全員11 - (2006/01/27 (金) 06:10:18) の編集履歴(バックアップ)
文化祭で忠臣蔵の演劇をやることになった。蒼星石の提案だ。
「アリス蔵」
幕府にローゼン皇帝陛下の勅使がくることになった。
それを迎えるのは水銀燈の役目だ。以前にも一度経験がある。
無礼なことがないように、真紅の指導を受けねばならなかった。
そして勅使の薔薇水晶がやってくる。水銀燈と真紅は準備をしていた。しかし
真「水銀燈、この前いれてもらった紅茶だけど、本当に不味かったわ。
どうやればああなるのかしら。まったく困ったジャンクね」
それを聞いた水銀燈は堪えられなかった。真紅に斬りかかっていった。
雛「との!殿中でござるなのー!」
水「放しなさい雛苺!真紅は、真紅はぁ!」
結局これが原因で水銀燈は切腹を命じられた。
翠「真紅のやつ、許せねーです。水銀燈様の仇を討つですよ」
蒼「まあまあ、仕方がないことだよ。残念だけど……」
そして蒼星石や翠星石たちは、水銀燈なきあとの桜田藩を何とかしようとした。
だが、幕府は桜田藩を取り潰すことに決めたという。
金「どう考えても不公平かしらー」
翠「なんで真紅は罰せられねーですか。うち(桜田藩)ばっかり」
蒼「僕ももう黙っていられないよ。江戸に行こう」
その日は寒い夜だった。
どーん、どーん。
蒼星石が叩く太鼓の音がこだまする。
真「まったく、こんな夜中になにかしら」
べ「殿、討ち入りです。どこかにお隠れください」
真「なんてこと!きっとジャンクの家来どもだわ」
翠「こっちにはいねーです」
金「分かったかしらー。井戸の中に隠れているのかしらー」
蒼「いたぞ!こっちだみんな!」
物置小屋だった。
真「あなたたち、こんなことしても水銀燈は生き返らないわ」
雛「だからどうだと言うのー」
真「きっと幕府に切腹を命じられるだけよ。彼女の二の舞ね。もうやめなさい」
蒼「僕たちは殿のもとへ行くんだ。真紅、覚悟ー!」
真「くんくん!助けてくんく……」
水銀燈の墓の前に全員集合した。
翠「殿、仇は討ったです」
蒼「水銀燈さま……これが真紅の首です。ジャンクにしてやりました」
あっぱれ、桜田藩の4人こそ本当のアリスである。終わり。
J「なんで僕は蒼星石に叩かれる太鼓の役なんだよ」
蒼「でも気持ちよかったんでしょ?」
J「なぁ皆、あさきって言うアーティスト知ってるか?」
真「誰なのそれは?」
翠「気持悪い名前ですぅ 知るわけねぇですぅ」
雛「しらないの~」
金「知らないかしら~」
銀「なにぃ、その変な名前のアーティスト~」
蒼「僕、知ってるよ」
一同「えぇ!!!」
蒼「こんな感じに歌う人だよね?」
蒼「あろうことか!あろうことか!」
蒼「ふりふり ふりふり ふりふり あ~~~れ~~~~」
一同「………」
蒼「これ歌うの恥ずかしいよ(////)」
一同「(変わり者だなコイツ)」
JUM「うはっwwwキタコレwwwあさきストwwwww」
ベ「これからが本当の地獄だ…」
~あらすじ~
今回の学祭はクラスで変え歌を歌うことになった、いつものメンバーはカラオケに行き変え歌を考えることにした
水「まずは真紅ねぇ」
真「分かったわ」
金「これは…」
水「ワンナイトカーニバルね」
真「くんくんは天才よ」
~前奏~
水「全然駄目だねぇ」
金「次は私かしら」
雛「ハイジなの」
金「玉子焼きはなぜ~こんなにも美味しいの、玉子焼きはなぜ~わた~しを待ってるの、おしえ~てみっちゃんおしえ~てみっちゃん」
水「真紅のよりよかったわぁ」
真「そんなことないのだわ」
終わり
翠星石がのりに買ってきた花言葉の本を横目で見ながらも、
私には、関係ないのだわ。と、一人で違う本を読む真紅。
その横では、翠星石がその本を見つつ、JUMに質問をしていた。
翠「JUMの分かる範囲でいいですから、翠星石たちに似合う花を教えやがれですぅ!!」
J「んーとなぁ、難しいなぁ。真紅はとりあえず真っ赤な薔薇かな。なんていうか、我侭そうだし」
JUMの言葉が気に入らないので、一応
真紅「・・・口の悪い下僕だこと」と言っておく。
JUMは毎度の事だと思い、追求はしなかった。
どうせ、反撃されるのは目に見えていたし。
J「まー、雛苺は元気だから、向日葵かなぁ・・・」
