セーヴィング
概要
- 「セーヴ」って?
- 一部のダメージや、各種の特殊効果に対して「抵抗する」こと。
- 「セーヴ成功」 : 例えば、罠から放たれた毒に対してセーヴ成功した場合、毒の効果を受けない。
- 「セーヴ失敗」 : 上の例でセーヴ失敗した場合、毒の効果を受ける。 Str や Con が下がったりする。
- 「セーヴィング」って?
- 「セーヴを試みる」こと。つまり、「抵抗を試みる」こと。
- 「セーヴィング・スロー」って?
- 「セーヴィング判定」のこと。つまり、「抵抗判定」。
- 「 ST 」と略記する。
- 必要な場面では自動的にセーヴィングが発生するので、特に操作などは要らない。
- というか、この辺の用語は割と適当で、あまり使い分けたりはしない。
- 大事なのはここから先。
内容
- 何を基準に判定するの?
- スタッツ窓にある「頑健」「反応」「意思」の 3 つの値。
- この中から、その判定毎に必要な値を使って、勝手に判定される。
- それぞれの用途と簡単な説明 :
- 「頑健」( Fortitude )
- 耐久力( Con )を基準とする。
- あまり略記しない。
- 肉体的、体力的な ST に使う。(例 : 毒、病気など。)
- 基本的に、成功するとその特殊効果を無効化できる。
- 「反応」( Reflex )
- 敏捷力( Dex )を基準とする。
- 「 Ref 」と略記する。「反応セーヴィング・スロー」は「 RefST 」。
- 火や酸、棘などの直接ダメージ系の罠に対する ST に使う。
- 「ファイアボール」や「ライトニング」など、多くの範囲攻撃呪文に対してもこれを適用する。
- 基本的に、成功すると食らうダメージを半分にできる。
- 特技「身かわし(イヴェイジョン)」があると、成功した攻撃はノーダメージになる。
- 「意思」( Will )
- 判断力( Wis )を基準とする。
- 「 Wil 」と略記する。「意思セーヴィング・スロー」は「 WilST 」。
- 主に、精神的な攻撃や、呪いなどの特殊効果に対する ST で使う。
- 例 : 「ヒプノティック・パターン」「ビストゥ・カース」
- 基本的に、成功するとその特殊効果を無効化できる。
- 日本語でおk
- つまり、
- Con が高ければ、頑健 ST が高くなるので、毒や病気を受け難い。
- Dex が高ければ、反応 ST が高くなるので、罠や範囲攻撃呪文のダメージを軽減し易い。
- WiS が高ければ、意思 ST が高くなるので、催眠術や幻覚、呪いなどを受け難い。
- 高ければ高いほど Good 。
各 ST の基準となる能力値
- 上でも書いた通り、各 ST はそれぞれ別の能力値を基準とする。
- 基本的には次の通り。
- 頑健 : 耐久力( Con )
- 反応 : 敏捷力( Dex )
- 意思 : 判断力( Wis )
- 但し、特定の特技(フィート)を取得している場合、別の能力値を基準に出来る。
- 正確には、本来の基準能力値と比較し、より高くなる能力値が自動的に使われる。
- 具体的には表を嫁。
ST\基準 |
基本能力値 |
対応する特技 |
その特技がある場合の第二候補 |
頑健 |
耐久力( Con ) |
なし |
反応 |
敏捷力( Dex ) |
洞察による反応(インサイトフル・リフレックス) |
知力( Int ) |
意思 |
判断力( Wis ) |
強烈なる個性(フォース・オブ・パーソナリティ) |
魅力( Cha ) |
能力値の影響度
- セーヴ基準値は能力値のみによって決定されるものではなく、他の色々な要素が影響する。
- 能力値の影響度 :
- セーヴィングスロー達成値 = 他色々 + 能力値Mod + 1d20
