス)に代わるピーターの新たなサポートAI。
彼の生活やスパイダーマンとしての仕事(事件調査や戦闘サポート)を手伝っている。
現実における生成AI技術の発展に伴い、潤沢な資金が無くても自前で開発できるようになったようだ。

  • ミシェル・ジョーンズ・“MJ”・ワトソン
演:ゼンデイヤ/吹き替え:真壁かずみ

ピーターの元恋人。
記憶を消される直前、ピーターに「もう一度会いに来て」と約束するが、ドーナツショップでの対面を最後に4年間会わないままだった。
マサチューセッツ工科大学(MIT)を卒業し、就職のためにニューヨークへ帰省し、ネッドとルームシェアをしながら郊外で生活する。
新しい彼氏もできたが、自分の望むように要求したがる彼氏には少しうんざりしているらしい。そんな彼なら捨てちゃえば?
引っ越しパーティーでピーターと再会した際も記憶が蘇ることはなく、あくまで他人として接するが、敵の脅迫を受けたピーターがマスクを被った「スパイダーマン」として救出に現れ、わけもわからないままフランクの隠れ家に匿われることとなる。
なお、謎の敵に取り憑かれた際はピーターにキスと愛の言葉を囁き、飛び降りるといった悪趣味な嫌がらせをさせられた。

  • ネッド・リーズ
演:ジェイコブ・バタロン/吹き替え:吉田ウーロン太

ピーターの元親友。
親友のことを忘れて以来、様々な友人を作って、友達のMJと一緒に大学生活を満喫していた。
なお、MJとルームシェアしているが、お互い恋愛感情は持ち合わせていない。
ハルク暴走の報道を目にしてショックを受けたりエレーナ=ブラック・ウィドウと画面越しに対面するといろめき立つなど、オタク気質なところは変わっていない。
現在はこれまで何度も救ってくれたというスパイダーマンに礼を言いたいがために彼の正体について独自で研究調査しており、スパイダーマンの追跡装置まで自作している。
他人同士としてピーターと再会した際、彼に好感を抱いたようだが……?

  • フラッシュ・トンプソン
  • ロジャー・ハリントン
ネッドがスパイダーマンの正体として睨んでいる高校関係者達*3。
なぜその人選なのか笑いが生まれるシーンではあるが、ピーターの存在そのものを忘れてしまったネッドが自身の近くにスパイダーマンがいることを看破するのは、ある意味いい線までいっているとも言える。

  • シンディ・ムーン
演:シャノン・ヤング・チョ

エンパイア・ステート大学に通う女学生。ブルースの講義を聴いているが、講義の内容に関係の無いサノスの話題を出してブルースを辟易させていた。
「誰?」と思われるかもしれないが、『ホームカミング』でピーターも所属していた学力コンテスト・チームの一員であり、れっきとしたピーターの同窓生。
演じているキャストも『インフィニティ・ウォー』まで同役を演じたティファニー・エスペンセンから変更されているので気づかなかった人も多いのでは?

  • フランク・キャッスル/パニッシャー
演:ジョン・バーンサル/吹き替え:坂詰貴之

ニューヨークを中心に活動している自警のアンチヒーロー。
ご存じ、ドラマシリーズで活躍しているデアデビルのライバル的存在であり、映画初登場。
家族を殺されて以来、悪党を暴力を駆使して討伐しており、時として命を奪うことも厭わない。
敵を可能な限り殺さないようにしているスパイダーマンとはそりが合わず、「ガキ」と見下しては戦いの場で独自に動き、互いに仕事の邪魔となる存在のため露骨に迷惑がっている。
MJの安全を確保するために隠れ家に押しかけられ、彼女の後押しも相まってスパイダーマンを手伝おうとし、彼への見方が変わり始める。

演:マーク・ラファロ/吹き替え:宮内敦士

ご存じ、怒れる二重人格の博士。
サノスとの決戦以降はスマートハルクだったり普通の姿をしていたりと作品によってまちまちだったが、本作では普通のバナーの姿をしており、ハルクの因子を特性の抑制装置で抑え込んでいた。
大学の生徒のフリをしたピーター(やはり彼の素性については忘れてしまっている)に頼まれ、「特定の生物因子だけを抑制する方法」をアドバイスする。
しかし、その様子を見たバナーは「悪性は本当に抑え込むのが正しいのか」と疑問を投げかけた。
そして、敵の襲撃を受けた際に抑制装置を破壊された挙句に精神に入り込まれ、地球へ帰還して以来ずっと眠らせていたハルクの人格が復活。
久々の大暴れでスパイダーマンを苦戦させる。

  • エレーナ・ベロワ/ブラック・ウィドウ(2代目)
演:フローレンス・ピュー/吹き替え:田村睦心

ご存じ、ナターシャ・ロマノフの義妹で、「サンダーボルツ」改め「ニュー・アベンジャーズ」の一員。
ニューヨークのスパに拠点を構え、元諜報員の技能を活かして裏社会の情報をヒーロー向けに売っている。
基本的に客には、信用を得るためにも互いに裸で面会を行う(ピーターはマスク姿で逆セクハラを受けていた)。
スパイダーマンから協力を依頼されるも、事件をポテト(ジャガイモ)に例えて「ニュー・アベンジャーズは大きいポテトを追うから、小さいポテトはあんたに任せる」と言って情報のみ提供した。

