リソースファイル
リソースファイルはアプリケーションUIに要求される主な要素の定義に使われる。
Symbian OSのリソースコンパイラは独自。
リソースファイルコンパイラはテキスト形式のソースファイルをもとに次を生成する。
Symbian OSのリソースコンパイラは独自。
リソースファイルコンパイラはテキスト形式のソースファイルをもとに次を生成する。
- アプリケーションの実行形式ファイル
- バイナリデータファイル
ファイル名
| ファイル名 | 説明 |
| AppName.rss | アプリケーションのリソーススクリプト |
| AppName_reg.rss | アプリケーションの登録ファイル |
| AppName.rls | アプリケーションのローカライズ可能な文字列 |
| AppName.loc | |
| AppName.rsc | 生成されたリソースファイル |
| AppName.rsg | 生成されたヘッダ |
| AppName.hrh | シンボル定数を含むアプリケーション固有のヘッダ |
| Eikon.rh | Uikonのリソース用標準STRUCTを定義するヘッダファイル |
| Eikon.hrh | Uikonの標準シンボルIDを定義するヘッダファイル |
| Eikon.rsg | Uikon独自のリソースファイルのリソースID定義 |
ビルドプロセス
- ビットマップコンバータ(bmconv)
| .bmp -> | bmconv | -> .mbg | -> .cpp |
| .bmp -> | -> .rss | ||
| ... | -> .mbm | ||
- リソースコンパイラ
| .loc -> | .rss -> | リソースコンパイラ | -> .rsc |
| .rls -> | |||
| .rh -> | -> .rsg | ||
| .hrh -> |
- C++ビルド
| .rsc(リソースコンパイラで生成) -> | -> .app | ||
| .rsg(リソースコンパイラで生成) -> | .cpp -> | C++ビルド | |
| .hrh -> | |||
| .h -> | |||
ステートメント
STRUCTステートメント
拡張子は、.rh(resource header)をつける。RHファイル。
STRUCT struct_name [ BYTE | WORD ] {
struct_member_list;
・・・
}
- struct_name : 構造体の名前
- BYTE|WORD : 可変長の構造体
- struct_member_list : メンバ初期化子のリスト
RESOURCEステートメント
拡張子は、.rssをつける。
RESOURCE struct_name [ id ] {
member_initializer_list;
・・・
}
- struct_name : STRUCTステートメントの構造体名
- id : シンボリックリソースID、小文字のみ
- member_initializer_list : メンバ初期化子のリスト
ENUMステートメント
拡張子は、.hrhをつける。HRHインクルードファイル。
NAMEステートメント
NAME XXXX
リソースのシンボルIDを生成するのに使用。
最初のRESOURCEステートメントよりも前に記述。
おそらく、.rssファイルに記述する。
NAMEの後の名前は最大4文字。
最初のRESOURCEステートメントよりも前に記述。
おそらく、.rssファイルに記述する。
NAMEの後の名前は最大4文字。
