蒼星石24 - (2006/01/24 (火) 18:40:01) の最新版との変更点
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<p>蒼「・・・」ぺら、ぺら、ぺら<br>
J 「最近読書にはまってるな、何読んでるんだ?」<br>
蒼「んー、参考書みたいな奴かな」<br>
J 「へーちょと読んでみてOK?」<br>
蒼「はい、どうぞ」<br>
<br>
”世界拷問100選~本当の苦痛はココからだ~”<br>
<br>
J 「か、返すね・・」<br>
蒼「うん。ジュン君も楽しみに待っててねw」<br>
J 「('A`)」</p>
<p>蒼「ねえ、この前の本を読んだらさ、」<br>
J「あーしまった、俺は今から安眠をむさぼるって言う使命があるんだ」<br>
蒼「もう、又逃げる気?」<br>
J「ははは。ぐっない、zzzzz」<br>
蒼「ジュン君・・・寝てる?」<br>
『かじかじかじかじ』<br>
J「あっ・・・くぅ・・・・zzzz」<br>
蒼「・・よし、寝てるね(作戦通りだ)」<br>
↓<br>
J「・・・(本気で寝すぎた、流石に悪い事したかな・・あれ?体が・・動かない?縄っ!?)」<br>
蒼「ふふ、ジュン君やっと起きたかな?クスクス」<br>
J「蒼星石、両手両足が縄で縛られているんだが、心当たりはないかな?」<br>
ジュンはベットに大の字になり、両手両足はベットの四隅の足から伸びた縄により縛られていた<br>
蒼「心当たりは、そうだね。僕をほおって寝ちゃう自分の胸に聞きなよ」<br>
J「あーなんとく分かりました。謝るんで助けてください」<br>
蒼「(ピクッ)自分が置かれた立場が分かってないんじゃない?」(ギュウウ<br>
蒼星石はベットに上がり、ジュンの男の象徴を踏みつけた<br>
J「あっ・・!くぅ・・(き、気持ちい」<br>
蒼「あははは、踏まれて何喜んでるの?この変態さんっ!」(ギュギュギュ!!!<br>
そう言うと更に強く踏みつけた<br></p>
<p>J 「くっ!痛い、痛いよ・・蒼星石・・痛っ!!」<br>
蒼「ふふっ。本当にいい顔・・凄くぞくぞくしてくる・・」<br>
そう言う蒼星石の目は焦点が定まっていない<br>
J「ご、ごめん、ごめんよ蒼星石!!本当に痛い、足をどけてっ!」<br>
蒼「そうだね・・これ以上したら潰れちゃうもんね・・ジュン君のオチンチン・・クスクス」<br>
そう言うと、蒼星石は足をどかした<br>
J「あ、ありがとう・・で、そろそろ、縄を解いてくれないか・・?」<br>
蒼「何勘違いしているの?今のジュン君は僕が自由に出来るんだよ?ほら、こんな風に」カミカミ<br>
J「あっ・・くぅう・・!!耳は・・(自由が利かないからだろうか、いつもより。興奮する」<br>
蒼「・・はい、おしまい」<br>
J「えっ、いつもはたっぷり30分は楽しんでいくのに・・」<br>
蒼「実を言うと今日はね、ジュン君にお仕置きしようと思って、こんな風に縛ってるんだ」<br>
J「は、はあ。いつも耳噛まれてお仕置きされてたと思ってたんですが・・」<br>
蒼「あれは愛情表現。それでね、今回するのはヤギを使う奴なんだ」<br>
J 「( ゜д゜)<br>
<br>
(゜д゜)」<br>
J 「ヤギ、ねぇ。頼りないなぁ・・」<br>
蒼「黙って聞く。それでね、ヤギに受刑者の足の裏を舐めさせるんだ、塩を足の裏につけてね」<br>
J 「はぁ、くすぐったいとは思いますけど・・」<br>
蒼「ヤギは舐め続けるんだ、肉がそげても、骨が見えても・・・ずっとね」<br>
J「(辺りを見回して)OK,ヤギは居ないようだ。居たら鍋にして食う所だった」<br>
蒼「それで、今回はヤギの代わりに僕が舐めます。塩に代わりは蜂蜜でね」<br>
J 「(゜д゜)」<br>
『とろろろろろ・・』<br>
J 「つつつつ、くすぐったい!」<br>
蒼「駄目だよーこれから、もっと・・くすぐったい事してあげる・・・」</p>
<p>
ぺちゃ・・ぺちゃ・・・ちゅぱ、ちゅぱ・・チュチュ・・ちゅぽん!<br>
蒼「はぁはぁ・・ジュンの足、甘ぁい・・はむっ」<br>
ジュンの足を舐めだして15分が経過しようとしていた<br>
最初の方はジュンも笑うばかりだったが、今は<br>
蒼「んっ・・ぷはっ・・ふぅ・・チュチュ・・・」<br>
J「くっ・・・んっ、ああっ!!・・はぁはぁ・・」<br>
舐められるたびに甘い声を上げるしか出来なくなっていた<br>
蒼「(くんくん)ん・・ジュン君の足・・臭いよ・・臭ってくる・・」<br>
J「ちょ、ちょ!!何嗅いでるんだよ!!(は、恥ずかしい」<br>
『がりっぃ!』<br>
J「い、痛いっ!!」<br>
蒼星石の犬歯がジュンの足に突き刺さった<br>
蒼「・・まだ、自分の立場が分かってないんだね」<br>
J「なんで・・何で・・蒼星石は僕を虐めるんだよ・・?」<br>
ジュンは涙目になっていた。好きな女の子に辱められる屈辱から来る男の涙だった<br>
蒼「いいよ・・凄くいい・・凄く、可愛いよジュン君・・嗜虐心がそそられる・・」<br>
そう言うと涙目のジュンの目に舌をねじ込んだ<br>
J「・・っ!?!?」<br>
目を犯される感覚、ジュンには初めての経験だった<br>
蒼「んっ・・ちゅる・・チュパ・・ぷはっ。涙・・しょっぱいよ・・」</p>
蒼「気持ちよすぎて、涙が出ちゃった・・?もう片方の目も舐めてあげる・・んっ」<br>
『コリ コロコロコロ』<br>
舌で目玉を弄ぶ感覚<br>
蒼「ぷはっ・・どう?気持ち良いでしょ・・わぁ、こんなにカチカチにして、興奮したのかな?」<br>
蒼「えっ・・どうしたの?泣いてるの?」<br>
J「くっ、泣いてねーよ・・」<br>
ジュンの目から涙が一筋流れた<br>
J「ただ、俺の存在は蒼星石に対して、こう言う欲求の捌け口でしかないのかと思うと・・」<br>
蒼「・・・」<br>
J「目から我慢汁が出て来るんだよ!!・・ほんと、泣いてないから・・うっ・・」<br>
蒼「・・・ごめんね、少し意地悪しすぎたね・・チュ」<br>
今までとの行為に比べ、とても爽やかな、唇に触れるだけのキス<br>
