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133.道ヲ求メル者


その二人はすでに満身創痍で地べたに横たわっていた
だが、その顔に浮かぶのは達成感による喜びであった
「この毛艶、筋肉の張り、食欲、どれをとっても今まで見たペコペコの中でも最高級だ、そうは思わないかクルセの」
「まったくだな騎士の」
感涙に咽ぶ二人の飼育係を気にもせずペコペコはペットフードを啄んでいる
「だが、判っているなクルセの」
「おうよ、確かにここまでは我ら二人の力を併せて為してきたことだ」
言うと同時に二人は気力を振り絞り立ち上がり相対する
「「だが」」
「我らは騎乗用ペコペコを飼育管理する者!」
「優れた乗り手無しで最高のペコペコたる道理無し!」
二人の理想はある一点においては同じであったがまたある一点において決して交わることのないものであった
「どうしても曲げることは出来ないのか?クルセの」
「それはお互いさまだろう?騎士の」
「愚問!俺にとって最高の乗り手は騎士子でありあのふとももこそが至上!」
「俺もクルセ子を至高の乗り手とする考えは変えられぬ、重鎧と細身の身体のギャップが織り成すペコとのハーモニーをな!」
愚直なまでに真っ直ぐにお互いの視線を捕らえる
「お互い大馬鹿者だな」
「まったくだ」
そしてお互い相手を屠る為の構えをとる
片方はあたかもペコペコの翼のごとく両の腕を大きく広げ
もう片方はあたかもペコペコの嘴のごとく手の平を合わせ体の前に突き出す

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卆丹九部蝋(そにっくぶろう)

それは古代フェイヨンの伝説的な格闘家"幣・弧"がペコペコの動作を取り入れ編み出した絶掌十六技の一つである
それは強力な破壊力を持った奥義ではあるが、使用者にかかる負担も大きく、使用者までもが命の危険性がある
尚、暗殺者が使うソニックブロウはこの卆丹九部蝋を暗殺者が研究し威力を抑え比較的安全なものに発展させたものであると言われている
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「うはwwwww黒須過雲多!!」
「あー脈はあるみたいだ、まぁでも応急手当くらいはしないと……アコ君深淵さんちょっと手伝ってください……って!深淵の騎士子さん?」
助力を頼もうと振り向いた♂アルケミストが見たものは呆っとペコペコを見つめる深淵の騎士子だった
その瞳はまるで初恋の相手を見つめる乙女のようでもあった


<ペコペコ管理兵[騎士]&[クルセ] 気絶>
<♂アコライト&♂アルケミスト 状況変わらず>
<深淵の騎士子 ペコペコに胸キュン>

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