登録日:2025/10/24 Fri 22:15:00
更新日:2025/11/15 Sat 00:21:45NEW!
所要時間:だいたい 19 分で読めんで
概要
2025年7月22日配信の『Pokemon Presents』にて情報とビジュアルが発表された。
舞台である
カロス地方の
ミアレシティにおいて、とある目的のもと活動する組織
「サビ組」のボスを務める
コガネ弁を話す男性。公式Xでは「高圧的で冷たく怖い印象」と紹介されている。
本作の目玉要素「ZAロワイヤル」では、26に分かれたランクの中で上から4番目のDランクにいることから
ポケモン勝負の実力も高いことが判る。
そして何より、中盤から主人公の前に度々現れるようになる謎の人物「F」とも何らかの繋がりがあるようで……!?
サビ組について
説明
「人助けが仕事」「街の汚れの掃除人」「何でも屋」と称する団体で、「恩は売ってもケンカは売らん」のがポリシーらしい。
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ジプソについて |
カラスバの右腕を務める恰幅がいい強面の男性。
独特な形に整えた口髭が印象的。正確な年齢は不明だが少なくともカラスバよりは年上であることが中盤でのデウロとの会話で判る。またやはり「F」とも面識がある。
名前の由来はカスミソウの学名「ジプソフィラ」か。
一人称は「わたくし」、二人称は「貴方さま」で、見た目によらず紳士的な口調で話す…… でも、端々に見え隠れする言動はやはりそのスジの方のそれ。だが「F」が姿を見せたときのリアクションはこれ。
はがねタイプの使い手でエースは エアームド。ポケモン勝負の実力もカラスバに引けを取らないほど高くメガシンカも使う。シナリオ中でのバトルの機会は二回しかない(エンディング後には∞ロワイヤルのリワード戦17戦目で必ず当たる)が、再戦の機会が少ない分非常に手強い面子になっている。
実は、もともとサビ組はかつてジプソが率いていた彼曰く「悪ガキ集団」で、カラスバとは当初敵対していた。
だが、カラスバはフシデとうまく逃げ回り続け、最終的にはとうとうジプソの方が感服してカラスバの下に付くことを決め、さらには長の座までも捧げ腹心となり今に至るのだった。ボスであるカラスバがどくタイプ使いなのに対し、事務所にはがねタイプのポケモンの意匠が多いのもそういった背景が由来と思われる。
ただ、カラスバに忠誠を誓ってはいるが、妄信や心酔というレベルにまでには良い意味で至っていない。あるサイドミッションで関わる下っ端からは、ジプソがカラスバに従うにあたって持つ自戒のような矜持について聞くことができる。
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シノギ事業内容は貸金業や不動産業をはじめ、ミアレシティをよりよくすることを目標としたあれこれ。例えば、リストランテ・ニ・リュー裏手にいるモブは「サビ組にいわれて毎日ゴミ拾いですよ」と話している。
なお、ヤk……間違えた、ミントは取り扱っていない。一括で売ってくれたら育成面で楽だったが、残念ながらサビ組は噛んでいないのかミアレシティ各地に屋台が散らばっているのが現状。屋台売りもそれはそれでどうかと思うが。
事務所については、マップアプリの説明文にあるように「独自の解釈で建てられた異国情緒あふれる」外観をした2階建てのそれをブルー通り4番地に構える。余談だが付近にあるのは警察署。これが意味することとは……何だろうなあ(棒)。
パリをモチーフにした明るく開放的にして西洋的な雰囲気の街中にあって、サビ組の本部の建物は日本の城の石垣部分を思わせるタイル貼りで、また瓦葺きの漆喰壁とライトアップされた竹林に取り囲まれており、周囲とは対照的に和風な印象になっている。照明をアイテムが落ちている目印だと思って駆け寄った人は挙手。
ただ、そこまではいいが、
- その付近では背中に組のマークの入ったジャケットの下に派手な柄シャツを着てサングラスをかけた「いかにも」な若い衆がにらみを利かせている
- 正面玄関にはドガースとドドゲザンを模した像が鎮座している
