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Blokada の仕組み

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ここでは Blokada が広告やトラッカーをブロックする仕組みを紹介します。

Blokada とは?

Blokada は blokada.org が開発する無料・オープンソースの広告ブロッカーです。
無料でプライバシーを侵害する広告・トラッカーを削除することができます。
オープンソース、つまり設計図が公開されているため、安全性を世界中のネットユーザーが検証できます。
開発コミュニティが活発に活動し、定期的にアップデートしています。

目次


DNS ブロック

DNS とは、ドメイン名をアクセス先のサーバーの IP アドレスに変換するシステムです。人間の扱いやすいドメイン名をコンピューターの扱いやすい IP アドレスに変換します。ウェブページへのアクセスも広告の表示もほとんどの通信では DNS を使っています。

Blokada では、DNS への「このドメインの IP アドレスを教えてください」というリクエストに存在しない IP アドレスを回答することで広告やトラッカーのデータをどこから入手すればいいかわからなくしています。すると広告が非表示になったりトラッカーが無効になったりします。

リクエストに正しく回答してはいけないドメインは、ブロックリストを選択することで設定します。Blokada では端末のアプリのなかでこの処理を行うため、どの通信をブロックし、どの通信を許可するかを自分で設定できます。

広告の画像が読み込まれなくなるため、ウェブページが見やすくなる、通信量を大きく削減することができる、ページの読み込みが早くなるというメリットがあります。ただし、広告をダウンロードしなくなるのみのため、広告の枠が残ったり空白が表示されたりします。

ちなみに、ブロックしないドメインは Blokada を通り過ぎて設定した DNS に送信され、通常通りの通信を行います。

ローカル VPN

これは直接広告ブロックに関わる仕組みではなく、DNS ブロックを行うために使っている仕組みです。まず VPN について説明します。VPN は Virtual Private Network の頭文字で日本語に訳す場合には仮想専用線と表記されます。通常では端末からインターネットへアクセスしますが、VPN では端末とインターネットの間にもう一つ端末を挟みます。
通常: 端末ーインターネット
VPN: 端末ー端末ーインターネット
間に挟んだ端末には、通信がすべて流れ込むため通信内容を制御することができます。間の端末をスマートフォンの中に作ること(ローカル VPN)により前述の DNS ブロックを行います。

DNS 選択

Blokada は DNS ブロックを利用した広告ブロッカーですが、ブロックしないドメインは DNS に変換してもらわなければなりません。Blokada はその先の DNS サーバーを選択することができます。DNS サーバーの中には広告やトラッカー、詐欺サイトなどのドメインを IP アドレスに変換しないポリシーを掲げるものがあり、そういったものを選択すると少ないバッテリーの消耗でブロックできます。

(終)

この Wiki について

この Wiki は Android / iOS の広告ブロッカー Blokada の非公式 Wiki です。

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