  • ジーン・デウォルフ
演:ライザ・コロン=ザヤス/吹き替え:沢海陽子

ニューヨーク市警の刑事。
スパイダーマンに協力的な人物の一人で、素顔を知らずともあくまで一人の人間として彼を信頼しており、連絡先も交換し連携を強化している。
蜘蛛因子が暴走するスパイダーマンを見て彼の身を案じ、少し休むよう気遣うなど、至極善良な性格。少なくとも4人の子どもがいる大家族の肝っ玉母ちゃん。

  • ウィリアム・“ビル”・メッツガー
演:トラメル・ティルマン/吹き替え:中務貴幸

ダメージ・コントロール局の局長。
能力を悪用するヴィランの存在を憂いており、自身の組織の力を駆使して犯罪を撲滅すると誓っており、スパイダーマンへの協力を惜しまないと紳士的な態度を取る。
時には敵の技術を取り入れ、人員も受け入れるなど、「力」の補強に関しては手段を選んでいないようだ。
謎の敵に関して、スパイダーマンから狙いは何かを問われているが、彼自身も心当たりがないらしい。

  • マック・ガーガン/スコーピオン
演:マイケル・マンド/吹き替え:青山穣

『スパイダーマン:ホームカミング』に登場したギャング。
本作ではどこからか入手した背中にサソリの尾のような金属製アームを持つスーツを装備し、スパイダーマンへの仕返しを狙っている。ただし、チャクラを使って傀儡は操らない。
本作序盤でスパイダーマンに悪事を打ち砕かれて逮捕されたが、謎の敵の手によって脱獄し、行方不明になる。
その後、敵に乗っ取られた状態でダメージ・コントロール局を強襲し、激情に駆られたスパイダーマンによる苛烈な猛攻を受けた末、困惑したまま再逮捕された。

  • ザ・ハンド
『デアデビル』や『ディフェンダーズ』といったドラマシリーズに登場した、闇の忍者集団。
ドラマの吹き替えや字幕では「ヤミノテ」だったこともあり、「ヤミノテこと通称ハンド」と解説された。
メッツガーの説得を受けて改心したらしく、ダメージ・コントロール局の配下でボディガードとして働いている。

  • ロニー・リンカーン/トゥームストーン
演:マーヴィン・ジョーンズ3世/吹き替え:鶴岡聡

序盤に登場したヴィランの一人。スパイダーマンに敗れて逮捕された。
キャストと日本語吹替声優はアニメ映画『スパイダーマン:スパイダーバース(映画)』と同一。

  • タランチュラ
  • ブーメラン
  • ラムロッド
序盤でダイジェストとして処理されたヴィラン達。

  • メイ・パーカー
演:マリサ・トメイ/吹き替え:安藤真吹

ピーターの育ての叔母で「大いなる力には大いなる責任が伴う」ことを説いた、彼にとっての道徳心の指針となる人物。前作『ノー・ウェイ・ホーム』でグリーン・ゴブリンの手にかかって死亡。
ピーターの精神世界にて登場し、悩める彼に何かを話して諭そうとしている。

  • 謎の人物
本作のメインヴィラン。
周囲の人間の精神に自分の意識を飛ばして乗っ取ることで、行動を操ることが可能。
なお、意識の転移は半径10メートル程度以内にいる人物しかできず、遠くの人物を標的にするにはリレー形式でジャンプさせなければならない。
周囲の無関係な人間の精神を乗っ取り、ダメージ・コントロール局を次々と襲い、「V-Max」なる物を探している。
スパイダーマンが自らの能力を受け付けないと知るや、彼を脅威と見なしてしつこく彼に付き纏い、既に関係を断ち切ったMJにも危害を加えようとして、精神的に追い詰めていく。
そのあまりに執拗で悪辣な手口から、ピーターは当初激しい敵意を向けていたが……



用語集

  • ウェブシューター
スパイダーマンを象徴する武器であり、蜘蛛の糸に似た特殊繊維を発射する装置。本作ではスーツに内蔵されず、外付けする形式。従来通りスイングによる長距離移動や敵の拘束に用いられる他、スターク製シューターに搭載されていた「ウェブグレネード」はカートリッジを投擲・爆発させて糸を拡散する形で再現。
他にもサポートAIのE.V.の操作を受けて、状況に応じた様々な種類の糸を放つことが出来る。