- 極めつけには組のマークやそれを染め抜いた幟が建物の目立つところに掲げられている
など、ひときわ異彩と重厚感を放っている。
なお中盤までは事務所の敷地に一歩入った時点で即座につまみ出され、室内には入れない。
室内も室内で、初めて進入したときには「建物の中には 重苦しい空気が 漂っている……」というナレーションが入るし、エントランスホールでは手を後ろ手に組んだ下っ端たちがエレベーターへ続く通路の左右に立ちながらこちらを睨めつけるように見ている。
2Fにあるカラスバの居室には、壁に
ハガネールが描かれ枯山水をイメージしたバトルコートをはじめ、彼も
「座り心地ええで」と保証するソファセットが設えられ、さらには
ハリーマンを象った壺に掛け軸に刀剣などなど、いかにも高価そう、かつ威圧感溢れる調度品も各所に飾られている。
その他、カラスバにランクアップマッチで勝利すると、1F右側カウンターにいる「まっさらアネゴ」にメガカケラ5個を渡せばポケモン1体の基礎ポイントを0にできるようになる機能も解禁される。
市民からの印象は様々。「街を守るアウトローを気取ってる」などと命知らずにもカラスバ本人に面と向かって侮蔑の言葉を投げる者や、ワイルドゾーン16周辺では連れと「サビ組の建物……どういうセンスだろうね」と語る者もいる。
一方、前述の発言をするのは皆成人だが、子供からは好意的に見られている模様で「サビ組のみなさんよくしてくださるよ」「サビ組のおかげで命拾いしたよ」「カラスバさんにあこがれてフシデを育て始めたんだ」との声も聞かれる。
その実態
ホテルZのオーナーである
AZは「サビ組は
よくない噂はあれど警察の世話にはなっていないようだ」と言う。確かにマップ中には多数の警察官もいるが、サビ組に何らかの疑いをかけてマークしているといったことを話す者は誰もいない。
また、本作ではミアレ1の
探偵と謳われるまでになっているハンサムハウスの
マチエールも、サビ組に関しての依頼は作中時点で受けていない(またはそもそも対象外にしている?)のか、彼らについて言及する場面が無い。
だがMZ団の仲間の反応はというと、デウロはサビ組と耳にするや震えあがり、彼らについて「怖い人たち」「泣く子も黙り暴れるポケモンも静まる」と表現しているし、自分のこだわりが絡まないものごとには無関心寄りの冷静な態度を示すことが多いピュールさえ珍しく焦りと動揺を見せ、後述のタダ働きについての噂を口にするほどだった。
何故ならサビ組は限りなく黒に近いグレーなことをしているが、狡猾に立ち回って当局のお縄をすり抜けているから。例えば、ガイorタウニーがサビ組に借りた資金は10万円だが、利子は数日で100万円に膨れ上がり、しかも利率の説明は確かにされているものの、借用書のデータには「拡大しまくったら読めるぐらいの小さい文字で」書いてあるらしい。
そして、もしもその利子を払えなければ、ピュールが言及したようにカラスバの胸三寸で言い渡されいつ終わるともしれない「お仕事」という名のタダ働きを強いられることになる。前述のゴミ拾いをしている(させられている?)NPCも恐らくその類かもしれない。つまり、ミアレシティのための活動をするとはいっても、あくどいやり口で従わせた他人に無報酬でさせているにすぎない。
お解りいただけたと思うが、要するにこのコンプラに厳しいご時世にまさかの超ド直球な「その手の」組織なのだ。
……とはいえ、流石にロケット団のような直接的な略奪行為はしておらず、あくまでも「法律ギリギリの」ラインでシノギを取り仕切っているが。。
「ホテルZでポケモン大会」については録音されていたら恐喝が成立しかねないが、よりによってサビ組関連の解決後に本当にやるやつが出てくるのでタチが悪い。
キャラクター像
外見・所持品など
年齢は顔の輪郭に丸みがあり童顔で不明だが20~30代前半か。
身長は
主人公よりもやや低く、椅子に座る際には
足が床についていない。
頭髪は紫色がかった黒髪をツーブロックにし、右こめかみのやや上あたりに剃り込みを入れている。