- 色々については後述。
「色々」その① クラスによる基準値
- クラス毎に、あるレベルに於けるセーヴの基準値は異なる。
- 例 :
- ファイター 5 レベルの頑健セーヴ基準値 : 4
- ウィザード 5 レベルの頑健セーブ基準値 : 1
- 増加ペースの種類
- 次の二種類がある。
- 「レベル /3 (端数切捨て)」の上がり難いタイプ
- 「レベル /2 +2 (端数切捨て)」の上がり易いタイプ
- それぞれが各レベルに於いて幾つになるのかは、表を参照。
レベル |
上がり易いタイプ (レベル /2 +2 ) |
上がり難いタイプ (レベル /3 ) |
1 |
2 |
0 |
2 |
3 |
0 |
3 |
3 |
1 |
4 |
4 |
1 |
5 |
4 |
1 |
6 |
5 |
2 |
7 |
5 |
2 |
8 |
6 |
2 |
9 |
6 |
3 |
10 |
7 |
3 |
11 |
7 |
3 |
12 |
8 |
4 |
13 |
8 |
4 |
14 |
9 |
4 |
15 |
9 |
5 |
16 |
10 |
5 |
17 |
10 |
5 |
18 |
11 |
6 |
19 |
11 |
6 |
20 |
12 |
6 |
クラス |
セーヴ基準値(端数切捨て) |
頑健 |
反応 |
意思 |
ファイター |
Lv/2+2 |
Lv/3 |
Lv/3 |
バーバリアン |
Lv/2+2 |
Lv/3 |
Lv/3 |
パラディン |
Lv/2+2 |
Lv/3 |
Lv/3 |
レンジャー |
Lv/2+2 |
Lv/2+2 |
Lv/3 |
ローグ |
Lv/3 |
Lv/2+2 |
Lv/3 |
ウィザード |
Lv/3 |
Lv/3 |
Lv/2+2 |
ソーサラー |
Lv/3 |
Lv/3 |
Lv/2+2 |
クレリック |
Lv/2+2 |
Lv/3 |
Lv/2+2 |
バード |
Lv/3 |
Lv/2+2 |
Lv/2+2 |
モンク |
Lv/2+2 |
Lv/2+2 |
Lv/2+2 |
「色々」その② 装備による強化
- 装備の中には、セーヴにボーナスを与えるものがある。
- 例 :
- トラップブラスト・ゴーグル (反応セーヴに +4 。クエスト「シール・オブ・シャン・ト・コー」報酬)
- ブラック・ウルフスキン・クローク (各セーヴに +2 。クエスト「アソールト・オン・スプリンタースカル」報酬)
「色々」その③ 呪文やその他の特殊能力による強化・低下
- セーヴを強化する効果のある呪文の例 :
- ヘイスト (反応セーヴに +1 。ウィザード・ソーサラー・バード)
- プレイアー (各セーヴに +1 。クレリック・パラディン)
- グッド・ホープ (各セーヴに +2 。バード)
- セーヴを低下させる効果のある状態異常の例 :
- 怯え (各セーヴに -2 。呪文「ドゥーム」「コーズ・フィアー」など)
- 呪い (各セーヴに -4 。呪文「ビストゥ・カース」付与効果「カーススピューイング」など)
- セーヴを強化するその他の効果の例 :
- 特技<インスパイア・カレッジ> (各セーヴに +1 ~ 4 。バード。効果はレベルによる)
- 特技<オーラ・オブ・グッド> (各セーヴに +2 。パラディン。攻撃者が悪属性の場合に限る)
- 強化<ローグ・インプルーヴド・トラップ・センス> (各セーヴに +1 ~ 4 。罠に対してに限る。効果は取得レベルによる)
- 強化<エルフ・エンチャントメント・レジスタンス> (各セーヴに +1 ~ 3 。心術に対してに限る。効果は取得レベルによる)
最終的にどうなるの?
最終更新:2008年12月07日 08:49