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天庭 おとこのこ編 - (2013/01/30 (水) 20:44:32) の1つ前との変更点
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**天庭 おとこのこ編/あさき
ふらりふらり
そ知らぬ顔して紫雲より垂れる
ひと
口唇をしづめて跳ねまわり
あうらや追い越せと果てる
ひと
あかときは終にいく
もう帰してはくれぬ
爆ぜて
あ!
天ぐらり!
あをみ 延びて 推し量る
行き会う星の間の深さ
追いかけていたはずの光に追われ
迷子になる
寂滅を待つ
凍みた灯火を抱き
過ぐ明日を雲に託し流る
日輪にあくがれ
歪にうねる影絵
互いの肝を抉り合い
悦に浸る
神火はいつでも貴様らの背中を焼いている
----
Long Ver.
──太陽の下で──
さあさ 皆様!
あすこをご覧あれ!
暗澹たる中天へと延びたる光の梯子に
群がる星屑たちが口々に叫んでいる
心を殺せ
──春のひと──
ふらりふらり
素知らぬ顔して紫雲より垂れる
ひと
口唇をしづめて跳ねまわり
あうらや追い越せと果てる
ひと
四本足の動物たち
「満目の枯れ明かり!」
あなた 召しませ とこしなえ
──夏のひと──
女性の形を模した仏様
「さあさあ ごゆるりとご覧あれ」と鬻ぐ
梅が枝を突き刺して笑みなさり
男性の形を模した仏様
「ほらほら ここで生り」
様々な動物の顔を模した帽子をかぶる かわいらしい人々
「ふむふむ ここか」
ここに在り!
神仏が分かつ五臓と六腑を
舐めつ くくみつつ 眼下に広がる
濁流の岸を洗ひて安着
幸せかい
そうだろう
何も知らない
という幸せがそこにはある
──太陽の下で──
あかときは終に行く
もう帰してはくれぬ
爆ぜて
あ!
あっ!
天ぐらり!
絶景だ
あをみ 延びて 推し量る
行き会う星の間の深さ
追いかけていたはずの光華に追われ
迷子になる
寂滅を待つ 凍みた灯火を抱き
過ぐ明日を雲に託し流る
日輪にあくがれ
歪にうねる影絵
互いの肝を抉り合い悦に浸る
──秋のひと──
光の梯子に群がり
矯声をあげる星屑たちの間を
黒い点滅がすり抜けていく
やがて無数の大きな線状の糸遊になったそれは
羅を羽織りながら羽化をとげ
あはあはと大虚を縛り付ける
天日の錘に絡みつきながら
その速度を上げ
灼熱の顔を覆い尽したのち
さらばえた影を引きずりながら
夜空と同化し 消えた
「啜り泣くひと」
ひゅ ひゅ ひゅるる~
──冬のひと──
朔風は見え得ぬものを鳴らし
呼吸合わせをり
──「神は懈怠ないのです!」とほざくひと──
鉛色の霧をまといながら
濁液を垂らして連なるきららは
顎に念珠をこすりつけ
今か!今か!
とまつさらの闇に
祓へと打ち込む!
かなしいな かなしいね
かなしいな かなしいね
かなしいな かなしいね
肩に降る銀のささやき
──子供たちへ──
猿ども
「あらあら こんなところに面映い源が!」
仏様
「おとこのこ おんなのこの秘め事さ」
世界中の動物たち
「あいやー あいやいやー」
満面で笑う
不揃いの虹は
多岐茫洋
──月の下で──
見ているか
ひととして
在りたくて
月見船に乗って
湖心へ向かうひとよ
見えるか 見えているか
天心の月はあまりにも遠すぎる
焼かれた瞼で見る漁火
──太陽の下で──
ひらひらと舞い落ちた
空の欠片が掌で燃えて
汚れた灰になり
風にのって
又 空へと昇る
光 あくがれの光
歪を物憂く見つめ合う
その火柱 よじれよじれて
夕陽の色欲りぬ
為すべきを為し
肝抉り身反らし
迷子の蛻掲げて笑う
どす黒く広がり
吹き溜まる縁に
何を聞き 何を伝えて 我行けり
貴様ら見えるか
あの天道の先で在り
妬心の業火に焼かれた手を
希望のたばしり落としては拾って
脇目もふらず 内臓舐め合う様を
ほら 閃きよ
垣間見て其の上の
時代見届けぬ
消え残る星ひとつ置き
誰か教えておくれ
幸せは何処にある
光背くづるるごとく
空が割れている
ひと思ふ故 曰くを踏む
星 泳ぎ 行く その先に
幸あれ
暗澹たる中天へと延びたる光の梯子に
群がる星屑たちが口々に叫ぶ
神火はいつでも貴様らの背中を焼いている
──ひとへ──
ねえみて 春がやってきて
草も木も花も歌っている
ねえみて 春がやってきて
みんな ここにいる
みんな赤い背中をしている
**天庭 おとこのこ編/あさき
ふらりふらり
そ知らぬ顔して紫雲より垂れる
ひと
口唇をしづめて跳ねまわり
あうらや追い越せと果てる
ひと
あかときは終にいく
もう帰してはくれぬ
爆ぜて
あ!
