テレビ/モニターについて
ブレイブルーはハイビジョン解像度で製作されたゲームですので、
最高の状態でプレイしたければハイビジョンモニターが必須です。
HD映像における接続方法
- デジタル:HDMI、DVI/D
- アナログ:D-sub、コンポーネント、D端子
などのHD解像度の信号を取り扱える端子を使ってください。
S端子やコンポジット(赤・白・黄色)では、せっかくのハイビジョンモニタの性能を発揮できません。
ハイビジョンだとキャラの瞳の中や、背景に写ってる人の表情などもクッキリハッキリ見えます。
ただしHDMI信号には公開暗号鍵方式によるプロテクトがかかるために、遅延が生じます。
DVI/I、DVI/Aは使えませんので注意してください。
アーケード以上にしたいならHDブラウン管を使うべし
このゲームにおける最高の環境は、
- HDブラウン管モニターにY/Pb/Pr(コンポーネント or D端子)で接続する事です。
(ハイビジョン解像度+遅延なしのブラウン管+アナログ接続ではもっとも映像品質の良い接続端子を使用)
HDブラウン管モニター+音響がそろっていれば、ゲーセン以上の環境でブレイブルーを楽しめます!
予算が許すならBVM-D32E1WJやBVM-D24E1WJなどの業務用モニターを使いましょう。
映像製作に使われるモニターで、高画質化回路などは一切なく、素の映像を映し出します。遅延も完全に0です。
恐ろしいくらいの出費が伴いますが、満足度はウナギ登りになる事でしょう。
民生用のHDブラウン管テレビには高画質化回路が入っているので、実際には0.5
フレーム程遅延が生じています。
ブラウン管モニターにも欠点はある。
説明だけ見るとブラウン管は完全無欠のゲーム用モニターのように思えますが、欠点もあります。
チラつき
奥行きがあり重たいのはもちろんですが、ブラウン管の目立った欠点と言えばやはり映像のチラつきでしょう。
そもそもブラウン管は、電子銃からビームを発射し、蛍光体(RGB)に照射して映像を映し出します。
蛍光体はビームが無いと何も表示できません。
なので蛍光体を通して、スクリーンの上から下へと順番にビームを当てて表示しています。
これがチラつきの原因です。
オーバースキャン
- BBの最大解像度は720p(1280×720)ですが、実際には750p(1360×768)くらいまで表示されています。ブラウン管モニター使用時、アーケード筐体に比べ画面がはみ出し気味なのはこの影響です。
- これはブラウン管が上下左右の歪みを隠す為に若干はみ出し気味(オーバースキャン)に調整されている為に起こる現象です。
高周波ノイズ
- ブラウン管は電子ビームを管に当てて映像を出している以上、どうしても高周波音が発生してしまいます。人によってはこの音を不快に感じる事があります。
液晶・プラズマ 有機ELモニターの場合
通常の液晶・プラズマや有機ELのモニターでゲームをしている場合、いくつか遅延が発生します。
液晶ならば普通のTN液晶よりも「TFT液晶、IPS液晶の方が遅延が少ない事が多い」ですが、機種にもよります。
3D表示、120fps駆動や色合い補正などの高画質化回路があるテレビ、モニターは遅延の原因になりますので、これらの機能は全てOFFにします。
当たり前ですが3Dメガネは外してください。
また機種によっては「遅延が少ないモード」があります。(メーカーによって異なりますが、ゲームモードやスルーモードと言った名称だと思います。)
以上の事を参考にして遅延を最小限に抑えてください。
余談
アーケード版の公式筺体であるビュウリックスも液晶モニターですので、少なからず遅延は発生します。
が、ブレイブルーの場合は、ゲーム側である程度の遅延にも対応できるように製作されています。
SDブラウン管の場合
16:9サイズのSDワイドブラウン管の方は、モニター側で、「フル」や「左右引き延ばし」のモードに切り替えてください。
ハイビジョン解像度にはなりませんが、キャラはのっぽさんにならずに表示できます。
接続にはワイド信号を取り扱えるS端子を使います。
4:3のSDブラウン管でプレイする場合、そのまま接続すると上下に黒帯ができます(レターボックス)
この黒帯は、ゲーム機本体の映像出力を16:9にする事で、「上下に引き延ばし」して表示する事でフルサイズで表示できます。
ただしキャラクターがのっぽさんになったりして違和感がありますので、ハイビジョン対応モニターを買う事をお勧めします。
ビュウリックスなどハイビジョンモニター筐体を入れる資金力がないゲームセンターでは、上記の引き延ばし設定で稼働させているところがあります。
実はこの状態が一番遅延がない接続なのですが、やはり違和感があります。
RGB端子(SCARTやAVマルチ)やS端子がなく、コンポジット接続しかできないテレビは、
ブレイブルーに限らず、色のにじみが非常に酷いので、買い替えをお勧めします。
モニターによる見え方の違い
32インチHDモニター HDMI接続(解像度1366×768)
29インチSDモニター 引き延ばし SCART RGB 15khz接続(解像度640×480)
29インチSDモニター レターボックス SCART RGB 15khz接続(解像度640×480)
ブラウン管には平面管と球面管があるって聞いたんだけど?
