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天庭 おとこのこ編 - (2012/11/16 (金) 01:28:02) の最新版との変更点

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**天庭 おとこのこ編/あさき ふらりふらり そ知らぬ顔して紫雲より垂れる ひと 口唇をしづめて跳ねまわり あうらや追い越せと果てる ひと あかときは終にいく もう帰してはくれぬ 爆ぜて あ! 天ぐらり! あをみ 延びて 推し量る 行き会う星の間の深さ 追いかけていたはずの光に追われ 迷子になる 寂滅を待つ 凍みた灯火を抱き 過ぐ明日を雲に託し流る 日輪にあくがれ 歪にうねる影絵 互いの肝を抉り合い 悦に浸る 神火はいつでも貴様らの背中を焼いている
* 大宇宙の法典 / 天庭 おとこのこ編 / あさき ふらりふらり そ知らぬ顔して紫雲より垂れる ひと 口唇をしづめて跳ねまわり あうらや追い越せと果てる ひと あかときは終にいく もう帰してはくれぬ 爆ぜて あ! 天ぐらり! あをみ 延びて 推し量る 行き会う星の間の深さ 追いかけていたはずの光に追われ 迷子になる 寂滅を待つ 凍みた灯火を抱き 過ぐ明日を雲に託し流る 日輪にあくがれ 歪にうねる影絵 互いの肝を抉り合い 悦に浸る 神火はいつでも貴様らの背中を焼いている ---- * 天庭 / あさき ※「天庭 おとこのこ編」 Long Ver. (アルバム「天庭」収録) ──太陽の下で── さあさ 皆様! あすこをご覧あれ! &ruby(あんたん){暗澹}たる&ruby(ちゅうてん){中天}へと延びたる光の&ruby(はしご){梯子}に &ruby(むら){群}がる&ruby(ほしくず){星屑}たちが口々に叫んでいる 心を殺せ ──春のひと── ふらりふらり &ruby(そし){素知}らぬ顔して&ruby(しうん){紫雲}より垂れる ひと &ruby(くちびる){口唇}をしづめて跳ねまわり あうらや追い越せと果てる ひと 四本足の動物たち 「&ruby(まんもく){満目}の枯れ明かり!」 あなた 召しませ とこしなえ ──夏のひと── 女性の形を模した仏様 「さあさあ ごゆるりとご覧あれ」と&ruby(ひさ){鬻}ぐ 梅が&ruby(え){枝}を突き刺して笑みなさり 男性の形を模した仏様 「ほらほら ここで&ruby(な){生}り」 様々な動物の顔を模した帽子をかぶる かわいらしい人々 「ふむふむ ここか」 ここに在り! 神仏が&ruby(わか){分}つ&ruby(ごぞう){五臓}と&ruby(ろっぷ){六腑}を 舐めつ くくみつつ 眼下に広がる 濁流の岸を洗ひて安着 幸せかい そうだろう 何も知らない という幸せがそこにはある ──太陽の下で── あかときは&ruby(つい){終}に行く もう帰してはくれぬ &ruby(は){爆}ぜて あ! あっ! 天ぐらり! 絶景だ あをみ 延びて &ruby(お){推}し&ruby(はか){量}る 行き会う星の&ruby(あい){間}の深さ 追いかけていたはずの&ruby(ひかり){光華}に追われ 迷子になる &ruby(じゃくめつ){寂滅}を待つ &ruby(し){凍}みた灯火を抱き 過ぐ&ruby(あす){明日}を雲に託し流る &ruby(にちりん){日輪}にあくがれ &ruby(いびつ){歪}にうねる影絵 互いの&ruby(はら){肝}を&ruby(えぐ){抉}り合い&ruby(えつ){悦}に浸る ──秋のひと── 光の&ruby(はしご){梯子}に群がり &ruby(きょうせい){矯声}をあげる星屑たちの間を 黒い点滅がすり抜けていく やがて無数の大きな線状の&ruby(ゆうし){糸遊}になったそれは &ruby(うすもの){羅}を羽織りながら羽化をとげ あはあはと&ruby(たいきょ){大虚}を縛り付ける 天日の&ruby(おもり){錘}に絡みつきながら その速度を上げ 灼熱の顔を覆い尽したのち さらばえた影を引きずりながら 夜空と同化し 消えた 「&ruby(すす){啜}り泣くひと」 ひゅ ひゅ ひゅるる~ ──冬のひと── &ruby(さくふう){朔風}は見え得ぬものを鳴らし 呼吸合わせをり ──「神は&ruby(けたい){懈怠}ないのです!」とほざくひと── &ruby(なまりいろ){鉛色}の霧をまといながら &ruby(だくえき){濁液}を垂らして連なるきららは &ruby(あご){顎}に&ruby(ねんじゅ){念珠}をこすりつけ 今か!今か! とまつさらの闇に &ruby(はらえ){祓}へと打ち込む! かなしいな かなしいね かなしいな かなしいね かなしいな かなしいね 肩に降る銀のささやき ──子供たちへ── 猿ども 「あらあら こんなところに&ruby(おもはゆ){面映}い源が!」 仏様 「おとこのこ おんなのこの秘め事さ」 世界中の動物たち 「あいやー あいやいやー」 満面で笑う 不揃いの虹は &ruby(たきぼうよう){多岐茫洋} ──月の下で── 見ているか ひととして 在りたくて &ruby(つきみぶね){月見船}に乗って &ruby(こしん){湖心}へ向かうひとよ 見えるか 見えているか 天心の月はあまりにも遠すぎる 焼かれた&ruby(まぶた){瞼}で見る&ruby(いさりび){漁火} ──太陽の下で── ひらひらと舞い落ちた 空の&ruby(かけら){欠片}が&ruby(てのひら){掌}で燃えて 汚れた灰になり 風にのって 又 空へと昇る 光 あくがれの光 &ruby(いびつ){歪}を&ruby(ものう){物憂}く見つめ合う その火柱 よじれよじれて &ruby(ゆうひ){夕陽}の&ruby(いろ){色}&ruby(ほ){欲}りぬ &ruby(な){為}すべきを為し 肝&ruby(えぐ){抉}り身&ruby(そ){反}らし 迷子の&ruby(もぬけ){蛻}&ruby(かか){掲}げて笑う どす黒く広がり 吹き溜まる&ruby(ゆかり){縁}に 何を聞き 何を伝えて 我行けり 貴様ら見えるか あの天道の先で在り &ruby(としん){妬心}の&ruby(ごうか){業火}に焼かれた手を 希望のたばしり落としては拾って 脇目もふらず &ruby(わた){内臓}舐め合う様を ほら &ruby(ひらめ){閃}きよ &ruby(かいま){垣間}見て其の&ruby(かみ){上}の &ruby(ひび){時代}見届けぬ 消え残る星ひとつ置き 誰か教えておくれ 幸せは何処にある &ruby(こうはい){光背}くづるるごとく 空が割れている ひと思ふ故 &ruby(いわ){曰}くを踏む 星 泳ぎ 行く その先に 幸あれ &ruby(あんたん){暗澹}たる&ruby(ちゅうてん){中天}へと延びたる光の&ruby(はしご){梯子}に 群がる&ruby(ほしくず){星屑}たちが口々に叫ぶ &ruby(しんか){神火}はいつでも貴様らの背中を焼いている ──ひとへ── ねえみて 春がやってきて 草も木も花も歌っている ねえみて 春がやってきて みんな ここにいる みんな赤い背中をしている

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