【詳細】
「機動戦士ガンダムSEED C.E.73 STARGAZER」というガンダムSEEDのOVAに登場する「GSX-401FW スターゲイザー」に搭載されていたもので、
これまでのビルドシリーズにもシステムを移植するなりして扱う
ガンプラが何体か登場している。
このシステムは太陽から放出された太陽風や荷電粒子を展開したリング状のユニットの周辺で受け止め、光圧に変換することで推進力とするもの。
説明自体はもうちょっと複雑だが、管理者もよく理解できていないので、「太陽が放出したエネルギーを受け止め推進力にする装置」の認識で良いと思う。
扇風機の風を帆に受けて走るミニカーを想像して管理者は脳内補完している。
太陽風の供給さえあればその理論上、推進剤の消費無く無限の加速が得られるとされ、惑星間の航行を行うために研究が行われていた。
欠点としては供給を受けるエネルギー量は少ないため、無限に移動できると言っても加速力自体はかなり弱く、
急激な加減速が不可能であるため戦闘向きではないこと。
また副次的な効果としてシステムを起動する際にはユニットの周囲にエネルギー変換の際に対流した荷電粒子が光のリング状となって展開され、
ビーム兵器が如くそれが攻撃力を有する。
なおこの現象はスターゲイザーに搭載されたシステムに由来するもので、他のデスティニー等のVL搭載機では確認されていない。
複雑なシステムなので説明文が長くなったが、
ネプチューンアーマーに搭載されたVLは、バックパックのユニットと、
腕部装甲のユニットを合体させることでトーラス、円環構造体を構成することでシステムが起動する。
光輪の発生も再現されているようで(HGパッケージより)、その姿は正しく「光り輝ける運び手」。
その光が描く軌跡は、あらゆる世界に残るだろう。
【余談】
「光輝ける運び手」とは、ヴォワチュール・リュミエールを日本語訳した際の呼称とされているが、
直訳すると「車のライト」。
仏語表記だと「voiture lumière」なのだが、voitureが車や運転を意味するため直訳すればそうなってしまう。
運転手、自動車を意訳すれば光を運ぶもの。
そっちもかっこいいからいいんじゃないかな
本文中では急激な加減速に向かないと書いたが、デスティニーやストライクフリーダムに搭載されたものはレーザーを使うことで急激な機動を可能にするという戦闘用になっている。
最終更新:2020年08月12日 21:37