J「えっ・・」<br>
蒼「仲直りのキスだよwちょと、今日は調子に乗りすぎたかも。ごめんね」<br>
J「いいよ。・・それと、今日は何でこんなに激しかったの?」<br>
蒼「いや、ちょとね。ジュン君が強引にされるのが好きだと思ってさ・・」<br>
そう言いながら縄を解いていく蒼星石<br>
蒼「はい、全部解いたよ。じゃ、そろそろ寝ようか。僕、もう眠いよ・・」
<p>J「ああ、そうだな。こっちおいで」<br>
蒼星石を布団の中に招待する<br>
蒼「じゃ、お言葉に甘えて・・(ごそごそ)ふぅ、やっぱりジュン君の胸の中が一番落ち着く・・」<br>
J「俺も、蒼星石を抱締めてる時が一番落ち着くよ・・」<br>
蒼「ふふっ嬉しいな(ごそごそ)・・きゃっ、何か硬いモノに・・その・・」<br>
J「あ、ごめん・・その・・硬いままだった・・」<br>
そう言うと蒼星石の腹部に硬い物を擦り付ける<br>
J「その、そろそろ俺達・・だめかな?」<br>
蒼「もーだめっ、今日は僕はもう寝るの。はい、おやすみ(チュ」<br>
J「あ、ああ・・おやすみ・・」<br>
<br>
<br>
第一部・完</p>
<hr>
「地震大国の巨大地下街」<br>
<br>
蒼星石の写真の目が光る。<br>
蒼「大変です。ジャパーンの東京で大地震が起きて、<br>
地下300階に人が取り残されました」<br>
ロ「なんだって。すぐに出動だ。真紅」<br>
真「はいパパ」<br>
ロ「それから、地震のことは金糸雀なら分かるだろう。2号で行ってくれ」<br>
金「分かりましたかしら」<br>
水「それじゃいきましょう金糸雀」<br>
<br>
真「これは酷いわね。あ、2号が来たわ」<br>
水「遅くなってごめんなさいねぇ」<br>
金「どれどれ、これはまずいかしら。余震がきたらやばいかしら」<br>
水「それじゃ潜ってくるわぁ」<br>
ttp://vippic.moo.jp/up/files/up23723.jpg<br>
真「待ってちょうだい。私もいく」<br>
<br>
雛「息が苦しいのーもうだめなのー」<br>
翠「頑張るです。きっと助けが来るです」<br>
後編に続かない。
<hr>
翠星石の一日は早朝から始まる。弁当を作るためだ。<br>
昨日のうちにあらかた下ごしらえをしておいたのでそれほど時間が掛かる訳でもない。<br>
いつも自分と双子の妹である蒼星石の二つしか作らないのだが今日は違う。<br>
大好きなあの人に食べて貰いたくて今日は三つ分作らなければならないのだ。
<p>蒼「ふぁ…おはよう翠星石。」</p>
<p>後ろを見ると蒼星石が起きて来た。<br>
部屋で着替えたのか既に制服になっている。</p>
<p>
翠「おはようです、蒼星石。朝ごはんはまだなので待ってろですぅ♪」<br>
蒼「うん…今日は朝から上機嫌だね。」<br>
翠「そ、そんなことねーですぅ。」</p>
<p>
蒼星石が台所を覗くと其処にはえらく凝った弁当が三つもあった。</p>
<p>蒼「ふ~ん、そういうことか…」<br>
翠「な、何がそういうことですか!?べ、別にこの弁当をチビ人間にあげようなんて考えてねーです!?(///)」<br>
蒼「翠星石…自滅してるよ…」</p>
<p>
苦笑いしながら蒼星石はリビングに退却していく。いつもなら手伝いぐらいするのだが今回は手を出すわけにはいかない。<br>
退却する前に翠星石は大声で負け惜しみを言ったがあえて聞かない。</p>
<p>翠「………♪」</p>
<p>さっきまでの怒った顔は柔和に綻んでいる。</p>
<p>そして登校…<br>
蒼星石と一緒に歩いていると前方にその人がいた。<br>
翠星石が声をかけようか躊躇ってるうちに蒼星石が声をかける。</p>
<p>蒼「おはよう、ジュン君。」<br>
ジ「ん、おはよう。蒼星石、翠星石。」</p>
<p>
挨拶されたのだが変に緊張して翠星石はオドオドしていた。<br>
蒼星石が翠星石の肩を優しく叩く。</p>
<p>
翠「お、おはようですチビ人間!翠星石と蒼星石と一緒に登校できるのですから有難く思いやがれですぅ。」<br>
ジ「な、なんだよそれ。別に偶然出会っただけじゃないか。」<br>
翠「偶然だからですぅ。そんなこともわからんのですかチビ人間は。」</p>
<p>いつもの軽口の叩きあいが始まる。<br>
翠星石は自分の軽口に付き合ってくれるジュンが好きだった。</p>
<p>
しかし、これだけ自分の気持を偽った翠星石にとってジュンに本心を曝け出すことは困難だった。<br>
なので今日お弁当を作って少しでもその気持を伝えようとしている。</p>
<p>
翠「そ、そーです。友達の少なそうなチビ人間のために今日は翠星石達が一緒にご飯を食べてあげるですぅ。」</p>
<p>出来るだけ思いついたように振舞う。<br>
本当は昨日の夜から計画していたことなのだが…</p>
<p>ジ「おま、僕はそんなに友達は少なくなんかない!」<br>
蒼「まぁまぁ、翠星石もそんな言い方しちゃ駄目じゃないか。本当は一緒に食べたいって言えばいいのに。」<br>
翠「そ、蒼星石は一言多いです!!(///)」</p>
<p>
顔が熱くなる。きっと今自分は顔が真っ赤なのだろうと容易に分った。</p>
<p>
ジ「なんだ、そんなことか。なら別にいいけど。俺今日は学食だぞ?」</p>
<p>まさに千載一遇のチャンスだと思った。<br>
神様がいるなら今だけは感謝してやりたい。</p>
<p>
翠「しょ、しょーがないチビ人間ですね!そんなこったろうと思って翠星石がお弁当作ってやったです!有難く思えですぅ!(///)」<br>
(い、言っちゃったですぅ…(///))<br>
ジ「え、そうなのか?蒼星石から聞いたけどお前の弁当って美味いらしいからな、楽しみにしてるぞ。」<br>
翠「う、と、当然ですぅ…(///)」</p>
<p>
先刻のジュンの言葉を聞いて翠星石は蒼星石を見る。蒼星石は何も知らないと言いたげに微笑んでいた。<br>
そんな妹の気遣いを嬉しく思いながら三人一緒に学校へと歩いていく。</p>
<p>
翠「可笑しいです…ジュンの分のお弁当がないです。」<br>