目は四白眼で、瞳は本作の外見作成メニューで言えばイエローに近い色をしており、またアクセントブリッジ眼鏡をかけている。眉は細くつり上がっている。
服装については、派手な模様入りの裏地の黒いスーツに身を包み、紫色のシャツを着用して薄灰色のネクタイを締め、靴はパープル×パープルのポインテッドトゥローファーを履いている。
眼鏡のフレームに着けているグラスコードやスーツのジャケットには、毒液の雫をイメージしたと思われる赤紫色の飾りが施されている。ちなみに眼鏡と靴はプレイヤーもブティックで同じものが買える。
その他、キーストーンが埋め込まれた組の代紋ブローチをジャケットの左襟に付け、
スマホロトムは黄色のものを使っている。
人物
一人称は
「オレ(ら)」。
二人称は
「オマエ(ら)」「おにいさん」「おねえさん」または呼び捨て。
部下たちからは名前に「さま」「さん」付けで、または「ボス」と呼ばれる。
慇懃な丁寧語を使う場面もあるが、ほとんどの場合は高圧的なタメ口で話す。
左利き(しかしペンを使う時は右手なので、正確に言えば所謂クロスドミナンス)。腰かけるときには右足を組む他、いら立つと青筋を立てる。
ポケモン勝負の腕だけでなく、若くして裏社会でのし上がり一筋縄ではいかないアウトローたちをも束ねるだけの器とカリスマ性に頭の切れまで兼ね備えた油断ならない人物。カラスバは
「オレはイヤやったのにジプソにボスを押しつけられたんや」と宣うが、当のジプソに「わたくしよりも数段上の才覚をお持ちなのですからボスの座をお譲りするのは当然です」と返されている。
実際
「ポケモン勝負で痛め付けてから有利に話を進める運びだったはず」「こちらの出す条件に『はい』と言うまでここから帰さない」「利子の返済の件が不服なら組総出でホテルZに押しかけてポケモン大会をしてやる」……といったように、
口を開けば「治安の悪さ禁止級伝説」とでも言うべき発言が初登場直後からバンバン飛び出してくる。それも前述のようなことをコガネ弁で(さらに初対面を果たすイベントムービーでは差し向かいで)話すことや重苦しい専用
BGMも相まって、与える圧ときたら半端ではない。
その一方「ヤンチャしたはる連中」、もとい雑居ビルに棲みついた
ゴーストタイプのポケモンたちを追い払うよう主人公に命じてその様子を見に来た際には
「居場所が無いのはつらいもんなあ オレもガキのころはそうやったで……」と、追いやられる側にかつての自身を重ねて同情を寄せたり、子供達には優しかったりするなど、
ただのアウトローではなさそうな一面も覗かせるが……?
ストーリーにおいて
序盤ではサビ組関係者らと接する機会は街中にいるモブ構成員と話をする程度しかなく、本格的に関わり合いになるのは中盤のメインミッション20(タイトルはそのまんま『サビ組の要求』)が始まってから。
ある朝、ガイorタウニーがサビ組から
利子がとんでもない借金をしていたことが発覚し、その直後に主人公とデウロの連絡先をいつの間にか把握していた知らない誰かから連絡が入る。相手の「ホテルZにこちらが出向いても良いがトラブルになるとまずいですよね」とのお為ごかしに言いくるめられたその二人は、ガイorタウニーと連絡が付かないのもあってピュールに留守を任せサビ組の事務所に代理で出向く羽目に。
そして見張り番やジプソとの勝負を経て、ようやく主人公とデウロはカラスバのもとへ通され、経緯の説明と返済の件の話し合い(???)が始まる。
なんでも、発端はガイorタウニーがいつもの通り人助けをしたらその相手はサビ組の者で、お返しにと何か困っていることはないかと訊いたら「ホテルZの宣伝動画撮影のための資金があると助かる」と頼まれたため10万円を用立てたとのことだった。
デウロに
「利子が数日で百万円になるのはおかしい」と抗議されるも「利子の件は貸すときにちゃんと伝えている」「借りた資金をすぐに返済できるほど客を呼ぶ宣伝効果のある動画など素人に本当に撮れるのか、無理はいけないと忠告はしたし約束は約束」と返し、結局「元金については本人と話すからデウロ達とは利子の話をしよう」と提案。結局、借金の利子は主人公とデウロがいつまで続くかは判らないサビ組からの『ちょっとした仕事』を解決し良い働きをすれば減らしても良い
