黒騎士団外伝 第一章⑦
黒騎士『………うっ…』
黒騎士『気を失ってたのか………』
黒騎士『右腕が動かないか………』
黒騎士『それに脇の傷が………クッ……』
黒騎士『あと少し右に逸れていたら心臓を打ち抜かれていたな(笑)』
黒騎士『………ふぅ…医務室を探すか……』
…カツーン…カツーン…カツーン
黒騎士『ん?』
…カツーン…カツーン…カツーン
黒騎士『誰だ?』
カツーン…カツーン………
黒騎士『誰だ!?』
?『例外ですよ』
黒騎士『なにっ!?』
?『例外の一人不視体(インビジブル)です』
黒騎士『んなっ!?一瞬で!?』
不視体『パルフェさんに私達のためにくれた瞬間移動能力は劣化品だとお伝えください。十分に一度しか使えないうえに光から目立ち過ぎますと。』
黒騎士『つまり……それは瞬間移動ではないと?』
不視体『そうです。ところで黒騎士さん大変負傷しているようですが医務室までおつれしましょうか?時間はいくらでもありますし戦闘はまたあとでもできます。』
黒騎士『貴方がお面を付けているので誰かわからないけど……このゲームは貴方と戦うためのゲームみたいだよ』
不視体『とは言っても負傷してる顔見知りと戦うのは気が引けるんですが?』
黒騎士『ゲーム上貴方は敵みたいだからね……敵に背を向ける騎士道は持ち合わせていない!』
不視体『避けるもまた騎士道ですよ。』
黒騎士『名乗りあげたものに背を向けるのは騎士道ではない!うぉぉぉ!!』
不視体『その傷で立ち上がりなおそこまでのプレッシャー、見事ですよ』
黒騎士『流星蹴りっ!!』
シュンッ
シュンッ
黒騎士『なっ!?き…消えた……』
不視体『[刹那主義者の真紅色](ローズメモリー)は何人も認識することのできない[スキル]です。動くことも見ることも、感じることさえも』
シュン
黒騎士『不視体……次は負けない…かならず』
不視体『今度は怪我のないフェアな勝負を。できれば貴方も[スキル]持ちでね』
不視体『グレンカイナ』
ピピピッ
腕時計『黒騎士医務室送還』
黒騎士団外伝 (2012/01/27)
文章:yasu
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