黒騎士団外伝 第一章⑤
鍵鎖『焼き付くせっ!魔王の炎っ!』
ドーン!
鍵鎖『ちょ…直撃したっ!?』
スッ
黒騎士『甘いッ!←』
ズドーン!
鍵鎖(馬鹿なっ!直撃のはずっ)
ズドーン!ズドーン!ズドーン!
黒騎士『斬った感触が……ドコか違和感が?ん?』
鍵鎖『オーバードーズ!』
ドゴァァァァァン
黒騎士(鍵さんを斬った感触…あれは金属にあたたったような感触……魔法使いが甲冑を着込む?そんなことをするのか?)
鍵鎖(オーバードーズでさえほぼ無傷!?コレは早くも切り札使うしかないかな)
黒騎士(仮に金属を仕込んでいるとしたら……)
黒騎士『次 元 断!!』
ドゴッ!ガガガガガガ!!
鍵鎖『くっ!!』
黒騎士(貫通攻撃でさえ感触が違う?当たっているのに当たってないような感触は……ただの甲冑やかたびらではないのは確かだな…)
鍵鎖(いくらダメージを緩和できるとはいえいつまでもくらい続けられないっ!黒騎士さんのあの防御……いくらカンストしているとはいえかならず秘密はあるはずだ………突っ込んできたところを)
黒騎士(遠距離攻撃だと感触がいまいち伝わらない事があるからな正面から突っ込むか…)
ダッタタタタタッ!!!
鍵鎖『キタ!それを待っていた!!』
黒騎士『なにっ!?』
鍵鎖『弾けて燃えろッ!オーバードーズ!!!』
ズドカァァァァァン!!!
鍵鎖『な…なに!?』
鍵鎖(巨大な斧を盾にしている!最初からのあの防御はすべて巨大な斧で防いでいたのか!)
黒騎士『鍵さん察しの通りだとおもうよ。この斧は武器であると同時に盾である。これが常に相手の懐で戦わなくてはいけない[命を無視された騎士]の戦い方だ!獣王烈風斬り!!』
キンッッ!ドカーン!!!
黒騎士『鍵さんもやはり[命を無視された騎士]だったのか。理解できたよ。いやそれでも理解しかねるかな。俺の攻撃をそんなもので受けて緩和していたなんて』
ジャラジャラ
鍵鎖『…………』
黒騎士『名は体を表すというけどまさにこのことだね』
鍵鎖『どこで気が付きました?』
黒騎士『斬った時の微妙な違和感かな。直撃し致命傷を確実に与えるはずの攻撃が当たった感触がするのに当たってない感触の矛盾。まぁ瞬時に肉体を斬っていないことはわかったよ。次に甲冑を着込んでいることを疑ったが貫通性の技を使おうとも感触が違う。だからなにかあると確信するのは当たり前。さらに鍵さんの動きは遠距離を主体とした戦い方ではなく近中距離を意識した戦い方だ。近距離を意識する魔法使いはいるけど遠距離を意識しない魔法使いはいないからね。』
鍵鎖『なるほど…今後はそこら辺も意識して動いてみますよ』
黒騎士『騎士であり戦士だと全てが語り掛けてくれた。俺はだから始めからずっと魔法使いというスタイルにずっと違和感を感じていたんだ。』
鍵鎖『俺の奥の手をこうもあっさり見破られるとは(笑)』
黒騎士『奥の手はこれで終わりじゃないだろ?』
鍵鎖『ピクッ』
黒騎士『その鎖はただの防御用装備じゃないはずだ』
鍵鎖『買いかぶりですよ』
鍵鎖『なんてことない……ただの鎖です(笑)』
黒騎士団外伝 (2012/01/27)
文章:yasu
文章:yasu