(必ず減らすとは言っていない)」という条件を呑ませてひとまず主人公らを解放した。
なお、ホテルZへ帰り着いたあとのシーンでは、ピュールから「二人が出かけてから
フラエッテがそわそわしていて、帰りが遅かったら
『はめつのひかり』を放ちにいっていたかも」という話が聞ける。
デウロ「そうなったら え えらいことや じ 仁義なき抗争や……」
そんなこんなでサビ組からの指令をこなすことになった主人公のもとへ、カラスバは監視も兼ねて直々に視察に足を運ぶが、その人となりやポケモン勝負の実力に接していくうち主人公を段々と気に入り始め、自身の過去や思いを少しずつ明かすようになる。
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その過去、「F」との関係 |
行く当てもなかったガキのオレを受け入れてくれたミアレに恩返しするため
カラスバがZAロワイヤルにかける願いはひとえに「 ミアレシティへの恩返しをすること」だが、 それには彼の生い立ち、そして「F」ことフラダリが大きく関わっている。
実はカラスバは身寄りが無く、(恐らくはフレア団の前身となる支援団体にいた頃の)フラダリに援助を受けて育ったという。前述したポケモンたちへの同情の言葉もそうした経歴から来るものなのだろう。
またジプソによれば、カラスバはフラダリから交渉を経て得た僅かな資金を元手に、ポケモンを使った運び屋や用心棒などグレー寄りの稼業をして才覚を発揮し始めたそうだ。
そんな過去ゆえ、カラスバはフラダリが本作の5年前に『 X・Y』でのあの一件を起こすに至った真意までは知らず、またそれ以来没交渉となっている今でもなお彼を恩人と仰いで 「フラダリさん」「あの御方」と敬意を込めて呼び、愛する街のために自分なりのやり方でもって 夢を実現すべく奔走している。
ユカリトーナメントの場に ジガルデとフラダリが現れた際には、それまで悪かった姿勢と態度をジプソ共々正していることからも、フラダリへの敬意を忘れていないことが窺える。
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サビ組からの依頼を全て成し遂げると、カラスバは主人公を単独で事務所に呼び出して「(元金は返してもらうが)利子の件はチャラにしてやる」と告げる。するとその直後にお互いがCランク昇格をかけたランクアップマッチの相手に決定。敗れるも「おおきに ええ勝負やったわ!」と主人公に感謝を述べて称え(ついでに冗談半分本気半分でサビ組に勧誘し)た。
更にその晩はホテルZへ腹心も連れずに泊まりに来て、翌朝のチェックアウトの際には客室係を務めたガイorタウニーが驚くほどの多額のチップをやり、そこから元金の分をちょうど迎えに来たジプソに渡すよう仕向ける形で借金を完済させ仁義を通したのだった。
デウロ「サビ組ってなにー!?」
ちなみにチェックインの際には宿帳に職業を「何でも屋さん」と書いたあと「オレ 意外と達筆やろ」と自慢してくる茶目っ気も垣間見せている。
その後もイベント進行中以外は大抵普通にサビ組事務所にいて、話しかけたり写真を撮ったりもできる。ジプソやZAロワイヤルで当たるしたっぱが「貴方さまが事務所に来るとなぜだかボスがゴキゲンになります」「さすがカラスバさまのお気に入り」と言っているあたり、カラスバは相当主人公をお気に召したようだ。後にジプソからもカラスバ並みに心酔されるので主人公も鋼をも蝕むどくタイプである可能性があるかもしれない
次にシナリオで会うのはMSBCのユカリが開いたパーティーにジプソと出席しているときで、ここで開かれるトーナメントで初めて再戦できる。ジプソの発言からして、主人公にランクアップマッチで敗れたあと特訓したらしい。
ちなみにカラスバの1回戦の相手はガイorタウニーだが、何も語られることなく普通に下していた。ガイorタウニーは主人公と同じランクなので、この時点で主人公はカラスバを倒してランクアップした以上、ガイorタウニーにとっても格下の相手となるはず。よっぽどユカリトーナメントにやる気がなかったのだろうか……?
