Vol.1 対策委員会編
1章 対策委員会の奇妙な一日
廃校を防ぐために立ち上げられた対策委員会。厳しい毎日を何とか耐え忍んでいますが、学校の借金は全く減る気配がありません。
1話 「対策委員会へようこそ!」
アビドス高等学校から送られた手紙には、生徒たちが地域の暴力組織によって追い詰められているという旨の話が描かれていた。彼女らを助けにアビドスの自治区へと向かう先生だったが、到着後すぐに道に迷って遭難してしまう。
2話 「アビドスでの初日」
3話 「大人の力ってすごい!」
ヘルメット団を追い払い、再び部室へと戻ってきた対策委員会の生徒たちは、先生に自己紹介をする。生徒たちは先生の助けが来たことをあらためて喜び、このままの勢いでカタカタヘルメット団の前哨基地を破壊しようと提案する。
4話 「委員会の事情」
部室へと戻った生徒たちの話から、アビドス高等学校の借金が9億円を超えており、彼女たちの力だけでは利子を返すこともままならない状況だということを把握する。生徒たちの願いに応えて先生は手助けをしようとするが、セリカが「今さら大人なんて信じられない!」と部室を飛び出してしまう。
5話 「セリカの平凡な一日」
セリカを尾行し、官女がアルバイトをしているラーメン屋にたどり着いた一同。みんなでラーメンを食べて楽しい時間を過ごすものの、セリカは相変わらず頑ななまま。そのアルバイトの帰り道、セリカがヘルメット団に連れ去られてしまう。
6話 「救出作戦!」
7話 「新たなる脅威?」
ヘルメット団の手から無事セリカを救出した一同。戦闘後、アヤネはヘルメット団が使っていた戦車の残骸から、別の勢力の関与を裏付ける痕跡を発見する。同時刻、カイザーPMCの取締役は、ヘルメット団の度重なる失敗に失望し、ヘルメット団に代えて新たに「便利屋」を雇う動きを見せており……。
8話 「便利屋参上!」
対策委員会の定例会議の日。生徒たちは9億円の借金の返済方法について頭を悩ませるが、なかなか良い方法が思い浮かばない。会議を終えてラーメンを食べに行くと、そこにいたのはお金が無くて苦しんでいる便利屋のメンバーだった。
9話 「恩知らずの決戦」
お互いに意気投合した対策委員会の面々と別れた後、先ほどの相手がアビドス高等学校の生徒たちだということにようやく気づくアル。彼女はしばらくの間、罪悪感に苛まれていたものの、どうにか気を取り直してバイトの傭兵たちを動員し、アビドス高等学校を襲撃する。
10話 「手がかりを探して」
前回の戦闘で収集した情報を分析し、「便利屋68」の職員たちがゲヘナの生徒であるということ、ヘルメット団が使っていた武器が「ブラックマーケット」から流出したものだったということを突き止める。さらなる手がかりを求めて、一同はブラックマーケットへと向かった。
11話 「ブラックマーケットへ(1)」
ブラックマーケットに到着した対策委員会一同は、トリニティ総合学園の生徒であるヒフミに出会う。ヒフミはペロロの限定グッズを探し求めてブラックマーケットに来ていたが、チンピラに絡まれて逃げている最中だった。対策委員会が間に割って入り、チンピラたちと衝突する。
12話 「ブラックマーケットへ(2)」
対策委員会一同はチンピラから助けたお礼にと、ヒフミにブラックマーケットの案内を頼み、しばらくの間同行することとなる。一方、便利屋68の社長であるアルは、これまでの戦闘での失敗を挽回するために資金繰りの方法を探していた。
13話 「出動!覆面水着団(1)」
ブラックマーケットを見て回っていた対策委員会一同は、自分たちが返済した借金が闇銀行へと流れていくのを偶然目撃する。頑張って返していたお金が違法な用途に使われていることに気づいた生徒たちは憤りを感じ、銀行を襲うことを決意した。
14話 「出動!覆面水着団(2)」
闇銀行で融資の審査を待っていたアルの前に現れたのは、覆面をかぶった対策委員会の生徒たち(?)。現金を持って逃げていく彼女たちと、それをブラックマーケットの警備兵が追っていく様を見て、アルは彼女たちが見せた本物の悪党らしい姿に憧れの眼差しを向けていた。
15話 「行こう、夕日に向かって!」