鞄の中を探しても自分の分しかない。(蒼星石の分は蒼星石の鞄にある)</p>
<p>蒼「どうしたの、翠星石?ジュン君待ってるよ?」<br>
翠「あぅ…蒼星石…ジュンのお弁当がないんですぅ…」<br>
蒼「え…今朝ちゃんと鞄の中に入れたの?」<br>
翠「入れたですぅ、けどないんですぅ。」</p>
<p>
必死に鞄の中身を探し最終的には鞄の中身を全部出すがやはりない。<br>
ジュンを一人で待たせては悪いので蒼星石には先にジュンのクラスに行って貰った。<br>
ないものは仕方ない、この際一つの弁当を二人で分けようと思った矢先…</p>
<p>女1「ねぇねぇ、あんたが探しのってこれじゃね?」<br>
翠「あ、帰して…」<br>
女2「別にいいけどさぁ…あんた昨日あたしらになんて言ったか覚えてる?」<br>
翠「え…」</p>
<p>
思い出した。昨日蒼星石に嫌がらせをしていたので口論になった女生徒だった。<br>
蒼星石は色んな人に好かれてはいるがそれに比例して妬む人も多かった。<br>
その嫌がらせは蒼星石の机の中にゴミを詰め込むという陰湿なものだったので止めただけだ。</p>
<p>
翠「あれはオメー等が悪いです、翠星石も蒼星石も何も悪くないです!」<br>
女1「うるさい!あんたのそーゆー媚び売ってる口調もうぜぇんだよ!」<br>
翠「そんなことはどうでもいいですからお弁当返しやがれです!!」</p>
<p>
女1に握られている弁当を奪おうと翠星石は進み出るが女2に阻まれる。</p>
<p>
女1「ふん、あんたなんかが作ったこんな弁当なんてこうしてやる!!」</p>
<p>
持っていた弁当箱を女1は力いっぱい地面に叩きつける。教室中に大きな音がしたのでクラスの皆がそれを見ていた。<br>
流石に罰が悪くなったのか二人の女生徒はそのまま退散して行った。</p>
<p>翠「う…うぅ…っ」</p>
<p>翠星石はその場に泣き崩れた。<br>
せっかく蒼星石が応援してくれていたのに…<br>
せっかく今朝頑張って作ったのに…<br>
せっかく勇気を出して言ったのに…<br>
楽しみにしてるって言ってくれたのに…</p>
<p>ジュン「す、翠星石…?」</p>
<p>
ジュンの声がして翠星石は涙を流したまま振り返った。<br>
遅い翠星石を心配してジュンは何時しか翠星石のクラスに来ていたのだ。</p>
<p>翠「あ…う…っ」</p>
<p>
走った。止めるジュンの声を振り切って翠星石は無我夢中に走った。そして何時も自分の世話をする薔薇園の前で壁を背にひたすら泣いた。<br>
嗚咽を吐いて、涙を流して、翠星石は泣くことしか出来なかった。</p>
<p>翠「ヒック…グス…」</p>
<p>
もう駄目だ。ジュンが来たのはあの女生徒が出て行った後なので状況の知りようもない。<br>
きっと誤解された。どうしてあの時説明もせずに逃げ出してしまったんだろう。</p>
<p>「…せ…石」</p>
<p>声が聞こえた。</p>
<p>ジ「翠星石!」<br>
翠「ジュ…ン…?」<br>
ジ「大丈夫か?」<br>
翠「あの…ごめんなさいです…ジュンに作った弁当ですがさっき見たとおり…うっかり落としちまって…」</p>
<p>ジ「違うだろ、弁当箱投げられたんだろ。」<br>
翠「え…」<br>
ジ「さっきクラスの奴に聞いたよ。翠星石が女子と口論になって弁当を滅茶苦茶にされたって。」<br>
翠「そ、それでもごめんなさいです…」<br>
ジ「いいよ、それに…ホラ、ちゃんと持ってきたからさ。」</p>
<p>
そういうジュンの両手には翠星石の弁当と先ほど滅茶苦茶にされた弁当があった。<br>
無言で翠星石に弁当を渡し自分は滅茶苦茶になった弁当を食べる。<br>
しかし翠星石は中々箸をつけない。</p>
<p>
ジ「この煮物お前が作ったのか?やっぱり美味いな…もぐもぐ」<br>
翠「嘘です…こんなにぐちゃぐちゃになったら味なんてわかりゃしねぇです…」<br>
ジ「分るよ。」<br>
翠「え…?」<br>
ジ「翠星石が心を込めて作ってくれたんだから…分らないわけないじゃないか。」<br>
翠「ど、どうしてそれを…(///)」<br>
ジ「う~ん…実はさっき蒼星石から聞いてさ。」<br>
「今日は翠星石が嬉しそうに俺の分も弁当作ってくれたって…」<br>
翠「う…あ…(そ、蒼星石…また余計なことを…でもありがとうです…)(///)」<br>
ジ「だから、さ…食べようぜ。翠星石が折角作ってくれたんだからさ。」<br>
翠「しょ、しょーがねぇです。なら一緒に食べてやるです♪」</p>
<p>なんだかんだ言って今日は嬉しい一日でした…</p>
<hr>
<p><font size="2">蒼「~♪」<br>
J「あれ、凄いご機嫌だね。どうしたの?」<br>
俺の幼馴染の蒼星石は凄くご機嫌だった。<br>
蒼「あ、ジュン君。あのね、ラブレターが来てたんだ、それでね『放課後校舎裏に来てください』だってさ」<br>
J「はあ。でもラブレターは珍しくないだろ?」<br>
蒼「ち、違うよ!これは男の子、しかも後輩なんだよ!?」<br>
J「ああ、うん。そうか、その。頑張れよ」<br>
蒼「うん!やっぱり、自分に好意を寄せてくれると嬉しいものさ♪」<br>
↓<br>
J「んーなんか複雑な気持ちだ・・」<br>
生徒A「おい、聞いたか?今日先輩達が2年の蒼星石を犯るらしいぞ?」<br>
生徒B「ちょ、まいじかよ!?お、俺も行こうかな・・」<br>
生徒A「ああ。俺も先輩に聞いたばっかりでまだお前以外に誰にも」<br>
『ガシッ、』<br>
物凄い握力で生徒Aの頭を握る。いや、握り潰そうとするの方が正しいか。<br>
生徒A「いてぇぇぇぇぇぇぇ!!!!な、何するんだよ!??!」<br>
J「今の話、本当か・・?」</font></p>
<p><font size="2">放課後・校舎裏<br>
『ガサガサ・・』落ち葉を踏みしめる音が心地よい、だが今は<br>
不良A「へへ、どうやら来たようだな」<br>
クズを呼び出す音に成り果てたらしい。<br>
不良A「・・・お前、誰だ?」<br>
そこにはジュンが立っていた。<br>
J「俺の名はジュン、貴様らを制裁する者だ」<br>