なお、パーティーでの発言からしてユカリのノリが(彼女が自身とはまさしく正反対の「持つ者」だからか)苦手らしく、決勝まで勝ち進んだ主人公になんとしても勝つように伝えてきたり、クライマックスでも作戦会議に同席している時はそのノリに振り回され終始ツッコミ役に回らざるを得なくなったりしていた。
クライマックスでは、破滅の危機に陥ったミアレシティを守るためにかつてのライバルたちが集結し主人公に手を貸すこととなり、カラスバももちろん手下たちと駆け付ける。
なお、この共闘時の相手はよりによってどくタイプの弱点をつけるメガサーナイト&メガエルレイドのエスパータイプコンビ。サーナイトの方はフェアリータイプも持つのでカラスバからも弱点をつけるとはいえ……。
そして暴走の影響でどこもかしこも崩落し、ハシゴも暴走ポケモンに壊されてしまい道無き道を進むほかはなくなったとき、サビ組が主人公をプリズムタワーへと送り届けるため取った
笑撃の一手とは……!?
ちなみに一手と言わず何手かは行けるが、主人公にデレデレなカラスバでも流石にブチギレられる。
総評
「サビ組頭目としてのカラスバ」は、闇金や恐喝といったアウトローな手段も辞さないまさに「スジモン」。
だが、「個人としてのカラスバ」は義理人情に厚く、気に入った相手には協力を惜しまない頼れる兄貴分。
法外な利息を吹っ掛ける手段はとても褒められたものではないが、本人は「人もポケモンも生きてたら汚れるやろ せやから汚れ役が必要なんや」と嫌われる覚悟でミアレの「汚れ」と向き合っている。
また、ミアレシティが災害に見舞われた際は「オレら半端者はこういう時に役立たんとアカン」として最前線で復興作業や炊き出しなども行っている。
このため決して手放しで「実はイイ奴」とは言えないが、「骨の髄まで腐った奴」でないこともまた事実。
ただやはり限りなく黒に近いグレーゆえ、カラスバを含むサビ組に対するユーザーからの評価は{賛否両論となっている。
というかそういうグレーゾーンに浸っていると気づいた時にはブラックゾーンを既に踏み越えてしまった後だったという事も十分にあり得る話であるため、カラスバを含むサビ組はあくまでゲーム中の存在なのだから、その論理をゲームの外の現実に持ち込む事の無いようにしたいところ。
総じて、"毒をもって毒を制す"を地で行く人間であり、受け手によって評価は様々だろうが、
この絡みつく毒のように複雑なキャラクター像もまたカラスバという男の一つの魅力と言えるだろう。
手持ちポケモン
統一パーティではないがどくタイプがメインで、また細身の体躯の種族を好んでいる模様。性別は全て♂で統一されている。
じめんタイプに対する一貫性も切っているが、意外にも
あくタイプのポケモンがいないので
エスパータイプに対してはメタれていないものの、それでも強力なわざで攻め立ててくるので要注意。
事前プロモーションでフィーチャーされていたのは
アーボックだが、エースは長い付き合いと思しき
ペンドラーで、最初のランクアップマッチでは
メガシンカさせる。
ギャラドスが加わっているのは「F」へのカラスバなりのリスペクトの表れか。
ロズレイドは……背中のおえかき(暗喩)のお花的な?
公式の立ち絵で手にしているのは
モンスターボールだが、作中で実際に使用するのはダークボールで、
ジャンプしながら振りかぶるようにして投げる。
手持ちに対する愛情は深いようで、負けると
「ペンドラーたちのええところを引き出せんかったわ」として、敗北の責任は自分にあると悔やんでいる。
グズマかな?加えて、外泊する際には手持ちポケモンに合わせた食事を用意してくれた者を称賛するなど、手持ちの体調管理にも気を配っているようだ。
確かに、経験値テーブル・進化レベルともに育てるのに根気がいるペンドラーをフシデから育てていたのはもちろん(これらはたねポケモン時代から育てたかは不明だが)初期段階はなつき進化、最終進化は貴重な「ひかりのいし」を用いるロズレイド、実戦レベルまで育てるのは相当に時間を要するギャラドスを使うことを考えるとポケモンへの愛情の深さがよくわかる。
というか、発売前の時点で少なくないプレイヤーは「こんなナリしてタイプ的にもキャラ的にもクロバットを使うんでしょ」と予想していた。
ちなみにこれが作中初めてタッグを組むバトルである。
〇ペンドラー
勝利すると主人公はZAロワイヤルのCランクに昇格するとともに、「ダストシュート」の
わざマシン(カラスバいわく
「契りのわざマシン」)がもらえる。
〇アーボック
〇ギャラドス
〇ロズレイド
〇メガペンドラー
ランクアップマッチと同じ。
共闘の際は最初にメガペンドラーを繰り出す。
14戦目では確定で当たる。
〇
ダストダス
〇
ガメノデス
〇アーボック
〇ロズレイド
〇ギャラドス
〇メガペンドラー
余談
- SEGAの任侠をテーマにしたゲーム『龍が如く』シリーズの『7』『8』には『ポケットモンスター』のパロディとして「そのスジのモン……縮めてスジモン」を集めるサブ要素が搭載されて話題を呼んでおり、カラスバの発表直後にはどう見ても「そう」としか見えないビジュアルや「組」と付くグループのリーダーということで当然同作と関連付ける反応が多数を占めた。
『スジモン』『ドラゴンタイプが如く』「カムロシティ」まさか本家本元が早くも『8』の翌年にマジモンのスジモンを寄越してくるとは思わないでしょ。
おまけにサビ組事務所の屋上にはわざマシンが落ちているが、中身は「りゅうのはどう」。つまりミアレの龍……!