ブラックマーケットの警備兵たちの追撃をかわし、無事に逃げきった対策委員会一同。彼女たちは巨額の現金を見てしばらく悩んだものの、ホシノの説得を受け、一部の必要な書類だけを手にして逃げることにする。彼女らが置いていった札束の下へ通りかかったのは、アルを始めとする便利屋の面々だった。
16話 「明かされる真実」
闇銀行の書類から、対策委員会一同はすべての黒幕が超巨大企業「カイザー・コーポレーション」だったことを知る。学校を取り巻くあまりにも巨大で社会的な悪を前に、生徒たちはショックを受けつつ、その日は一旦解散することになった。
17話 「立ち込める暗雲」
アルは、対策委員会が置いていったお金で彼女たちのアビドス高等学校を攻撃することに対して罪悪感を感じ、悩み続ける。元気のないアルを励ますため、便利屋の一同は全員で紫関ラーメンに向かうことに。その裏で、黒いスーツを着た不審な男がホシノの前に現れ、彼女にとある提案を行っていた。
18話 「友達なんかじゃないわよ!」
紫関でラーメンを食べていた時、アルは大将からの暖かい励ましを受け、罪悪感に耐え切れずつい叫びながら反発してしまう。しかし、そのアルの言葉を誤解したハルカが店に仕掛けていた爆弾を起動、紫関ラーメンは跡形もなく消されてしまう。
19話 「あんたたち、許さない!」
不本意な形で極悪非道の行いを犯すことになってしまったアル。しかし対策委員会の生徒たちはそんなアルの本位に気づけるはずもなく、彼女を非難する。結局アルはそのまま悪党のフリを貫き、対策委員会の前に立ち塞がることに。
20話 「風紀委員会、参戦!」
ゲヘナの風紀委員会は、問題児である便利屋を捕まえに来たと告げる。とるべき対応に悩む対策委員会一同であったが、最終的にアビドス高等学校の自治区内で他の学園の風紀委員会が活動することは越権行為だとし、風紀委員会と交戦することを決める。
2章 失ったもの、手放さなかったもの
1話 「予期せぬ同盟」
2話 「ゲヘナの風紀委員長」
アコの兵力独断運用について状況を理解したヒナは、対策委員会に対して素直に頭を下げる。ゲヘナへ帰還する間際、ヒナは先生に対して「カイザーコーポレーションはアビドス砂漠で何かを企んでいる」という情報を残す。
3話 「さよなら、便利屋68」
アビドスを離れることになってしまった便利屋一同を見送る先生。その後、アヤネとセリカと共に入院中の柴大将を訪ねると、そこでラーメン屋の建物の所有権がカイザーコーポレーションに渡っていたという衝撃の事実を聞かされる。
4話 「それぞれの物語(1)」
5話 「それぞれの物語(2)」
ホシノからの過去の話を聞く対策委員会一同。その話を元に、今はもう無くなってしまったかつてのアビドスの生徒会が借金を返そうとした結果、最終的にカイザーコーポレーションに土地まで奪われてしまったのではないかと推測する。先生はヒナから聞いた情報が気になり、アビドス砂漠へ行ってみようと提案する。
6話 「アビドス砂漠へ(1)」
7話 「アビドス砂漠へ(2)」
8話 「アビドス砂漠へ(3)」
9話 「カイザーPMC(1)」
10話 「カイザーPMC(2)」
11話 「負け戦」
「アビドスの土地を買収したのは、どこかに埋まっている宝物を探すため」だと告げるカイザーコーポレーションの理事に対し、そんなでたらめをと食ってかかる対策委員会一同。そんな中、突如として急激に借金の額を吊り上げられてしまい一同は激昂しそうになるが、これ以上話してても意味がないとホシノに諫められ、この場は一旦退くことに決める。
12話 「幾つかの秘密」
ホシノを除く対策委員会のみんなを帰した後、ホシノは先生に対し、以前あった黒服からの提案について打ち明ける。先生はホシノに対して「何か方法を見つけるから」と言葉をかけるが、その翌日、ホシノは退部届を残して姿を消してしまった。
13話 「手をすり抜けたもの」
自分がPMCの傭兵になることで、アビドス高校の借金を大きく減らすことができる。ホシノからの手紙にはそう書かれていた。一同が手紙の内容に混乱している最中、アビドス高校を占拠しようとPMCの兵が集まりだし……。
14話 「アビドス攻防戦(1)」
アビドスが攻撃されていることに対し約束が違うと黒服に詰め寄るホシノだったが、最初から狙いはあなただったと告げる黒服に拘束されてしまう。同時刻、精神的にも追い詰められ、絶体絶命のアビドス対策委員会。そこに現れたのは、アビドスを去ったはずの便利屋68だった。