今現在、様々な参加者がこのG3及びF3の電波塔に向かっている。また、元々電波塔…及び街(三分の一が荒地)にいる参加者もある。
 電波塔に最初に到達した小説家…もう一人居るが、それは首輪調達の旅に出ている。そして、その後そこに加わったゼロス・ワイルダー(アレ?同じような名前のがもう一人いたような…気のせいか)とアレン・ローズクォーツ、そして今は電波塔に居ない長月コトナの3人
 そして、その4人を襲ったミアージュ…アレンとはその前に一度戦っている。
 更に回りから、長月コトナの拡声器による謝罪を聞いてやってきた現在トップマーダーのレイヴン…ただし今の名前はレイブンである。
 そしてもう一つ、長月コトナの謝罪の相手、ゼルガディス=グレイワーズ(偽名)事ルルさん(本名)と愉快なハーレム達(自覚無し、メンバーは霊夢、レベッカ、リシェルの3人)
 計10名…大乱闘の予感がした。


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 さて、コトナが拡声器を使用する本当に数分前、小説家はアホ神子のデイパックを奪い取ると、中の確認を行った。
 光の剣は既にゼロスの腰にあり、あるのは基本的な支給品一式と、何やら複雑な機械
「おいおい、小説家さんよう、もうその中身はさっきも確認しただろう?」
 小説家はその複雑そうな機械をひょい…と掴み上げ(どうやら結構軽いようだ)そして電波塔のなんかそれっぽい部分とイスとの間にある何も無い部分にそれを置く、そして一緒についていたヘッドホンを耳に当てて、スイッチのような部分をカチっと入れる。
「さてさて、始まるよ」
 小説家はそう呟いて、丸くてあかい…どうやら録画ようのスイッチだと思われるとこを押す。更に音声解放…とかかれた部分を押し、そして声が流れてくる

『もう、やるって決めましたから。やらなくちゃいけないことですから』

 コトナの声だった。鮮明に聞こえてくる。
「ちょ…」
 そこまで言いかけて小説家に口をふさがれた。
「録音してるから…静かにしてくれる?」
 アホ神子にぎりぎり聞こえる相当小さい声を、小説家はアホ神子の目の前で喋る。
「解ったよ…それで…コレは一体なんなんだ」
「簡単な話、拡声器で演説って所かな?いや、コトナの事だから…『謝罪』だね」
 小さな声で会話する。アレン・ローズクォーツは呆気に取られて、声を出す事は愚か、喋る事が出来ない。

『えーっと、……あー、あー、マイクのテスト中ー。いやマイクじゃないよ拡声器だよコレ。そんなことはどうでもいいっていうかゼルさん可愛いよゼルさん』

 いきなりコトナがそんな事を言い出す。拡声器を使い始めたのだろう、そうとうでかい声で、小説家は慌ててボリュームを下げる
(痛い凡ミスだね、こりゃ、ああイタイイタイ)

『……ゼルさん、聴こえますか? オレのことなんか憶えてないかもしれないけど、強いて言うなら湖に突き落とされたゆとりです』

 謝罪が始まった。アレン・ローズクォーツはやっと回復し、口を開こうとするが、開いた瞬間、小説家に詰め寄られた。
「お願いだから静かにしててよ、コレは万が一のタメに、ゼルさんに届けなければ行けないんだから」

『オレは、今でも生きています。こうして拡声器でくっちゃべって着々と死亡フラグを立てています。いやなんかもうぶっちゃけもうすぐ死ぬような気がします。どうでもいいですが』

 アホ神子は小さく舌打ちする。アレンもハァ…とため息をはく、小説家に睨まれているセイで、コレくらいのリアクションしか取れない
(それにしても耳が痛い、ヘッドホンであの大音量を聞いたからだね)

『オレ……ゼルさんに迷惑をかけてしまいました。だから、落とされて当然だったんだと思います』

 沈黙が続く

『あれ、これぶっちゃけ誘い受けに聴こえるのかな。そんなつもりはないですよええ断じて』

 小説家がため息をついた。

『……オレが、もう一度ゼルさんに会えるかどうかは分かりません。会う前に、死んでいるかもしれません。だから、今こうして伝えておきたいです』

 小説家は「謝罪…ね」と呟いてから、少し音量を低くする。

『ぜ、……ゼルさんっ! 迷惑かけて、本当にごめんなさい! こんな形の謝罪でごめんなさい! でもっ……
 図々しいかもしれないけど、オレ……オレ、ゼルさんともう一回会って、ちゃんとゼルさんの顔を見て、ちゃんと……きちんと、謝りたいです!!』

