金糸雀3 - (2006/01/16 (月) 20:24:12) の編集履歴(バックアップ)
金糸雀「…雛苺!あなたのそのへんちくりんな髪型のせいで、カナの席から黒板が見えないかしら!」
雛苺「!…ヒナの頭変じゃないもん!カナリアのほうがずっと変な頭だもん!」
金糸雀「!…言ったかしら!チビチビ苺!」
雛苺「カナはデコッぱちの、つるつるりんなの~♪」
金糸雀「ムキィー!もう、怒ったかしら!!」
雛苺「バカナリアは七三分け、おっさんなの~♪」
?「おいおい、喧嘩はやめろ、どちらもカワイイ髪型じゃないか!」
金糸雀&雛苺「お前に言われても、説得力ないっ!」
ベジータ「!!!!!!!」
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金「きょうのお弁当はたまご焼きなのかしらー。策士たるもの
隙のできる食事は一人で寂しく屋上で食べるのかしら…」
金「ふぅ、やっとついたのかしら…あら、ベジータ?薔薇も…」
ベ「なぁ、薔薇水晶。お前、水銀燈と仲いいんだろ?その…なんだ、あいつに
コレ…渡してくれないか?(どう見てもラブレター)」
薔薇「……」
ベ「なぁ、頼むよ…ダメか?」
薔薇「……(いきなり涙を流す)」
ベ「!?…どうした薔薇!?」
薔薇「ひどいよ…なんで分からないの……?」
ベ「何!?」
薔薇「だって…私…前から…ベジータ君のこと…」
ベ「!!(マジかよ!しくった!そうだったのか!)」
薔薇「でも…ベジータ君が銀の事好きなら…仕方ないね…」
薔薇「でもお願い…一つだけ、私の夢叶えて…その…キス…して?」
ベ「!!!!(うおお!なんか分からんがいい雰囲気なことだけは確かだ!
もう薔薇に付きあってくれとは言えんが思わぬ拾い物だ!)あ…ああ、いいぜ。」
薔薇「じゃあ、目…閉じて…その…勇気出るまで時間掛かるかも…」
ベ「あ、ああ、わかったこうか?」(ベジータ目を閉じる)
薔薇「……」(無言で出入り口に)
薔薇「あ…カナリア。あの子は放っといてあげてね。」
金「……(わたしは何も見てないのかしら。わたしは何も見てないの…かしら…?)」
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僕の名はJUM。追試を明日に控え徹夜で勉強中の、今日本で一番眠りたい男だ。
そんな僕の傍らで寝息をたてる全体的に黄色い少女。
彼女の寝顔はまるで天使のように安らかで、見ている者も和ませる。
だが今の僕にはそれが憎たらしくてしょうがない。
僕は眠いんだ。何でこんな幸せそうな寝顔を眺めながら自らに鞭打って勉強しなければならないのか。
世の中理不尽だ。何でこいつは追試が無いんだ。何で僕だけ。畜生。
この欝憤を晴らすべく、僕は油性ペンを握る。
彼女のデコは落書きするにはもってこいのキャンパス。ペンの滑りも存外良いものだった。
が、彼女のデコは思いの外広く、肉と書いただけではあまりにもスペースが残ってしまった。仕方ない。ここをこうして……
翌日、学校にはデコ一面に大きく『腐敗』と書かれた少女の姿があった。
本人はそれに気付いてないみたいだけど、それはそれで可愛らしいよ思うよ金糸雀。
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