黒騎士団外伝 第四章②
とら『爆烈拳!』
ゼロ『紫煙幕』
しゅぅぅぅぅぅぅぅぅ
とら『ゲホゲホ煙かの』
ゼロ『そうです。俺は軍事屋なのであまり一般的な戦い方はしないんですよ』
とら『目に染みるのぅゲホゲホ』
ゼロ『だいじょぶです目に染みたのはすぐ治りますよ。ただ…煙というのはなかなかどうして非常に凶器なんですよ。』
とら『あまりイメージはわかないがの』
ゼロ『火事の致死率が一番高いのは煙で有名ですね』
とら『そうじゃの。ニュースでよく見かけるがの』
ゼロ『さらに大げさな話なんですが人類の進化に火は必要不可欠だった』
ゼロ『そして火に煙は必ずついてくる』
ゼロ『煙を火の副産物と認識している方が多いですがそれは間違いです。煙はそれ単体で自然現象の一つであり生活から離せない一つでありまた軍事産業の兵器である』
とら『かつての日本での忌まわしい事件じゃな』
ゼロ『その通りです。煙とは数多の顔を持つそれだけで自然現象なんですよ』
パチーン
とら『指ぱっちんかの。いいおとじゃな。ん?』
とら『そこじゃ!爆烈拳!』
スカッ
とら『おっとと。幻覚かの?これはおぬしの[スキル]かの?』
ゼロ『[スキル]もですね。煙はただの煙草の煙と戦闘用の煙です』
とら『なるほど。それで煙は武器とな。煙に幻術はつきものじゃの』
ゼロ『攻撃に移らせていただきます』
パチーンッ
ゼロ『火事の話をしますが火事で怖いのは煙の吸引による一酸化炭素中毒だけではないです。煙り単体もある程度の高熱を得る。つまり…』
とら『なんじゃ?ゲホゲホ…さっきより…ゲホゲホ…ヴーッゲホゲホ…熱い…熱いッ』
ゼロ『怖いのは皮膚熱傷さらに気道熱傷です』
とら(なかなか顔に似合わぬえげつない攻撃をしてきおるの。なら……)
とら『龍神烈火拳!』
ドコーン!!
ゼロ『!』
とら『煙は風で飛ばせばいい。床をぶん殴った衝撃波と拳圧じゃよ』
ゼロ『スゥー………フゥー』
とら『煙を飛ばされたのによゆうじゃの』
ゼロ『煙はまただせばいいだけなので』
とら(確かに厄介じゃの…。ゼロさんの言うとおり煙はすぐに量産されてしまう。それに何を言ってもあの幻術は厄介じゃ)
とら(なりふり構っておれんのぅ……)
とら『フンッ!』
ゼロ『それは……闘気ですか』
とら『ふむ。わしもなりふり構っておれんからのぅ』
とら『う"あ"お"ぉおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!』
しゅん!しゅん!しゅん!
とら『流星蹴り!』
とら『流星蹴り!』
とら『流星蹴り!』
とら『爆烈拳!』
とら『爆烈拳!』
とら『爆烈拳!』
とら『ムーンサルト!』
とら『ムーンサルト!』
とら『ムーンサルト!』
とら『爆神烈火拳!』
とら『爆神烈火拳!』
とら『爆神烈火拳!』
ゼロ『やみくもに放っても当たりませんよ?』
とら『はぁはぁ、残念ながらそのようじゃのぅ』
ゼロ『煙を出されないためにはたしかにそんな風に連撃をするのがベストですがそれでは体力が続きませんよ?』
とら『敬老精神は……いらんぞぉぉぉぉぉぉぉぉぉうう"ぶあぁあ"ぁぁぁぁぁぁ』
ゼロ『すごい闘気ですね』
とら『これは闘気のさらに上……闘うための気ではなく戦争をするための気、戦気じゃよ』
黒騎士団外伝 (2012/02/26)
文章:yasu
文章:yasu