不良B「ああ、こいつは蒼星石と良く一緒に居る奴だ」<br>
不良C「お、そうそう。なんだ、お前も混ぜてほしいのか?ひひひ」<br>
J「・・貴様らが生きる明日はない」<br>
↓<br>
校舎裏・蒼星石到着<br>
蒼「はぁはぁ・・ちょと、遅れちゃったけど・・あれ、来てない?」<br>
~15分後~<br>
蒼「・・まだ、来ないのかな・・」<br>
蒼星石はその場に腰を下ろした。<br>
そして、30分、1時間と経過するが蒼星石は動かない。<br>
辺りは暗くなりだして来た。<br>
『がさがさ・・』<br>
蒼「(き、来た?)・・・なんだ、ジュン君か」<br>
J「その、何だ・・心配でな・・見に来たんだが・・どうだ?」<br>
蒼星石の隣に腰を下ろす。<br>
蒼「はは・・可笑しいよね・・僕、あんなに舞い上がっちゃってさ・・はぁー」<br>
J「・・・」<br>
黙って話を聞くジュン。<br>
蒼「やっぱり、僕みたいな男っぽい奴には女の子しか、相手にしてくれないのかな・・」<br>
J「・・そんな事ないぞ、蒼星石は可愛い。ずっと見てきた俺が言うんだ、間違いない」<br>
蒼「・・・えっ?それって・・どう言う・・?」<br>
ジュンが立ち上がり、蒼星石に手を差し出す。<br>
J「ほら、腹減ったろ。お好み焼きで食いに行こうぜ、俺が奢るよ」<br>
蒼「・・・ありがとう、ジュン君」<br>
ジュンの手を掴み立ち上がる蒼星石<br>
J「じゃ、行くか!」<br>
蒼「うん!そうだね、僕何頼もうかな、久しぶりにスペシャルでも・・」<br>
J「ちょ、もう少し俺の財布の事を心配してくれw」<br>
蒼「やだよー今日はジュン君の奢りなんだからねー、はははw」</font></p>
<p><font size=
"2">戦いの報酬は大切な人の笑い声。男には十分すぎた<br>
<br></font></p>
<hr>
<font size="2"><br>
「地震大国の巨大地下街」<br>
<br>
蒼星石の写真の目が光る。<br>
蒼「大変です。ジャパーンの東京で大地震が起きて、<br>
地下300階に人が取り残されました」<br>
ロ「なんだって。すぐに出動だ。真紅」<br>
真「はいパパ」<br>
ロ「それから、地震のことは金糸雀なら分かるだろう。2号で行ってくれ」<br>
金「分かりましたかしら」<br>
水「それじゃいきましょう金糸雀」<br>
<br>
真「これは酷いわね。あ、2号が来たわ」<br>
水「遅くなってごめんなさいねぇ」<br>
金「どれどれ、これはまずいかしら。余震がきたらやばいかしら」<br>
水「それじゃ潜ってくるわぁ」<br>
ttp://vippic.moo.jp/up/files/up23723.jpg<br>
真「待ってちょうだい。私もいく」<br>
<br>
雛「息が苦しいのーもうだめなのー」<br>
翠「頑張るです。きっと助けが来るです」<br>
後編に続かない。<br></font>
<hr>
<p><font size="2">蒼「JUM君。今日もあそこ、行かない?」<br>
J「またかよ・・・ていうか何で俺なわけ?クラスが違うだろ。水銀燈とかいるじゃんか」<br>
蒼「水銀燈が付き合ってくれるハズがないじゃないか・・・」<br>
J「なら他にも翠星石とかいるだろ。」<br>
蒼「翠星石は洋菓子派なんだよ・・・・・・真紅は翠星石について行ってるし、雛苺も真紅についていっちゃったから・・・」<br>
J「じゃ一人でいけばいいだろ。」<br>
蒼「そ、そんな事言わないでよ!女の子でも一人で入るのは恥ずかしいんだから・・」<br>
J「だからって何で俺が・・・」<br>
蒼「お願い!JUM君がいれば女の子も寄ってこないし・・・」<br>
J「お前それが目当てだろ。・・・ったく、なんかおごれよ~」<br>
蒼「はいはい。」<br>
巴「ねぇ桜田君。今日図書館に行かない?私、部活休みだから・・・」<br>
J「あ~、スマン今日は先約があr」<br>
蒼「JUM君は!・・・ボクと和菓子食べに行くんだ。悪いね」<br>
巴「・・・・最近、蒼星石桜田君といつも一緒にいるよね?」<br>
蒼「別に一緒にいたっていいじゃないか。何か問題でも?」<br>
巴「・・・そうね。その通りだわ。ところで私もご一緒したいんだけど、いいかな?」<br>
J「お~そうしようぜ蒼星石。」<br>
蒼「・・・・・・いいけど・・・」<br>
和菓子屋<br>
蒼「んっ。JUM君、これもおいしいよ。ハイ」<br>
J「俺はあんまり甘いもの食べたくねぇ」<br>
蒼「絶対おいしいから一口だけでも食べてみなよ。ね?」<br>
<br>
J「・・・・ったく・・・パク」<br>
巴「(会話に入れない・・・)」<br>
蒼「(フフ・・・)・・・・あれ、巴は食べないの?」<br>
巴「え、いや、私甘い物は食べないようにしてるの」<br>
蒼「ふーん。せっかく和菓子屋まできたのに、勿体無いことするんだね。」<br>
巴「別に、食べれないからきちゃダメっていう決まりもないし(っていうか何でそんなパクパク食べられるの!?私なんかあれだけ食べたら・・・)」<br>
蒼「それもそうだね。ハハ・・・あっ、JUM君口元にあんこついてるよ」<br>
J「マジで!?どっち?」<br>
蒼「とってあげる・・・・ペロ」<br>
J「ううわぁぁ!」<br>
巴「ああぁぁ!」<br>
蒼「うん、甘い」<br>
J「お、おお前!」<br>
蒼「お金払ってるんだから勿体ないじゃないか」<br>
J「だからっておま・・・」<br>
巴「・・・・・・あ、ゴメン私帰るね。用事思い出したから・・・!」<br>
J「え、あ、あぁじゃあまたな」<br>
ガチャ ガランガラン<br>
蒼「用事ってなんだろうね?あんなに急いで・・・」<br>
J「あいつの事だから剣道の稽古でもあるんだろ」<br>
<br>
公園<br>
巴「あ~あ・・・私の方が桜田君と付き合い長いのに、なんで蒼星石に負けるのかな・・・」<br>
巴「(・・・・付き合いって言っても中学校の間はほとんど会えなかったけど・・・・)」<br>
巴「蒼星石・・・うらやましいなぁ・・・」<br>
トントン<br>