天ぐらり!
あをみ 延びて 推し量る
行き会う星の間の深さ
追いかけていたはずの光に追われ
迷子になる
寂滅を待つ
凍みた灯火を抱き
過ぐ明日を雲に託し流る
日輪にあくがれ
歪にうねる影絵
互いの肝を抉り合い
悦に浸る
神火はいつでも貴様らの背中を焼いている
----
Long Ver.
──太陽の下で──
さあさ 皆様!
あすこをご覧あれ!
暗澹たる中天へと延びたる光の梯子に
群がる星屑たちが口々に叫んでいる
心を殺せ
──春のひと──
ふらりふらり
素知らぬ顔して紫雲より垂れる
ひと
口唇をしづめて跳ねまわり
あうらや追い越せと果てる
ひと
四本足の動物たち
「満目の枯れ明かり!」
あなた 召しませ とこしなえ
──夏のひと──
女性の形を模した仏様
「さあさあ ごゆるりとご覧あれ」と鬻ぐ
梅が枝を突き刺して笑みなさり
男性の形を模した仏様
「ほらほら ここで生り」
様々な動物の顔を模した帽子をかぶる かわいらしい人々
「ふむふむ ここか」
ここに在り!
神仏が分つ五臓と六腑を
舐めつ くくみつつ 眼下に広がる
濁流の岸を洗ひて安着
幸せかい
そうだろう
何も知らない
という幸せがそこにはある
──太陽の下で──
あかときは終に行く
もう帰してはくれぬ
爆ぜて
あ!
あっ!
天ぐらり!
絶景だ
あをみ 延びて 推し量る
行き会う星の間の深さ
追いかけていたはずの光華に追われ
迷子になる
寂滅を待つ 凍みた灯火を抱き
過ぐ明日を雲に託し流る
日輪にあくがれ
歪にうねる影絵
互いの肝を抉り合い悦に浸る
──秋のひと──
光の梯子に群がり
矯声をあげる星屑たちの間を
黒い点滅がすり抜けていく
やがて無数の大きな線状の糸遊になったそれは
羅を羽織りながら羽化をとげ
あはあはと大虚を縛り付ける
天日の錘に絡みつきながら
その速度を上げ
灼熱の顔を覆い尽したのち
さらばえた影を引きずりながら
夜空と同化し 消えた
「啜り泣くひと」
ひゅ ひゅ ひゅるる~
──冬のひと──
朔風は見え得ぬものを鳴らし
呼吸合わせをり
──「神は懈怠ないのです!」とほざくひと──
鉛色の霧をまといながら
濁液を垂らして連なるきららは
顎に念珠をこすりつけ
今か!今か!
とまつさらの闇に
祓へと打ち込む!
かなしいな かなしいね
かなしいな かなしいね
かなしいな かなしいね
肩に降る銀のささやき
──子供たちへ──
猿ども
「あらあら こんなところに面映い源が!」
仏様
「おとこのこ おんなのこの秘め事さ」
世界中の動物たち
「あいやー あいやいやー」
満面で笑う
不揃いの虹は
多岐茫洋
──月の下で──
見ているか
ひととして
在りたくて
月見船に乗って
湖心へ向かうひとよ
見えるか 見えているか
天心の月はあまりにも遠すぎる
焼かれた瞼で見る漁火
──太陽の下で──
ひらひらと舞い落ちた
空の欠片が掌で燃えて
汚れた灰になり
風にのって
又 空へと昇る
光 あくがれの光
歪を物憂く見つめ合う
その火柱 よじれよじれて
夕陽の色欲りぬ
為すべきを為し
肝抉り身反らし
迷子の蛻掲げて笑う
どす黒く広がり
吹き溜まる縁に
何を聞き 何を伝えて 我行けり
貴様ら見えるか
あの天道の先で在り
妬心の業火に焼かれた手を
希望のたばしり落としては拾って
脇目もふらず 内臓舐め合う様を
ほら 閃きよ
垣間見て其の上の
時代見届けぬ
消え残る星ひとつ置き
誰か教えておくれ
幸せは何処にある
光背くづるるごとく
空が割れている
ひと思ふ故 曰くを踏む
星 泳ぎ 行く その先に
幸あれ
暗澹たる中天へと延びたる光の梯子に
群がる星屑たちが口々に叫ぶ
神火はいつでも貴様らの背中を焼いている
──ひとへ──
ねえみて 春がやってきて
草も木も花も歌っている
ねえみて 春がやってきて
みんな ここにいる
みんな赤い背中をしている
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