 先ほどと変わらない…どちらかと言うとそれ以上に大きな声で、叫んだ、あらん限りの…出したいことを出しきった。そんな大声で…
 ここで小説家が停止を押して、更にスイッチを切る
「たまたま見つけた盗聴及び録音機…やはりコトナにつけておくのが正解だったね」
 小説家はそういって立ちあがる。
「じゃあ、自分は先に行ってるから…早めに着てねー」


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 拡声器の声を聞いたゼルガディスは、急いでいた。
 勿論、何の比喩も無く…である。
 そんなゼルガディスにレベッカは疑いのまなざしを向けていた。
 突き落とした?一体何の事なのだろう…
 しかし、そんな思考を阻むかのようニ、街の入り口に…現れた。
 地面からいきなり…であった。ミアージュマリアウェル=Åмは居た。

「。。。よくかんがえたら。。。。。。私。。。氷タイプなので。。。氷平気でした。。。だから。。。」

 巨大ハンマーをいきなり取り出す。

「。。。死んで下さい」


「くっ…急いでいるんだ!そこをどけ!」
「。。。嫌です」
 ゼルガディスの叫びにミアージュは無表情のまま答えた。しかし、ミアージュの無表情には、敵意がはっきりと現れていた。
「いいわ、私が相手になってあげる。ほら、早く行きなさい」
 霊夢が叫ぶ、ゼルガディスは一瞬迷うが、霊夢の早く!の叫びで決心して走り出した。
「さぁ!いくわよ!」
 この時、リシェルが居なくなっている事に…気付くものは誰も居なかった。

【G3 街の入り口(荒地)・昼過ぎ】

【名前・出展者】ミアージュ@空婿(ry
【状態】左腕の中指が無い 氷タイプだからこおっていても問題無い(らしい)
【装備】巨大ハンマー
【所持品】基本支給品一式 不明支給品1~2個
【思考】
基本、ゲームには乗って願いをかなえる
1、。。。凍った足。。。大丈夫でした
2、目の前の二人を倒す
3、。。。そういえば。。。。。。。。。左手の中指がない


【名前・出展者】霊夢@東方(ry
【状態】健康
【装備】鉈@ひぐらしのなくころに
【所持品】支給品一式
【思考】基本:主催者打倒の為の仲間を探す
1:目の前の奴を何とかする
2:コトナのところに行く
3:ゲームに乗っている奴はぶっ飛ばす
※:リシェルがゲームに乗っている事には気付いていません

【名前・出展者】レベッカ@長月コトナ
【状態】健康 僅かな迷い
【装備】ソーディアン・シャルティエ@テイルズオブディスティニー
【所持品】魔理沙の箒@東方 アクアマリンの指輪@テイルズオブファンタジア 基本支給品一式
【思考】
基本:あの子(ララ)の遺志を継ぎ、この状況を打破する
1:目の前の敵を倒す。出切れば殺したくない
2:そのコトナさんを助けてあげないと
3:シャルティエをリオン・マグナスの元へ届ける。また、レニーファを探す
4:出来ればクロにはもう会いたくない
※クロのことは話していません。また、話すつもりはありません
※譜術の効果が減少するのではないかと推測しています

【名前・出展者】ソーディアン・シャルティエ@テイルズオブディスティニー
【思考】
1、目の前の敵を倒す
2、坊っちゃーん

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 ああ、私死ぬのかなーとか考えていたコトナの前に現れたのは…鴉だった。名前はレイブン、間違っても今の彼をレイヴンと読んでは行けない
 彼は今レイブンなのだ…彼がレイヴンと呼ばれるのは実は結構少なかったりするかもしれない。

『誰?』
「おう?どうやらお前さんが『ゼルさん』という男に謝りたい娘らしいけど…声が違うような気がするな」
『私はアトワイト、そのゼルさん…に謝りたいのはコトナの方よ」
「おお、剣から声が聞こえる。美しそうな声だ」