巴「え・・・?」<br>
蒼「やあ」<br>
巴「蒼星石・・?何で」<br>
蒼「・・・もう5時だよ?和菓子食べるだけだったからボクらもあの後すぐに別れた」<br>
巴「え・・・私ずっとここに・・・・?」<br>
蒼「そうみたいだね・・・」<br>
巴「・・・・」<br>
蒼「・・・・・」<br>
巴「・・・・ねぇ」<br>
蒼「なに・・・?」<br>
巴「もしかして・・・蒼星石も桜田君の事・・・・好きなの・・・?」<br>
蒼「・・・・蒼星石”も”って事は他にもいるんだ・・・」<br>
巴「・・っ!」<br>
蒼「ハハハ。最初からわかってたよ」<br>
巴「・・・・蒼星石は・・・どうなの・・・?」<br>
蒼「ボクか・・・・ボクは・・・どうだろうね」<br>
蒼「生まれて初めてボクの事女の子扱いしてくれた男の人だから、特別な人って事には変わりないよ」<br>
巴「じゃ、じゃあ別に好きとかじゃないの?」<br>
蒼「さぁ?ボク、恋とかしたことないから。もしかしたら好きなのかもね」<br>
<br>
巴「・・・・」<br>
蒼「でも、JUM君が君の事を選ぶのならボクは邪魔したりするつもりはないよ?」<br>
巴「・・・」<br>
蒼「ただ、もしボクのこの気持ちが恋なら・・・それでJUM君が誰も選ばないようなら全力で行くと思う」<br>
巴「フフ・・・。無理しなくてもいいよ」<br>
蒼「・・・?」<br>
巴「蒼星石はもう桜田君の事好きなんでしょ?」<br>
蒼「だから、そうじゃなくて・・」<br>
巴「私、知ってるもの。あなたの財布の中に桜田君の写真が入ってる事・・・」<br>
蒼「・・・・・なっ!」<br>
巴「無理して身を引かなくてもいいよ。私が幼馴染だからって」<br>
蒼「・・・・別に・・・そういうわけじゃ・・・」<br>
巴「正々堂々、闘おう?」<br>
蒼「・・・ハァ・・・わかった。恨みっこなしだね」<br>
<br>
<br>
<br>
ベ「JUM・・・これからが本当の地獄だぞ・・・」<br>
<br>
<br></font></p>
<hr>
<p><font size="2"><br>
J「だぁー!英語の予習してねー!」<br>
蒼「あ、僕のk」<br>
紅「ホラ、私のを見せてあげるわ」<br>
蒼「・・・」<br>
J「きょ・・教科書忘れた・・」<br>
蒼「じゃあ僕の見s」<br>
銀「あらぁ。だったら私の見せてあげるわぁ。」<br>
蒼「・・・」<br>
<br>
J「次の授業テストあるって・・・聞いてねぇぞ・・・」<br>
蒼「僕が要点絞ってきたk」<br>
金「この薔薇学の天才。カナリヤがでてきそうな問題を教えてあげるのかしら~」<br>
蒼「・・・・・・・・・もうっ!」<br>
<br>
放課後<br>
J「蒼星石~?帰ろうぜ~」<br>
蒼「・・・・やだ」<br>
J「・・・何で?」<br>
蒼「・・・JUM君なんか知らない」<br>
J「はぁ?」<br>
蒼「勝手にすればいいじゃないか」<br>
J「・・・お前がこの前駅前に新しい和菓子屋ができるから開店したら行こうっつったんだろ」<br>
蒼「・・・え?・・・あ、覚え・・・てたの・・・?」<br>
J「当たり前だろうが。ホラ、いくぞー」<br>
蒼「・・・・・・うん♪」<br>
ギュッ<br>
J「わ!手なんか繋ぐなよ!」<br>
蒼「よいではないかよいではないか♪」<br>
J「はぁ?・・ったく・・・」<br>
<br>
<br></font></p>
<hr>
<p><font size="2"><br>
がちゃがちゃ<br>
蒼「あ、ジュン君お帰りなさい。遅かったね。」<br>
ジ「うん。委員会が長引いちゃってさ~。」<br>
蒼「もうお風呂沸いてるよ?入る?」<br>
ジ「気が利くな~。じゃあ入ってこよ。」<br>
蒼「………」<br>
<br>
ジ「ふぅ~やっぱ風呂はいいな…疲れたときの風呂は特に…」<br>
蒼「ねぇ、ジュン君。」<br>
ジ「ぅうわっ…な、何でそこにいるんだ?」<br>
蒼「え~っとね。疲れてるみたいだから、背中でも流してあげようと思って。」<br>
ジ「えっ……だめ!駄目だ」<br>
蒼「どうして…?ジュン君は僕のご奉仕はいらないの…そうだよね…僕にご奉仕されても全然嬉しくないよね…<br>
ジ「いや、…や、そんな事は…!!」<br>
蒼「そんな事は…?」<br>
<br>
ジ「……無いよ」<br>
蒼「じゃあ僕も脱がなきゃね。替えの服が無いから仕方ないや。ちょっと待っててね。すぐ行くから。」<br>
ジ「ちょちょちょ…!!」<br>
<br>
蒼「入りま~す…」<br>
ジ「ってあれ…脱いだんじゃないの…?」<br>
蒼「うん、脱いだよ。」<br>
ジ「だって・・・それ僕の制服のシャツ……」<br>
蒼「うん。だってどうせ着替えても水で濡れちゃうし、それならどうせ洗濯する服着ちゃおって。」<br>
ジ「い、いや……そうじゃなくて…」<br>
蒼「僕は脱ぐと入ったけど、着ないとは言ってないよ。ひょっとして何か変な事考えたの?<br>
いやらしいジュン君だなぁ…じゃあ早速ご奉仕してあげるから、一旦上がってよ。」<br>
ジ「いや…その…」(前が丸見えになってしまうんだけど…)<br>
蒼「隠したいの?恥ずかしいの…?ね、正直に言ってみて。」<br>
ジ「…隠したいです…ちょっと恥ずかしいです。」<br>
蒼「駄目なジュン君だなぁ…はい、タオル。」<br>
ジ「ありがと…」(ふわぁー助かったぁ…流石に隠したい…)<br>
蒼「あ、でもタオルジュン君が使っちゃったら…僕ジュン君の身体洗えないや…」<br>
ジ「いや、洗えなくても…」<br>
蒼「じゃあこうしよう!」(石鹸を水に濡らし、ジュンの身体に直接擦り付ける)<br>
ジ「うわ…わわわちょっとちょっと止めて、止めて下さい、本当に頼みます。」<br>
蒼「仕方ないじゃない。はい、前も洗うよ。大人しくしておいて。」<br>
<br>
ジ「……あ、制服…大きい?」(制服の袖…折ってる…)<br>
蒼「うん。そりゃねぇ。ジュン君の制服が僕にピッタリだったらビックリするよ。」<br>
ジ「…臭くない……?」<br>
