概要
滋賀県は近畿地方の北東部に位置し、県土の約6分の1を占める日本最大の湖「琵琶湖」を囲むように広がる内陸県である。 古くから東国と西国を結ぶ交通の要衝として栄え、「近江商人」を生んだ進取の気風や、信長、秀吉、光秀といった戦国武将たちのゆかりの地が各地に点在している。 比叡山延暦寺や彦根城といった世界遺産や国宝をはじめ、美しい湖岸の景観や水辺の暮らしが息づく「水冠(みずかんむり)」の文化が、訪れる者を魅了し続けている。 産業面では、琵琶湖の豊富な水資源を背景に製造業が極めて盛んなほか、日本三大和牛の一つである近江牛や、日本最古級の歴史を持つ近江茶などの農水産ブランドも多彩である。 交通の利便性から京阪神のベッドタウンとしても発展しており、豊かな自然環境と生活の利便性が高いレベルで調和した、人口動態が比較的安定している県でもある。 現在は、琵琶湖の環境保全と経済活動を両立させる「滋賀モデル」を推進しており、自転車で湖を一周する「ビワイチ」などの体験型・サステナブル観光が世界的に注目を集めている。
基本情報
- 面積: 約4,017.38km2
- 人口: 約1,400,000人(2025年12月現在の推計)
- 人口密度: 約348人/km2(2025年12月現在の推計)
- 県庁所在地: 大津市(おおつし、Otsu City)
- 隣接都道府県: 福井県、岐阜県、三重県、京都府
- 県の木・花・鳥: それぞれモミジ、シャクナゲ、カイツブリ
観光情報
地方
滋賀県の市町村は19(13市6町)で構成される。このガイドでは、県を以下の4つの地域に分けて説明する。
- 湖南地域(大津市、草津市、守山市、栗東市、野洲市、湖南市、甲賀市): 県都・大津を中心に、比叡山延暦寺などの歴史遺産と、京都・大阪への利便性を活かした都市機能が高度に融合しているエリアである。草津宿などの宿場町の面影が残る一方で、県内最大の人口を抱える経済の中心地でもあり、甲賀流忍者や信楽焼といった独自の伝統文化も深く根付いている。琵琶湖大橋などの交通インフラが整い、湖の南端を彩る活気あふれる地域である。
- 湖東地域(彦根市、近江八幡市、東近江市、犬上郡(多賀町、甲良町、豊郷町)、愛知郡(愛荘町)、蒲生郡(日野町、竜王町): 国宝・彦根城を中心とした城下町や、近江八幡の八幡堀など、近江商人が育んだ進取の気風と商家の街並みが色濃く残るエリアである。多賀大社への信仰や、鈴鹿山脈から琵琶湖へ注ぐ豊かな水系が育む近江牛などの食文化も非常に豊かである。歴史的な資産を活かした観光と、製造業を中心とした産業の集積がバランスよく成立しており、情緒豊かな風景が広がっている。
- 湖北地域(米原市、長浜市): 長浜の黒壁スクエアや竹生島、戦国時代の舞台となった小谷城跡など、重厚な歴史と仏教文化が息づく「観音の里」として知られるエリアである。新幹線が停車する米原駅を擁する交通の要衝であり、伊吹山の雄大な姿や冬の雪景色など、厳しくも美しい自然環境が独自の景観を形作っている。湖畔沿いのサイクリングロードも整備され、琵琶湖のダイナミックな表情を最も間近に感じることができる。
- 湖西地域(高島市): 琵琶湖の中に鳥居が立つ白鬚神社やメタセコイア並木など、圧倒的なフォトジェニックな景観と、比良山系の清らかな水に育まれた豊かな自然が魅力のエリアである。針江の「カバタ」に見られるような、水と共に生きる伝統的な暮らしが今なお大切に守られており、都会の喧騒を離れたリフレッシュの場として高い人気を誇る。冬はスキー、夏はキャンプや湖水浴と、四季を通じてアクティブに自然を享受できる地域である。
現在、まだ作成中です。しばらくお待ちください。
最終更新:2026年01月08日 12:15