雛「うにゅー、ひまわりとかいいお花なのー」
翠「おばかいちごはいいですから、早く翠星石にあう花を言いやがれです!!」
J「はいはい、えーとなお前はスミレっぽいな」
JUMのスミレっぽいという言葉を聞いて、すかさずスミレの花言葉を調べる翠星石。
翠「えー、えーと・・・スミレ・・・なんか貧相なお花ですぅ・・・」
J「お前の全体見たら、なんとなくなんだけどな」
翠「えーと、貞節・・・誠実って、翠星石はそんなにお堅い奴じゃないですよ!!チビ人間の目は節穴ですか?」
花言葉の本を投げ出して、JUMに取り付いて「もっと違う花を選びやがれです!!」とか
言いながら、逃げるJUMを追ってリビングから出て行く翠星石。
机の上には、花言葉の本。
ちょっと気になった真紅は、薔薇の花言葉を調べてみる。
薔薇・・・愛。
その部分を、何回も読み返しながら顔を少し火照らせる。
かなり気分がよくなった真紅だったが、雛苺のひまわりの花言葉もついでに調べてみた。
向日葵・・・熱愛。
一文字ついてたのが許せなかったのか、雛苺の頭を一発ポカリと殴る。
その日は、雛苺は意味不明の真紅の怒りに悩ませられた。
雛「真紅は、どうして雛苺をなぐるのー!」
真「そのマヌケな顔が気に入らなかったの・・・それだけなのだわ」
終わり
その日珍しく蒼星石は風邪を引いて学校を休み寝込んでいた。
蒼「ゴホッ、ゴホッ・・・・」
翠「大丈夫ですか蒼星石?」
翠星石が心配そうにその顔を覗き込みながら氷嚢を交換する
蒼「うん、ゴホッ・・・翠星石が看病してくれたお陰でだいぶよくなったよ」
翠「あ、当たり前です、だからさっさと良くなってまた一緒に学校にいくです」
蒼「・・・そうだね」
そういって蒼星石は翠星石に微笑んで見せた。
銀「はぁい、お見舞いにきてあげたわよぉ、はぁいお見舞いの品の林檎」
突如二人の部屋に乱入する水銀燈
みればその後ろには他の薔薇乙女達の姿も見える。
真「来てあげたのだわ二人とも」
翠「頼んでねえです」
真「ずいぶんな言いようね」
雛「ひなはね~、お見舞いにうにゅ~持ってきたの~」
翠「病人になってものもって来るですかバカ苺」
金「まったくなのかしら、カナはちゃんとお薬持ってきたのかしら」
銀「金糸雀それ、鼻炎の薬よぉ」
真「そういえば薔薇水晶もなにか買っていたわね」
薔薇「・・・葱・・・これ首に巻くと・・・風邪治るよ・・・・」
蒼「・・・いや、ゴホ、その気持ちだけ受け取っておくよゴホォ」
薔薇「・・・残念・・・・・」
雛「蒼星石むりしちゃだめなの」
真「そうなのだわ」
翠「病人のそばでさわぐなです」
金「翠星石が一番うるさいのかしら」
真「まったく、騒がしいわね」
蒼「でも、みんなが来てくれて嬉しいよ」
薔薇「・・・蒼星石・・・なおったら・・・また一緒にカラオケ行こう・・・」
銀「あらぁいいわねぇ」
蒼「うん」
そう言って蒼星石は笑って見せた。
没バージョン
薔薇「・・・葱・・・これ首に巻くと・・・風邪治るよ・・・・」
蒼「・・・いや、ゴホ、その気持ちだけ受け取っておくよゴホォ」
金「薔薇水晶、それは違うのかしら」
薔薇「・・・?」
金「葱は首じゃなくてお尻にいれるのかしら」
雛「そうなの?」
金「この前読んだ本に書いてあったのかしら」
銀「ちょうど、いいわ試してみましょう」
翠「やめるです水銀燈」
真「あら、その話なら私も本で読んだのだわ」
翠「真紅までなに言い出すです」
雛「ならひながやってあげるの~」
蒼「ちょっと、雛苺、薔薇水晶ゴホッやめて・・・」
薔薇「・・・おとなしくして・・・・・・」
蒼「うわあああぁぁぁぁぁ」
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蒼「ううう・・・JUMくんごめんね、僕もう君のお嫁さんにはなれないよ」
終われ
翠「いつまでメソメソしてやがるです!元気出しやがれです!」
蒼「みんなが悲しい気持ちだと、僕まで悲しくなるよ……?」
水「ほらぁ、いつものみんなは、どこに行ったのよぉ?」
金「物語はまだ始まっていないかしらぁ~」
雛「泣いてる顔なんて見たくないのぉ……。もっと笑うのぉ!」
真「私たちを生かすも殺すも、全てあなた達次第なのよ?」
薔薇「……物語を作るのは、ここにいるみんなだよ?……」