蒼「うーうん。ジュン君の匂いがして、ジュン君に抱っこされてるみたいで…気持ち良いよ。<br>
あ……!」<br>
ジ「ん?」(何か手のひらで全身触られてるから…変な気分…石鹸もぬるぬるするし…」<br>
蒼「そ…その本当の前は…自分で洗ってくれる…?流石にそれはちょっと……僕触れない…から」<br>
ジ「ぅ……分かった…」(いつの間にか……)<br>
蒼「じゃ…じゃあジュン君がしてくれてる間に♪」<br>
<br>
はむはむはむはむ<br>
<br>
ジ「うわぁっ!!な、何…や、止めて…」<br>
蒼「何って特別大サービスだよ。噛まないから。はむだけ。ね?」<br>
ジ「う…うん……」(いや、噛まれる方がこの状況じゃまだ良い!はまれると…ヤバい…!)<br>
<br>
はむはむはむはむ<br>
<br>
J「っ…うぁ……」(も、もう駄目だでも蒼星石の前で出す訳には…)<br>
蒼「もう良いかな…流すよ。」(ちょっと可哀想かな…?)<br>
<br>
ざっぱーん☆<br>
<br>
蒼「じゃあ僕はそろそろ出るよ。ゆっくりしててね♪」<br>
J「…うぅ……あ…出た…」<br>
<br>
蒼「ふふふ、ご奉仕できたかな~♪」<br>
<br>
<br></font></p>
<hr>
<p><font size="2"><br>
蒼「JUM君、それはなに?」<br>
J「え?ああ、これは」<br>
翠「MDって……。今時こんなの使ってるですか。翠星石たちはiPod使ってるです」<br>
J「gigabeatだよチクショー!」<br>
<br>
蒼「JUM君、何聴いてるの?」<br>
J「え?聴いてみれば分かるよ」<br>
翠「電車男って……これだからオタクは困るです」<br>
J「ベートーベンをぶっとばせ!」<br></font></p>
<hr>
<p><font size=
"2">「おねーちゃん☆一緒に学校行こ♪・・・うわー恥ずかしい・・・でも、ちょっといいかも」<br>
<br>
「あー、お姉ちゃんばっかりずるいよー!蒼もアイス食べたいの!・・・恥ずかしすぎる・・・もうちょっとだけ」<br>
<br>
「おねーちゃん、起きないと遅刻しちゃうよ。・・・もう!起きないと、ちゅーしちゃうんだから・・・」<br>
<br>
「な、なにやってるです蒼星石・・・」<br>
<br>
「!!」<br>
<br>
<br></font></p>
<hr>
<p><font size="2"><br>
<br>
蒼「ジュンく~ん、今日のオカズなに?」<br>
ジュン「ん?ああ、玉子焼きとから揚げと……」<br>
蒼「そうじゃなくて、夜のオカズの方だよ♪」<br>
ジュン「なっ!?何を言い出すんだよ!」<br>
蒼「……僕で良かったら、オカズにしても良いよ…」<br>
ジュン「え!?馬鹿なこと言うなよ!」<br>
蒼「ジュンくん、照れなくても良いんだよ?」<br>
<br>
<br></font></p>
<hr>
<p><font size="2"><br>
<br>
豪雨である。<br>
指のように太い雨が天から叩きつけられてくる。<br>
そして、それを昇降口で忌々しげに見ている一人の男。<br>
<br>
J「傘ねーのに、帰れねーよ・・・古畑の再放送始まるのに・・('A`)」<br>
<br>
そう、お馴染みのジュンである。<br>
この馬鹿は天気予報を見ずに行動しているらしい。<br>
<br>
蒼「あれ、こんな所で何してるの?」<br>
後ろから傘を持った蒼星石が現れた。<br>
J「あれだ、夢と青春に思いを馳せてる所だ」<br>
蒼「そうなんだ。まあ、難しい時期だもんね。じゃあ僕は古畑の再放送があるから・・」<br>
J「んーちょとぉ待ってぇーください(物真似)」<br>
蒼「へっ、それ。古畑の物まね?」<br>
J「そうっ!私が古畑の物まねをしている、これから導き出される結論は一つしかりませんっ!(物真似)」<br>
蒼「うーん?ジュン君も再放送が見たい?」<br>
J「ハァ、ハァ、ハァー、正解ですぅーウーン。古畑ジュンでした(物真似終了)」<br>
蒼「ジュン君の事だし、傘忘れて帰れないんでしょ?ほら、入りなよ」<br>
J「やっぱ蒼ちゃんは優しいな・・涙がちょちょ切れるぜ・・」<br>
傘の左側にお邪魔する。<br>
蒼「ちょと、小さいけど。つめたら大丈夫だよね。」<br>
J「ああ、ホント有難うな」<br>
ジュンが蒼星石の傘を持つ。<br>
蒼「あ、ありがとう・・」<br>
J「細かい気配りが出来る男はモテルらしいからな」<br>
蒼「そうかーなら、僕からも一つモテル秘訣を・・」<br>
J「おっ、超気になる」<br>
蒼「古畑の物まね似てないから。僕の前以外でしない方が良いよ」<br>
J「あ、ああ・・('A`)」<br>
<br>
痛い所をぐさりっ、と突かれた<br>
どどどどどどどどどどど<br>
<br>
大粒の雨が傘を叩く。<br>
視界が利かない、傘の中だけ外部と隔離されたようであった。<br>
<br>
蒼「雨、酷いね・・」<br>
J「ああ、酷いな」<br>
チラリ、と蒼星石の方を見る<br>
J「!!」<br>
慌てて目をそらす。<br>
蒼「んっ?どうしたの?」<br>
蒼星石の右肩が雨に濡れ、下着のラインが透けている。<br>
恐るべし、夏服。<br>
<br>
J「いや・・その、もっとこっち来い。濡れてるぞ」<br>
引き寄せる。<br>
蒼「わっ、わ。強引だな・・」<br>
右胸に蒼星石の暖かさを感じ出す<br>
J「傘の持ち主が濡れるってのも、変な話だろ」<br>
蒼「そう、だね・・」<br>
<br>
てくてくてく、がっ!<br>
<br>
蒼「うわっ!」<br>
足がもつれ蒼星石が大きく体勢を崩す。<br>
J「ちょ、大丈夫か!?」<br>
すかさず抱きとめる。<br>
蒼「あっ・・」<br>
<br>
距離が近い。<br>
外部と隔離された、空間。<br>
二人の顔が近寄り・・<br>
<br>
蒼「だーめっ」<br>
ジュンの顔を押える。<br>
J「えっ、いや・・その・・」<br>
ばつが悪い。<br>
蒼「それに、こんな形でキスするなんて・・何か、雨に負けたみたいで嫌だな。。」<br>