  • フレッシュスタートスーツ
今作で着用するスーツ。
『ノー・ウェイ・ホーム』のラストで登場したニューレッド&ブルースーツに似ているが、布のような素材に変更され、色合いもシンプルな赤と青になっている。
また、胸と背中の蜘蛛マークもニュー・レッド&ブルースーツから更に大きくなった。
一方、マスク部分は頭にジャストフィットしておらず、少し耳の形などが浮き出たり、ゴーグルから透けてピーターの目が見えたりと手作り感が出ている。
ミシンで作ったものではなく自作の3Dプリンターで作成したもの。
ゴーグルには自作HUDが搭載されており、まばたきに応じた瞳の開閉、映像の録画・検索、顔認証、スマートフォン連携、生体情報の表示など、スターク製スーツの機能を独自に再現している。
また、E.V.とも通信可能で、任務支援を行う。
さらに通信費を抑えるため、Wi-FiやVPN機能もスーツに搭載されている。

  • ダメージ・コントロール局
能力者による犯罪や事件の後始末をするためにトニー・スタークによって開設された組織。
一応スーパーヒーロー達の味方のはずだが、ミステリオの件で一部の構成員がヒーローの能力を一方的に危険視するようになった結果、『ミズ・マーベル』の頃にはスーパーヒーローの弱みを掴むために過剰な手段も辞さないほどになっていた。
また、その業務の中で敵対的な能力者と交戦する機会も増加しているらしく、ヤミノテのようなかつて敵だった人員や、ショッカーのガントレットのような技術も積極的に取り込むようになっている(一応、これらの側面は一般の目には触れないよう配慮されているらしく、ピーターも本部を訪問するまでは知らなかった)。
しかし、本作ではスパイダーマンに全面協力する姿勢を見せ、局を襲う謎の敵を撃退すると宣言している。

  • ピーターの手紙
『ノー・ウェイ・ホーム』ラストで記憶を消した後、ピーターがMJに宛てて自分を思い出してもらおうとして書いた手紙。
MJの姿を見て思い直したピーターは、出すのを止めて大切に保管している。
敵にも読まれてしまい、そのせいでピーターは誓いを破らざるを得ずMJの安全を確保させようとしたが……?

  • ピーターの肉体変異
蜘蛛が強いストレスを受けることで肉体に変異するように、劇中で強い精神的ショックを受けたピーターの身に起こった事象。
ピーター・ムズムズスパイダー・センスはさらに強くなって周囲の環境を過剰に感知してしまうせいで意識が混濁し、目は全て黒目になる。それによって防衛本能が高まると普段のピーターらしからぬ獰猛な攻撃性を発露してしまう危険が伴い、さらには前述の通り手首からとんでもない物が出るようになってしまうなど、予想外すぎる変化の数々に彼は大きく悩むことになる。

  • バナーの抑制装置
ブルース・バナーが手首に着けている特殊な装置。
ハルクの因子を抑制し、普段からバナーとして生活できるようにするためのものである。
バナー自身もまたこの装置にひどく依存しており、ハルクに変身する拒否感が根深いものとなっていた。

  • ピーターの抑制装置
バナーの案を受けてピーターが開発した、蜘蛛の因子を抑制するための装置。
その他の能力者の因子も抑制できる、汎用性の高いものとなっている。

  • パニッシャーの隠れ家
ニューヨークの古い造船所にある、フランク・キャッスルの隠れ家。
家主の警戒心の強さから入口付近には様々なトラップが仕掛けられており、入るのは一苦労。

  • スタテン島の件
スパイダーマンとパニッシャーの間にあったと思しき「因縁の事件」。
どうやら、フランクがスパイダーマンに助けられた事件らしく、フランクは苦々しく思っているらしい。
本編映画はもとよりドラマ版でもそんなシーンは無いため、「スタテン島の件ってなんだよ!」というツッコミが相次いだ。かつてのナターシャとクリント・バートンが経験した「ブダペストの一件」のように、後々回収される日は来るのだろうか?

  • V-Max
正体不明の敵がダメージ・コントロール局を襲っては探している物。
それが装置なのか、薬品なのか、人なのかは、作戦名なのかは全くの謎。


余談

タイトルの『ブランド・ニュー・デイ』は「新しい一日、素敵な明日」を意味する。そして今年の12月18日に公開予定の『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』が意味する「滅亡の日、世界最後の日」の対になっている。

トム・ホランドは本作および『オデュッセイア』の大ヒットにより出演映画の 興行収入が155億ドルを突破し、 他のMCU俳優を抜き去り 累計興行収入 No.1俳優となった。



「お前の道は追記か? 修正か?」
「両方だ」





























































  • スパイディ・トラッカー
ネッドがスパイダーマンのために作ったアプリ。
ネッド曰く「スパイダーマンのファンが彼を称える場所」。
『マップ』でスパイダーマンの目撃情報・戦闘・買い食いまでもがリアルタイムで更新され、『ウェブ監視』でスパイダーマンが戦った悪党の情報を見ることができる。
またファンによるイベント情報も、ここで告知している。
実際にウェブサイトも制作された。











SPIDER-MAN WILL RETURN

スパイダーマンは帰ってくる









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最終更新:2026年10月09日 02:28

*1 今やR18のファンアートでネタにされる程度らしい。

*2 覚えられた場合即座に引っ越している

*3 両者とも『ホーム』3部作のレギュラーキャラだったが、今回は写真のみ登場。