 地面に転がったままのアトワイトとレイブンが会話している。コトナはその場に固まったままだった。
「はてと…なんか騒がしいのが居るみたいだね」
 そんなコトナの肩を叩きながら小説家は呟く、レイブンはその声の主を見て…呟いた。
「チッ」
 呟きではない…舌打ちだった。レイヴンは小説家の方に近づき、そして今度こそ本当に喋る。
「お前さん…なんて言う名前だ?」
「小説家さ、それ以外に必要な言葉は無いね」
 そういってにやりと笑う
「そうか…死ね」
「嫌だね」
 そういって小説家はレイヴンの拳を体をひねってかわす…かわしたアト捻り過ぎて転倒した。
「いったー」
 それだけ呟く、その後、何やら呪文を詠唱する
「治癒(リカバリィ)」
 呪文を解き放ち、怪我をしている部分に当てる。まぁ、怪我をしているといっても擦り傷程度なのだが…
「何をしてる!」
 いきなりの叫び声だった。
 そこには…ゼルガディスが居た。肩で息をしながら…何とかたどり着いた感じがした。
「ゼ、ゼルさん!」
 コトナが叫ぶ、レイヴンはほほう…と呟いてから、そのゼルガディスの方に近づいて行く、ゼルガディスが叫んだ
「何をしているといってるんだ!」
「女装してるみたいだな…まぁそれはおいといて、お前が『ゼルさん』か」
「…コトナ、コイツは一体何者だ」
 ゼルが思わず聞く、コトナはそれに
「えーっと、知らない人です。あ、でもコッチの小説家さんは元の世界での知り合いです」
 ゼルガディスはそうか…と呟く
「端的に言えば、変質者だよ、まぁ本質はアホ神子と一緒なんだけどね」
 アホ神子?と首を傾げるが、小説家の一言に、わかった…とその後直に答えた。
「変質者は酷いな、俺は恋のキューピットになってやろうと思ったのに」
 レイブンが呟く、小説家が治癒を終了させ、立ちあがる。
「さて、ゼルガディス君、この変質者の相手をしてやってくれ、自分も少しはお手伝いするから」
「ああ、解った。コトナは隠れていてく…いや、お前なんで俺の名前知ってるんだよ」
「同でも良いじゃないかそんな事、さて、頑張ってくれよ」

 小説家はあっという間に家のところに行くと、呪文を唱える
「火炎球(ファイアー・ボール)」
 バゴン…と家が一つ吹っ飛ぶ、そして丁度隠れて様子を見るのに使える瓦礫が出来た。
「頑張ってねー」
「お前も戦えよ」
「身をひねって攻撃をかわした後に転んで数分も治癒(リカバリィ)をかけてないといけないような虚弱体質の人間には無理だよ…わかったかい?」

 ゼルガディスはわからねぇよ…ともらしたが、小説家はそれを無視したのだった。


+ + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + +


 電波塔の入り口、その出たところ、アレンとアホ神子はやってきていた。
 どうやら小説家は翔封界(レイ・ウィング)を使用しているようだった。二人にはそんな事知る由も無いのだが…
 そもそも…こいつが居るわけだし…
「あらら、リシェルちゃん…何で居るの?もしかして俺様にホレッチャッタ?」
「いや、それは無いでしょう」
「いや、それは無いわ」
 アレンとリシェルが口口にアホ神子の台詞を否定する。アホ神子はその場にうずくまって、「の」の字を書き連ねていた。
「まぁ、兎に角…色々と事情があるのよね…死んでくれない?」
「それはお断りって奴だな…」
「言うと思ってたわ、じゃあ…」

「戦闘開始…って」「所よ」
 2つの声が、交互に響いた

【G3 街の電波塔入り口・昼過ぎ】

【名前・出展者】ゼロス・ワイルダー@テイルズオブシンフォニア ラタトスクの騎士
【状態】健康 大いなるショック(戦闘中は気にしない)
【装備】光の剣@スレイヤーズ
【所持品】基本支給品一式
【思考】
基本、適当に生き残る。打倒主催より、逃げる事を優先
1、この戦闘を切りぬける
2、ショック
※盗聴及び録音機は置いてきました


【名前・出展者】アレン・ローズクォーツ@セイラ
【状態】けっこうな疲労
【装備】スレイヤーズ呪文の束@ゴキブリ 糸
【所持品】基本支給品一式
【思考】
基本、出きる限りの人を救い、このゲームを終了させる
1、この戦闘を切りぬける
※アトワイトから晶術の知識を得ました


【名前・出展者】リシェル・メルゲンハイム@PQR
【状態】逃走と移動で大分疲労(戦闘にはぎりぎり支障なし)
【装備】手榴弾×75個ぐらい エメラルドリング@テイルズオブシリーズ
【所持品】基本支給品一式 
【思考】基本:ゲームに乗って生き残る
1:まずはこの二人を始末する
2:霊夢とゼルガディス、レベッカを利用して生き残る
3:場合によっては隙を見て逃げるか… それとも、単独で真っ先にコトナを見つけて始末しようかしら
4:主催者を倒すのも選択肢の一つかしら
※:コトナに遭遇して攻撃を仕掛けた事は伝えていません


+ + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + +

「烈閃槍(エルメキア・ランス)!」
 ゼルディガスが唱えた呪文を解き放つ、レイヴンはすぐさま飛びあがりかわす。その後ゼガルディスは更に呪文を詠唱する。
 レイヴンはその後、頭からの急降下をかます。そして、ゼガディルスの運が良いのか、はたまたレイヴンの運が悪いのか、直撃の直前に呪文が完成した
「火炎球(ファイアー・ボール)!」
 レイヴンはその攻撃の直撃を受けてしまうものの、威力は制限されているのか、耐えられた。しかし急降下の威力を軽減するには十分で…
「いったぁ!」
 レイブンは思わず叫んでしまった。自分が攻撃を繰り出したのに…である。ゼルガディスはキメラで、顔だか何だかが相当硬い、そこをグーで殴れば、どんな状況でも相当痛い。

 レイヴンは思いきり下がって間合いを取る。そして、ゼルディスガは更に詠唱を始め…完成させる
「地撃衝雷(ダグ・ハウト)!」
 …何も起きなかった。
「そりゃあ、コンクリートをその呪文で突き破るのは無理だと思うよ…多分」
 小説家が、なにやら変なものを腰に巻きつけながら呟いた。ゼガディルスはそのまま、少し驚いたが直に次の呪文の詠唱に入る。
「冥壊屍(ゴス・ヴ・ロー)!
 黒き影が大地を這う…レイヴンはそれを飛んでかわした。
「このままじゃ勝負にならないな…おい…仕方ないか」
 そういってレイヴンはあるもの…を取り出す。
 命の珠…ポケモンの体力を削って、技の威力を上げる…
「はは、さぁ…これで行くぜ」

 命の珠が淡く光、さらにレイヴンの『悪巧み』と重なり…
「これでも…」

  四界の闇を統べる王
  汝の欠片の縁に従い
  汝ら全員の力もて
  我にさらなる魔力を与えよ 
 不意に声が聞こえた。ゼガルディスはその声の主を見る。
「小説家?」
 さきほどコトナから聞いた名前を呟く、小説家の両手、首、腰の辺りに光を放つ物体があった。
 『魔血魂』…完全なる賢者の石、その力が発動した!

  黄昏よりも昏き者
  血の流れより赤き者
  時の流に埋もれし
  偉大なる汝の名において

「!…逃げろ!巻き添えになりたくなければ!」
 ゼルディガスが叫ぶ、コトナもこの詠唱の意味は一応知っており、すぐさまその場を去ろうとする。
 ここで、この詠唱の意味を知らなかったのはレイヴンとアトワイトだが…アトワイトはコトナと一緒にいるため関係はないが、レイヴンはこう考えていた。
 巻き添えを食らう→それほど大きな技が来る→技を使う主は自分の敵→自分に攻撃が当る→コトナ(本人は名前を知らないはず)が危ない→よし、離れよう。
 と言う思考になり、すぐさま飛んだ

  我ここに汝に誓わん
  我等が前に立塞がりし
  全ての愚かなる者に
  我と汝が力以て
  等しく滅びを与えん事を


「竜破斬(ドラグ・スレイブ)!」
 光球が生み出され…上空に向けて放たれた。小説家はどうやら最初からレイヴンが上に行く事を想定していたのかもしれない
 もしかしたら…時間稼ぎに使ったつもりなのかもしれないが…


 そして、その光の球はレイヴンを襲う
「…くっ!くらえ取って置き!悪の波動!」
 命の珠…そして『悪巧み』によって威力の上がった。元々レイヴンの実力的に相当高火力の悪の波動が竜破斬と相対する。

 結果からしてみれば、竜破斬の勝利だったのだが、悪の波動の威力もすさまじく、ほぼ『共食い』の結果に終わった。何処と無くスレイヤーズのとある凡ミスやらかした魔族とそれに怒った奴の勝負の結果みたいな感じだった。
 配役は怒った方が竜破斬で、凡ミスやらかした方が悪の波動である
 しかし、その余波は十分レイヴンを襲い、レイヴンはとんでもない所まで飛ばされてしまうのだった。


+ + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + +

「まったく…ここは何処なんだ」
 レイヴンは思わずそう呟く、辺りには荒地が広がっているので…そうとう範囲が広い…なにか目印になるものがあればいいのだが…
 とレイヴンは疲れを癒すため羽休めをしながら考えるのだった。