J「あーその、えーと。あれだ、俺は雨に負けない!」<br>
蒼「へっ?行き成りどうしたの?」<br>
J「はい、傘持って」<br>
傘を渡す。<br>
J「俺は雨なんかに負けねえ!水が人間様に敵うと思うなよっ!」<br>
そう言いながら雨の中に飛び出す<br>
蒼「な、何してるの!?濡れちゃうよ?いや、むしろ濡れてるって!」<br>
J「待っててくれ!この雨にどっちが上かを思い知らせたら直戻る!」<br>
蒼「ははは・・どう見てもジュン君が下だよ・・高度的にも・・」<br>
J「水滴如きがっ!お前ら全員蒸留水にす うわっ!」<br>
『ばたっ、』顔面から転んだ。<br>
J「少佐・・負けちゃいました・・」<br>
敗残兵が帰ってきた。<br>
<br>
蒼「はいはい、馬鹿の子は僕と一緒に傘の下に居ようね」<br>
J「あー、いや。俺濡れてるし、蒼ちゃんも濡れちゃうから、遠慮かな」<br>
蒼「もうっ、何遠慮してるのさ。ほら、こっちおいで」<br>
J「いや、風邪引くよ?蒼ちゃん風邪ひくよ?」<br>
もみ合う二人。<br>
蒼「こっちにこーいっ!」<br>
思いきり引っ張る<br>
J「うわっ、」<br>
<br>
ばったーーん<br>
<br>
二人仲良く倒れた。<br>
<br>
蒼「いたたたっ・・大丈夫?」<br>
J「あ、ああ。大丈夫だ・・って!!」<br>
蒼「え?どうしたの?」<br>
<br>
服の前面が綺麗に濡れ細り、下着が完全に透けて見える。<br>
普段意識しない蒼星石の女の子の部分。<br>
<br>
蒼「何見てるんだよ・・えっち・・」<br>
胸を手で隠すポーズを取る。<br>
J「そ、その・・ごめん・・」<br>
<br>
がらん、がらん、がらん<br>
<br>
ジュン宅の乾燥機が元気良く回っている。<br>
<br>
J「どっと疲れた・・」<br>
蒼星石は現在シャワーを浴びてる。<br>
『シャアアアアアア』<br>
J「なんか・・落ち着かないな・・」<br>
蒼星石の女の子の部分を見てしまったからだろうか。<br>
J「はぁーなんか、自分が助平な事にウンザリする・・」<br>
『じゅんくーん、この服使っていいのー?』<br>
風呂場から声が聞こえる。<br>
J「ああ、そこに置いてある奴使ってくれ」<br>
『うん、ありがとー』<br>
<br>
蒼「やっぱり男の子だねー僕にはちょと、大きいや」<br>
蒼星石は黒いズボンに大き目の白いシャツを羽織ってる。<br>
J「あーなるべく小さめの奴用意したんだけどな。すまん」<br>
蒼「いや、いいよ。家の中だし不自由しないよw」<br>
J「ならそれで良いか」</font></p>
<p style="font-size:12px">レフリー「・・・(時計を見る)」<br>
『ピィィィィィィ』<br>
レフリー「10分経過しました」</p>
<p style="font-size:12px">蒼「んー(コリコリ)」<br>
肩を回す。<br>
J「肩こってるの?」<br>
蒼「うん、ちょとねー姿勢が悪いのかな」<br>
J「ちょと、見せてみ。揉んじゃるよ」<br>
蒼「ホント?ありがとーw僕はこんな良い幼馴染を持って幸せだよ」<br>
ベットにもたれ掛かって座っている蒼星石の後ろに回りこむ。<br>
J「!!!」<br>
蒼「どうしたの?」<br>
J「い、いや・・何でもない・・」<br>
シャツの胸元から、ピンク色のポッチが見えた。<br>
J「ん、かなりコリコリだね」<br>
そう言いつつ、胸元に視線を送る。<br>
蒼「でしょー? って、何見てるのさ」<br>
目が怖い。<br>
J「いや、その。ごめんなさい・・」<br>
蒼「はあ。もういいから、肩揉んでね」</p>
<p style="font-size:12px">もみもみもみもみもみもみ</p>
<p style="font-size:12px">無言で肩を揉み続ける。<br>
肩を揉むたびに胸元が開ける。<br>
J「(あー駄目だと思うんだけど、目がいってしまうな・・)」<br>
蒼「ねえ、さっきからそんなに僕の胸が気になる?」<br>
J「あっ、す、すみません!つい・・」<br>
蒼「そんなに僕の胸が気になるのなら」<br>
蒼星石がこちらを向く。<br>
蒼「僕の胸・・見る?」<br>
J「えっ?」<br>
良く分からない、何言ってるんだ?<br>
蒼「ジュン君だったら・・いいよ・・」<br>
そう言いながらシャツのボタンを。一つ、一つ外していく<br>
J「えっ!いや、ちょと待て!落ち着け!」<br>
ジュンが一番落ち着いていない。<br>
J「後悔するぞ!色々後悔しちゃうぞ!!」<br>
顔を思いっきり逸らす。<br>
蒼「なーんてね。冗談だよw」<br>
J「・・・はっ?」<br>
蒼「冗談だよ。助平なジュン君に見せる訳ないじゃん」<br>
J「( ゜д゜) (゜д゜)」<br>
蒼「ほらほら、そんな顔で見ないでよw古畑の再放送始まるよ」<br>
TVの電源をつける<br>
TV「・・・を拡大してお届けします、なお『古畑忍三郎・甲賀忍者の反撃』は時間枠が変更さ・・」<br>
J「言いたい事はそれだけか・・?」<br>
蒼「えーと、ジュン君。何する気なのかな?」<br>
ジュンの目は本気だった。<br>
J「ちょと、男の子を舐めすぎたみたいだな・・」<br>
『にじり、にじり、』と蒼星石との距離をつめていく<br>
蒼「ちょ、ちょと。たいむ!ジュン君、目が本気だって!」<br>
J「なーに、大丈夫。ちょと胸を見せて貰うだけだから」<br>
蒼「きゃ、きゃー!変態!強姦魔!」<br>
J「HAHAHAHA,何とでも言うがいい!どりゃ!」<br>
ジュンが蒼を羽交い絞めにする。<br>
J「ほらほら、パパ全部ボタンはずしちゃうぞー」<br>
そう言い、蒼星石のボタンを外してしまう<br>
蒼「ちょ、ちょと!」<br>
形の良い胸が顕になる。<br>
J「ないすおっぱい!」<br>
蒼「うっうー。胸見たんだから・・これで終わりだよね・・?」<br>
泣きそうな声で蒼星石が尋ねる。<br>
J「知ってるかね?肩こりには胸のツボを押したほうが良いって事を」<br>
