豆知識1
作曲家ラルフ・ヴォーン=ウィリアムズは、ラルフが名前、ヴォーン=ウィリアムズが苗字なので、こう書くことが多い。名前は本人の意向を尊重しレルフと書くこともある。
「二重姓」と言って姓が2つの表記(父と母だったり…)。日本にはない。
同様に、ニコライ・リムスキー=コルサコフ、エイトル・ヴィラ=ロボス、
ミハイル・ミハイロヴィチ・イッポリトフ=イワノフなども。
また、ロシアでは、=ではなく-を使うんだそう。日本では=と-は区別しないことが多い。
豆知識2
「
IMSLP(ペトルッチ)」の使い方
上のメニュー「Scores」、「作曲者から」、「目次」で姓のアルファベットで検索。
下にスクロールして「下位カテゴリ」から作曲者を選択。
下にスクロールして「Compositions」タグから、曲名を探す。(アルファベットで)
各楽曲では、「楽譜」欄の「Full Scores」でスコア、「Parts」で各パート譜がダウンロードできる。「Arrangements and Transcriptions」で原曲からの編曲作品。(ピアノ→オーケストラ、オーケストラ→吹奏楽、アンサンブル編曲などを見つけることもある)
いずれかを選択すると、
「15秒後にダウンロードが再開します。」が表示されるので15秒待つと、「ダウンロードを再開するにはこちらをクリックしてください。」になるので、これをクリックすると楽譜が表示される。(この時、右クリックで、「名前を付けてリンク先を保存」にすると、正しい名前でダウンロードできる。)
PDFが表示される。右上の「このファイルをダウンロード」アイコンでダウンロードできる。(ファイル名は意味不明になるので自分で変える。)
豆知識3
弦楽器は♯系の曲が得意(というか楽)、管楽器は♭系の曲が得意(というか楽)。
なので、オーケストラの曲は比較的♯がついている曲が多く、吹奏楽は♭が付いている曲が多い。
そんな訳で、オーケストラではクラリネットはA管、トランペットはC管を使うことが多いので、吹こうとする場合は要注意。
あと、時代によって、奏者の都合はお構いなしに、E管、G管、F管とか、その曲の調で管楽器を書いている作曲者もいるので、これも要注意。
B♭管で吹けるように、移調して楽譜を書くのも良い勉強になる。慣れれば、そのまま読み替えて吹けるようになる。