- コガネ弁(関西弁)を話すとはいえ、ジョウト地方のコガネシティ出身と明言はされていない。というよりも「F」との関係を鑑みるに幼少期からミアレシティにいたと思われるので、普通にカロス地方出身の可能性が高いし、身寄りが無いと本人が言っている以上親族からの影響という線も考えられない。コガネ弁はハクをつけるために勉強したのか、あるいはサビ組のボスに至るまでの間に住んでいた時期があったのだろうか。
また、ランクアップ戦に勝利して以降や子供と話す時にはエンジュ弁(京都弁)が混じった話し方をすることもある。
- 「カラスバ」という名前そのものの植物は存在せず、近縁の種に比べて黒っぽい葉の種類の植物の冠詞となっている。なお、英語版の名前は「Corbeau」だが、これはフランス語でそのままカラス。
もしかしてカラスじゃ名前のインパクトが弱いからとかじゃないだろうな?
これまでの「どくタイプ使いは名前も有毒植物由来」との法則は破られた……ように見せかけて、有毒植物のペヨーテの和名「烏羽玉」(ただし読みは「うばたま」)の読み換えなのかもしれない(そもそも『ZA』のランクアップ戦の相手は植物名ではなく、色の名前で統一されているフシがあるが)。
- サビ組を本作の悪の組織と位置付けた場合、そうしたグループのボスとしては初の方言男子にして眼鏡男子ということになる。また、「~団」ではなく「~組」を名乗る団体である点も初。
- 戦闘時のカラスバをよく見ると、腕を直角に曲げて全力で振り回すかなり独特な走り方をしていて、同じフォームを披露していた前作『スカーレット・バイオレット』のクラベル校長を思い出したというプレイヤーが続出。
ボールを投げる時にもジャンプして投じる独特の投げ方をするため、「カラスバは運動音痴なのでは?」と言う声が一部プレイヤーから上がったが、これは有志曰く全くの誤解。
何故なら、ボール投擲時のフォームはハンドボールや水球のジャンプシュートと同じで、強靭な体幹と柔軟な筋肉がなければかなわないので、運動神経が比較的良い事の証なのだ。運動音痴が同じ動き方をすると間違いなくバランスを崩すか、そもそもあそこまで跳べないだろう。
なおこの投げ方については、カラスバの身長が低いにも関わらず体長が長いポケモンを多く使用する点から、「ポケモンが出やすいように工夫した結果ではないか?」とする考察がある。というか手榴弾の投げ方……。
- 「コガネ弁を話す」「ヘアスタイルがツーブロック」「ルックスが良い」「眼鏡をかけている」という要素から、それらの共通点を持ち前作で指折りの人気を博したこの人を連想したという声も聞かれた。発売前にカラスバの情報をお出ししていたあたり、ゲーフリはその手のキャラがいれば売れると味を占めたのかもしれない。
オレらの代わりにちょっとした追記・修正をしてくれへん?
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▶はい |
「話のはやいヤツは好きやで ほな交渉は成立やんな!」
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最終更新:2025年11月15日 00:21