蒼「えっ?し、知らないけど・・えっ、何するの? キャッ!」<br>
ジュンの手が蒼星石の胸に伸びる。<br>
J「って、事で肩こり殲滅しますねー」</p>
<p style="font-size:12px">もにゅ、もにゅ、もにゅ、もにゅ、</p>
<p style="font-size:12px">J「うはwwwやわらけぇww」<br>
胸のツボを押さずに、胸を触り続けるジュン。<br>
蒼「ちょ、ちょと!やめてよっ!」<br>
J「いやいや、あれだ。ちょとぐらい、良いんじゃないかな?」<br>
蒼「だめっ!駄目だって!離して、今すぐ!」<br>
蒼星石はジタバタと暴れる。<br>
押さえつけるジュン。<br>
J「ふはははは、男の子の力は偉大なのだ! って、どうした!?」<br>
蒼「やめてって・・・言ったのに・・・ひぐっ・・うっ・・」<br>
泣いていた。<br>
J「わ、わっ・・ごめん!」<br>
慌てて蒼星石の体を自由にする。</p>
<p style="font-size:12px">蒼「うっ・・ひぐっ・・」<br>
泣き続ける蒼星石。<br>
J「その・・ごめんな・・調子に乗りすぎた・・」<br>
蒼「ちゃんと・・言ってくれたら・・うっ、ぐっ・・・いつでも揉ませてあげるのに・・」<br>
J「へっ?それは、つまり・・?」<br>
蒼「ばかっ!分からないの!?僕は遠まわしにジュン君が好きだって言ってるの!」<br>
J「えっ、それ。本当・・?」<br>
蒼「本当だよ・・ずっと前から・・好きなのに・・」<br>
J「ごめん・・」<br>
謝るしか脳のないジュン<br>
蒼「・・ねえ、キスしたら許してあげる」<br>
J「えっ?」<br>
蒼「ほら、目を閉じて顔上げて」<br>
J「あ、ああ・・」<br>
言うとおりにするジュン。<br>
『チュッ』<br>
J「(あっ・・柔らかい・・)」</p>
<p style="font-size:12px">『ドガンッ!!』</p>
<p style="font-size:12px">
そんな甘い思考なんて、次の衝撃で吹き飛んだ。<br>
J「いってええええ!!な、何するんだよ!?」<br>
蒼星石の頭突きが華麗に決まった<br>
蒼「ばーかっ!さっき無理やり胸揉んだお返しだよ!」<br>
J「えっ、さっきのキスは・・?」<br>
蒼「それは僕がジュン君の事好きって事だよ!」<br>
J「えー、ちょと良く分からないかも・・?」<br>
蒼「だから。無理やりエッチな事するジュン君は嫌いなのっ!」<br>
蒼「くらえっ!」<br>
『ぺきっ、』ジュンの趣味のミニカーをチョップで壊す。<br>
J「わわわわわ、な、何するだーっ!」<br>
蒼「やーいやーい、もう一個。えいっ!」<br>
『ぺきっ、』<br>
J「こらああ、又胸揉んでやるから、そこ動くなよ!」<br>
蒼「動くなといわれて動かない奴はいないよ♪」<br>
逃げ出す蒼星石、追いかけるジュン。<br>
蒼「ははは、捕まえてみなよw」<br>
J「きぃー今夜は返さないからな!」</p>
<p style="font-size:12px"><br>
ノリ「二人とも・・仲がいいわね・・」<br>
ドアの隙間からノリが見てた。<br></p>
<hr>
<p><font size="2">-----下駄箱<br>
<br>
どささっ<br>
翠「わぁ!いつもながらスゴイ量のラヴレターですねぇ~~」<br>
蒼「僕、女なのになぁ」<br>
翠「いっその事、男の子になっちゃえです!」<br>
蒼「それ、本気で言ってるの?」<br>
翠「制服もこの学ランに着替えるですよ」<br>
蒼「どこからそんな物を・・・・」<br>
<br>
<br>
JUM「・・・あれ?僕の制服がないぞ?!学校いけNEEEEEEEじゃん!<br>
(これじゃあ雛苺と約束したビデオが手に入らないじゃないかぁ!!!」<br>
<br>
翠「きゃー!!といっても似合うですぅ!さすが翠星石の双子の妹です~」<br>
蒼「は、恥ずかしいよ翠星石・・・(顔赤らめ」<br>
翠「確か時間目は体育だったです、上手くやるですよ?蒼星石!」<br>
蒼「・・・まさか男子更衣室で着替えろって言うの?」<br>
翠「あったりまえです!男の子が女子更衣室に入るなんて厳禁だろーがですぅ!」<br>
<br>
<br>
べ「はっくちゅんっ」<br>
<br>
--------男子更衣室<br>
男子達「・・・・でさー」「まじかよーwww」サ゛ワサ゛ワ・・・・<br>
蒼「う・・・(どうしよう、本当に来ちゃったよ。しかもよく見たらこれJUM君の体育着じゃないか・・・」<br>
男子A「ところでA組の蒼星石結構可愛いよなーww」<br>
男子B「な!あの双子は断然可愛い!!」<br>
蒼「・・・・・///(お父様・・・・・」<br>
<br>
ばたんっ(ドア)<br>
べ「ただ今女子更衣室より無事帰還しました。」<br></font></p>
<hr>
<p style="font-size:12px">
J「ほら、もっと足上げろよ。じゃないと見えないだろ…」<br>
蒼「だって……」<br>
J「だってじゃないだろ?蒼星石が僕にしてってお願いしたんだろ?!」<br>
蒼「うぅぅ…分かったよ…はい……これでいい?」<br>
J「よし。じゃあ行くぞ……ちょっと……いや多分かなり痛いと思うけど…もしそうだったら絶対言えよ…」<br>
蒼「うん……でもジュン君痛くなんかせずに…優しくしてくれるでしょ?」<br>
J「さぁてどうかなぁ……?行くぞ!!」<br>
<br>
蒼「ひゃぅっ……!!い、痛いよぉ……そんなに擦り付けないでっ……!!」<br>
<br>
<br>
<br>
<br>
<br>
<br>
<br>
<br>
<br>
<br>
<br>
<br>
J「はい、消毒終わり。運動場走りまくってこけけて擦りむいたとか小学生じゃないんだから…」<br>
蒼「……今わざと痛くしたでしょ……ジュン君の変態っ!!」<br>
<br></p>
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