「サヤ~やっぱやめようよぉ~」
「何言ってるの!コジロー先生のぷにぷに確かめようって言ったのキリノじゃん!」
「あの…なんで私もお手伝いするんですか…?」
「あれれ、タマちゃんはユージくんの裸とか興味ないのかなあ~?」
「(ユージくんの… ハダカ?!?///) わっ、私っ、やっぱり、ダメですっ!」
「ちょっ、タマちゃん押したらダメっ…!」
「サヤぁ~ ふにゅ~」

三人が乗っていた桶の台が崩れ、サヤに押し潰されるキリノ。
そのまま衝立に頭から突っ込み、3人分の重みを受けて倒れはしないがべりり、と音を立てて穴を開ける衝立。
割れた衝立の穴にすっぽりはまり、男湯側に一人だけ顔を出したキリノが目を覚ますとそこには…
湯船を出て身体を洗うコジローの、思いっきりその、アレが。

「ん?…おわっ! って…キリノか?大丈夫かオイ?」
「たたたた、コジロ-せん……くぁwせdrftgyふじこlp;@!!??」
「ちょ、お前落ち着け? …ダメか、こりゃ聞いてないな…」

Wの衝撃で気を失うキリノ。穴の向こう、女湯の方から声がする。

「…先生ぇー、キリノ大丈夫?上のほう、こっちから見えないけど;」
「サヤぁ~お前かあ!後で素振り1000回だぞこの野郎!」
「うひぇ~」
「さて、キリノをこのままにもしとく訳にいかないしな、そっちから引っ張ってやれるか?」
「うーん、さっきからやってるんだけど…お尻がつっかえちゃって; 安産型だねえこの子は。」
「…余計な事は言わんでいい; しょうがないな、じゃあこっちに押してやってくれ」
「ふぁ~い」

申し訳なさそうなタマと共に、キリノの足の裏を押し出し、男湯側に追いやるサヤ。
慌ててミヤが更衣室から取って来た、キリノの着替えカゴも一緒に穴に通す。

「先生~これも~」
「おおっ、すまんなミヤ、そっちで何があったか後で く わ し く 聞くからな、覚えておいてくれ」
「はぁい♪(…下らない事するからですよ、先輩?)」
「うぇ~(別にダンくんは見てないのにぃ…)」

やっと出て来た、生まれたままのキリノの姿にちょっと抵抗を覚えつつ、お姫様抱っこするコジロー。

「全く無邪気な顔で気絶してら… あ~あ、これ弁償だな…よいしょっと。」

ほとんど薄れ行く意識の中で、キリノは思った。

「(あ… 先生の二の腕………ぷにぷにw)」



最終更新:2008年04月19日 11:59