【?? 荒地・昼過ぎ】

【名前・出展者】レイヴン@反乱
【状態】羽休め中 あちこちに焦げ後(火傷などの詳細は不明) それなりの疲労
【装備】リボルバー銃(残り5発)
【所持品】基本支給品一式 命の玉@ポケットモンスターDPt
ジューダスの仮面@テイルズオブデスティニー2、カエルグミ(緑)@マジカルバケーション、アヒルの玩具@テイルズオブエターニア
【思考】基本:降りかかる火の粉を払うため、ゲームを早々に終わらせる(自分が勝者になるにしても、主催を打ち倒すにしても、終わらせる)
0:羽休めによる体力回復
1:回復次第あたりの探索、及び場所の特定
※レイヴンが何処へ飛ばされたかは、次の書き手さんにお任せします


+ + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + +


「ふぅ、アホ神子の所からこのタリスマンを借りてきてよかったよ、おかげで竜破斬を発動できた」
 戦闘が終わり、少し離れていたゼルガディスとコトナが戻ってきたところで、そう呟いた。
「さてと、コトナにゼルガディス…まぁゼルでいいや、ゼル…コッチに来て」
 特に説明する暇なくにこやかな笑顔で手招きをする。二人は逆らわない方が言いと判断したのか、直に近づいてくる。

 殴られた。それもゼルガディスの方はご丁寧に増幅かけて霊王結魔弾(ヴィスファランク)を使った後にグーで…コトナの方は普通にだったが

 二人とも小説家の方を見る
「うん、君達、結構いろんな人に迷惑かけてるから、一発ぶん殴っておかないとね、あー、さすがにもう殴らないからコッチ来て向かい合って」
 そういうと、二人は半信半疑に近づいて、ゼルガディスとコトナが向かい合う。
「互いに…何か言う事があるはずだよ、アトワイトは黙っててね」
 小説家は無表情でそういう



「すまなかった」
「ごめんなさい」

 二人の声が被った。

 顔を上げて、二人が笑った。無邪気な笑みか、ニヤリとしたえみか…小説家も、今度は穏やかに笑っていた。アトワイトも…実態があったら同じように笑うのではないだろうか…


 戦いの後に―――穏やかな風が流れた


【F3 ほぼ街の中・昼過ぎ】

【名前・出展者】小説家@リアクション学院の夏休みエピローグ
【状態】所々に擦り傷(ほぼ直っている) 魔力切れ
【装備】魔血魂(デモン・ブラッド)のタリスマン@スレイヤーズ
【所持品】基本支給品一式 氷のフルート×10@みろるん
【思考】
基本、主催を倒し、ゲームを終了させる
1、やれやれ
2、魔力が早く回復して欲しい
3、竜破斬が発動してよかった


【名前・出展者】ゼルガディス=グレイワーズ@スレイヤーズ
【状態】やや疲労、右足に火傷(ある程度治療済み)、ルルさんセット着用中、やや頬が痛い
【装備】万能包丁@テイルズオブデスティニー2
【所持品】支給品一式、お料理セット@テイルズオブデスティニー2、ロリポップ@テイルズオブジアビス
マジカルポット@テイルズオブデスティニー2、ルルさんセット@スレイヤーズ
【思考】基本:不明(少なくともマーダーではない)
1:すまなかった
2:謝れてよかった
3:あの子供(フレイア)の使っていた術も、まさか……
4:着替えたい……
※リシェルがコトナと会っていて、攻撃を仕掛けた事は知りません
※付近の木に干してあった洋服は乾ききってないけど回収



【名前・出展者】長月コトナ@リアクション学院の夏休みエピローグ
【状態】それなりの疲労 頬が少し痛い
【装備】アトワイト@テイルズオブディスティニー
【所持品】基本支給品一式 拡声器
【思考】
基本、早く帰りたい、ゲームには乗らない
1、ごめんなさい、ありがとう
2、謝れてよかった


【名前・出展者】アトワイト@テイルズオブディスティニー
【思考】
1:よかった…
2:無茶をするんだから…
基本:出来る限り助言はする。また、もし持ち主が殺し合いに乗ったらなんとか説得する
※ロワ内では誰でもソーディアンの声を聞くことができます
※また、威力は落ちるもののソーディアンさえ持てば誰でも晶術を扱えます


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―――問題は…ゼルガディスが女装をしている事なのだが…

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最終更新:2008年12月16日 15:53