「日天悦扇紊舞」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る

日天悦扇紊舞 - (2017/03/17 (金) 03:08:09) のソース

*日天悦扇紊舞 / Akhuta

安息を夢見た桃源は茅葺
点描のまほろば藁に括る縁

忽然と響くは驚天の霹靂
眼前に拓けた光の示す道

冲天の溷濁は叫声をざんばらに散らばし昇る

所詮この世は神の塒
摘むも撒くも赴く儘

金綺羅の天日の輪背も腹もかごめや隙間無く
炙られ踊る様は愉快だな
さんざめき唸る風に振られ巻かれ庵は剥がれゆく
寝息に遊ばれ唐草に飛び交うは神の駒

----
**(Long Version)

餞に降る無数の手は
袖の露を払う仕草

燦然と輝く星々の周りで
光を呑まれて猶もへばり付いて

霞んでぼやけた芥子粒は掠れて
満点に拒まれ零れ落ちた調べ

所詮この世は神の塒
摘むも撒くも赴く儘

金綺羅の天日の輪背も腹もかごめや隙間無く
炙られ踊る様は愉快だな
さんざめき唸る風に振られ巻かれ庵は剥がれゆく
寝息に遊ばれ唐草に飛び交うは神の駒


弾劾断罪大喝采


流れ着いた果てで見上げた
光の束を睨んでは
照り返された眼は唯
焼かれ爛れ掴めぬ儘

天心の星溜りは思い思い鼓吹を口走る
我が身に在らぬとなりゃ愉快だな
荒然と時を過ごす何も彼にも御空に厄は無く

焦がれ果てたまほろば
追われて見返れば何も変わらぬ儘に


掌で転がすは神の庭
記事メニュー
目安箱バナー