うむ。おぬしやるな。その通り、ブラウン管には平面のものと球面のものがある。
さらに細かく言えばシャドーマスク管とアパーチャーグリル管に別れるのだが、それぞれ一長一短なので違いを以下に解説しよう。
平面ブラウン管
文字通り画面がフラットなブラウン管の事だ。
平面、とは言っても実はエスカッション(外装)が平面なだけで管自体はわずかに球面になっている。
だが正面から見ればちゃんと平面に見えるし、中央部の歪みもこちらの方が少ない。
短所としては元々電子ビームを発射してスクリーンに投影しているブラウン管として避けられない、四方の歪みが大きくなってしまうことだ。
大概この歪みを隠す為に1パーセントほど実際のインチより画面を大きめに表示している(オーバースキャン)
29インチの平面ブラウン管はネットシティ筐体で使われている。
球面ブラウン管
こちらも文字通り、画面が球面のブラウン管だ。こちらは外装も球面だ。
昔は球面のブラウン管しかなかったのでこちらの方が見慣れているかもしれない。
球面である事から画像が全体的に盛り上がって見えてしまうのが欠点だが、四方の歪みは平面管より少ないので表示領域はこちらの方が広い。
アストロシティ筐体は球面ブラウン管である。
あまり予算がないんですが、モニターが欲しいです。
- うわ、これ分かりやすいぐらいに映像差が出るな… -- (新管理人) 2010-07-03 00:48:26
- ブラウン管で歪みが出ていますが、これはアストロシティなどにも使われている球面ブラウン管をデジカメで直接撮影したから歪んでしまいました。
平面管だと歪みも少ないかもしれません。
-- (投稿者) 2010-08-17 00:00:05
- 上で比較に使った29インチモニターが故障して使えなくなりましたので、
ブラウン管比較は14インチのモニターで行っています。 -- (投稿者) 2011-09-02 00:48:31
- 改めて見ると、画質・映像差が凄まじい… -- (管理人) 2011-09-29 12:03:45
- あのー質問です DVI/D はどこの商品がいいんですか? -- (名無しさん) 2012-01-14 18:13:01
- DVI/Dは規格の名前です。 -- (ななしさん) 2012-01-14 18:46:34
- >TN液晶よりも「TFT液晶、IPS液晶の方が遅延が少ない事が多い」
笑いました。遅延はパネルの方式(TN、IPS)とは関係ありません
応答速度はTNのほうがIPSよりも速いので残像は少ないです
あとTNもIPSも「TFT液晶」です -- (名無しさん) 2013-03-14 05:48:08
- 揚げ足とって笑ってるより知識があるなら編集して欲しい -- (名無しさん) 2013-03-17 19:37:16
- ↑2これが頭はいいけど頭が悪いということか -- (名無しさん) 2013-12-24 09:59:50
- まあTNとかIPSの表示方式で変わるのは残像と視野角だけだよ
たしかガンダムEXVSの筐体のパネルは残像が少なくて安価なTNだったかな -- (名無しさん) 2014-01-19 21:16:35
最終更新:2013年10月24日 14:43