概要
宮城県は、東北地方の東南部に位置し、西には奥羽山脈、東には太平洋を望む、山と海の豊かな自然が調和した県である。 県庁所在地の仙台市は、東北唯一の政令指定都市として「杜の都」の名で親しまれ、経済・行政・文化の圧倒的な中枢機能を担っている。 沿岸部には日本三景の一つである松島や、世界三大漁場に数えられる三陸沖を擁し、カツオやカキ、ホヤなどの水産資源が極めて豊富である。 内陸部には広大な仙台平野が広がり、「ササニシキ」や「ひとめぼれ」を輩出した全国有数の米どころであり、高品質な農業が展開されている。 歴史的には伊達政宗公による仙台藩の伝統が色濃く残り、仙台七夕まつりや鳴子温泉、さらには牛タンや笹かまぼこなどの独自の食文化が国内外の観光客を魅了している。 現在は、震災からの復興をさらに進め、次世代放射光施設「ナノテラス」を中心とした先端科学技術の集積や、国際的な交流拠点としてのさらなる飛躍を目指している。
基本情報
- 面積: 約7,282.34km2
- 人口: 約2,230,000人(2025年12月現在の推計)
- 人口密度: 約306人/km2(2025年12月現在の推計)
- 県庁所在地: 仙台市(せんだいし、Sendai City)
- 隣接都道府県: 岩手県、秋田県、山形県、福島県
- 県の木・花・鳥: それぞれケヤキ、ミヤギノハギ、ガン
観光情報
地方
宮城県の市町村は35(14市20町1村)で構成される。このガイドでは、県を以下の8つの地方に分けて説明する。
- 仙台地域(仙台市(青葉区、宮城野区、若林区、太白区、泉区)、多賀城市、塩竃市、富谷市、名取市、岩沼市、宮城郡(松島町、七ヶ浜町、利府町)、黒川郡(大和町、大郷町、大衡村)、亘理郡(亘理町、山元町): 東北唯一の政令指定都市・仙台を中心に、周辺のベッドタウンや重要港湾、国際空港が一体となって機能する、東北最大の経済・交流拠点である。日本三景の松島や歴史遺産の多賀城、沿岸部のイチゴ栽培など、高度な都市機能と豊かな観光・農業資源が共存し、活発な人口流入と産業集積が続いている。
- 仙南地域(白石市、角田市、刈田郡(蔵王町、七ヶ宿町)、柴田郡(大河原町、村田町、柴田町、川崎町)、能代市、山本郡(藤里町、三種町、八峰町)、伊具郡(丸森町)): 蔵王連峰の麓に広がる豊かな自然と、伊達藩の城下町や宿場町としての歴史情緒が色濃く残る、穏やかで風光明媚なエリアである。「一目千本桜」で知られる白川・柴田の桜堤や、蔵王の御釜、白石温麺などの名産品があり、近年は丸森町の「猫神さま」や歴史的建造物を活かした観光・移住促進にも力が入れられている。
- 宮城三陸地域(石巻市、東松島市、気仙沼市、牡鹿郡(女川町)、本吉郡(南三陸町)): 世界三大漁場の一つである三陸沖を背景に、気仙沼・石巻・女川といった国内有数の水産拠点が連なる、日本屈指の「海とともに生きる」地域である。複雑なリアス海岸が織りなす絶景や、カツオ、カキ、ホヤといった新鮮な海の幸が魅力であり、現在は震災からの復興を遂げ、持続可能な漁業や最先端の加工・流通拠点へと進化を続けている。
- 宮城県北地域(登米市、栗原市、大崎市、遠田郡(涌谷町、美里町)、加美郡(色麻町、加美町)): ラムサール条約登録湿地の伊豆沼・内沼を擁し、広大な仙台平野の北部を占める全国有数の穀倉地帯として、高品質な米作りが極めて盛んなエリアである。ユネスコ無形文化遺産の「古川祭」や鳴子温泉郷、さらには日本初の金産出地である涌谷など、豊かな大地と水の恵みから生まれた歴史・文化・食がバランスよく集積している。
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最終更新:2026年01月07日 06:55