概要
青森県は、本州の最北端に位置し、津軽海峡を挟んで北海道と接し、東は太平洋、西は日本海、中央には陸奥湾を抱く三方を海に囲まれた県である。 世界自然遺産の「白神山地」や、神秘的な美しさを湛える「十和田湖」、四季折々の表情を見せる「八甲田山」など、手つかずの広大な自然が残されている。 農業面では「りんご」の生産量が全国の約6割を占める不動の1位であるほか、ニンニクやゴボウ、さらには大間のマグロに代表される水産業も極めて盛んである。 夏を彩る「青森ねぶた祭」や「弘前ねぷたまつり」は、日本を代表する夏祭りとして国内外から数百万人の観光客を動員し、地域の強い活気と伝統を象徴している。 歴史的には、日本最大級の縄文集落跡である「三内丸山遺跡」を擁し、古くから豊かな自然と共生してきた独自の精神文化や、津軽・南部それぞれの多様な風土が息づいている。 現在は、北海道・北東北の縄文遺跡群の魅力を発信するとともに、再生可能エネルギーの導入や、優れた農水産物の輸出拡大による「攻めの農林水産業」を力強く推進している。
基本情報
- 面積: 約9,645.11km2
- 人口: 約1,140,000人(2025年12月現在の推計)
- 人口密度: 約119人/km2(2025年12月現在の推計)
- 県庁所在地: 青森市(あおもりし、Aomori City)
- 隣接都道府県: 北海道(津軽海峡をはさんで)、岩手県、秋田県
- 県の木・花・鳥: それぞれヒバ、リンゴの花、ハクチョウ
観光情報
地方
青森県の市町村は40(10市22町8村)で構成される。このガイドでは、県を以下の6つの地方に分けて説明する。
- 東青地域(青森市、東津軽郡(平内町、今別町、蓬田村、外ヶ浜町)): 県庁所在地の青森市を中心とした行政・交通の拠点で、陸奥湾を囲むように広がるエリアである。「青森ねぶた祭」の熱狂や、三内丸山遺跡に代表される縄文文化の息吹が感じられ、八甲田連峰の雄大な自然から陸奥湾の新鮮なホタテなどの海の幸まで、青森の魅力が凝縮されている。
- 中南地域(弘前市、黒石市、平川市、中津軽郡(西目屋村)、南津軽郡(藤崎町、大鰐町、田舎館村): 弘前城の城下町として発展した歴史情緒あふれる地域であり、日本一の生産量を誇るリンゴの栽培が極めて盛んなエリアである。世界遺産・白神山地の入り口を擁し、弘前さくらまつりや黒石の古い街並み、田舎館村の田んぼアートなど、豊かな伝統文化と美しい景観が色濃く残っている。
- 西北地域(五所川原市、つがる市、西津軽郡(鰺ヶ沢町、深浦町)、北津軽郡(板柳町、鶴田町、中泊町)): 津軽平野の広大な農地と日本海の荒波に育まれた地域であり、「立佞武多(たちねぷた)」や津軽三味線、太宰治の故郷としての文化が息づいている。日本海沿いを走るリゾートしらかみの絶景や、幻の魚イトウ、不老ふ死温泉など、素朴ながらも力強い自然と独自の食文化が大きな魅力である。
- 下北地域(むつ市、下北郡(大間町、東通村、風間浦村、佐井村))): 本州最北端に位置し、霊場・恐山や奇岩が連なる仏ヶ浦など、神秘的で荒々しい自然美が広がる「まさかりの形」をした半島エリアである。「大間のマグロ」を筆頭とする日本屈指の水産資源に加え、海軍ゆかりの歴史を持つむつ市の夜景や、深いブナの原生林など、辺境ならではの旅情を強く感じさせる地域である。
- 上北地域(十和田市、三沢市、上北郡(野辺地町、七戸町、六戸町、横浜町、東北町、六ヶ所村、おいらせ町)): 十和田湖や奥入瀬渓流の美しい水景と、米軍基地のある三沢市の国際色豊かな文化が共存する、多様性に富んだエリアである。広大な十和田平野での畜産や野菜栽培が盛んであり、小川原湖のシジミや横浜町の菜の花畑、さらにはエネルギー関連施設が集積する六ヶ所村など、自然と現代産業が交差している。
- 三八地域(八戸市、三戸郡(三戸町、五戸町、田子町、南部町、階上町、新郷村)): 中核市の八戸市を中心とした県内有数の工業・水産都市であり、活気あふれる「八食センター」や館鼻岸壁朝市など、独自の市場文化が根付いている地域である。田子町のニンニクや南部町の果物など農業も極めて盛んであり、キリストの墓伝説などのミステリースポットや、伝統芸能の「八戸三社大祭」など、個性豊かな文化が魅力である。
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最終更新:2026年01月07日 14:02