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259氏 - (2006/04/19 (水) 20:22:41) の編集履歴(バックアップ)


356名前: 259投稿日: 2006/04/18(火) 07:19:10.42 ID:1fpt+5OE0
いちおう>>2からってことで

4月17日AM7:03

「ん…ふぁ~…もう朝かぁ……」
何とか二度寝したいという本能に打ち勝ち、うめき声とも欠伸ともわからない声をあげ俺は目が覚めた。
昨日のバイトのせいだろうか、酷く体がだるい。
自分の部屋からリビングに下りていくと早朝に出ていってしまう親が作った朝ご飯が置いてあった。
無言でそれを手に取りレンジで暖めると、PCの電源をいれる。
慣れた手つきでPCを立ち上げると迷わず2ちゃんねるにいく。
「……見事に今日もつまないスレばっかりだな…」
いつからか2ちゃんねるに行くのが、俺の朝の日課になっていた。

俺、橘 俊介(たちばな しゅんすけ)は何処にでもいる平凡な高校生だ。
引きこもりなわけでもなく、呪いの人形がいるわけでもなく、12人の妹がいるわけでもない。
幼馴染は・・・いちおういるが特に漫画やアニメの様なうれしい関係でもない。
本当になんて事のない高校生だ。

357名前: 259投稿日: 2006/04/18(火) 07:21:05.11 ID:1fpt+5OE0
俊介「ん…?なんだこりゃ……隕石?はあ?」
なんとなしにスレを見ていくとふと目に付いたスレで隕石がどうの、と書かれたスレを見つけた。
俊介「ははっ、隕石か、全くvipはこういうの大好きだなww」
そういいつつ、俺は自然とスレを開いた。
俺は平凡な高校生だがタイムマシンやら隕石やら予言といった、
ばかばかしい話が結構好なのである。
スレの内容はなんとも胡散臭い隕石落下についてがばかばかしくかかれていた。
俊介「こんなのほんとに信じてる奴いんのかよwww」
そう苦笑しながらもスレを見てる内に時間は過ぎていった。

          ピンポーン

突如鳴ったチャイムの音が俺を現実に引き戻す。
俊介「やべっ、もうこんな時間か…」
いつものように幼馴染みが迎えに着てくれる合図で俺はやっとのこと動き出す。
俊介「早く着替えねぇと、また夕(ゆう)が不機嫌になっちまう」
        ドタドタドタ
けたたましく俊介が階段を上っていくなか、
リビングで電源がつきっぱなしのテレビがニュースを伝えていた
「・・・次のニュースです。日本の気象衛星ひまわりは、18日正午よりデータ送信ができない状況となっています。
これに対し、気象庁はこれはただの故障でありしばらくすれば回復することが可能である、と発表しました。
また、ひまわりの故障中はアメリカの気象衛星、ブロンドフールのデータを元にするとのことです。
では次のニュースです・・・」

358 名前: 259 [sage] 投稿日: 2006/04/18(火) 07:22:54.39 ID:1fpt+5OE0
4月17日AM7:47

俊介「わりぃ、待たせたな」
そういいつつ家から出ると玄関前で俺の幼馴染みである相葉 夕(あいば ゆう)が首を横に振っていた
俊介「んじゃあ、行くか」
いつものセリフをいつもどうりに言うと
夕はまたコクリとうなずき俺の横について歩きだした。
夕は昔ある事件で両親無くして以来心に傷を負って喋れなくなってしまっている。
俊介「それにしても平和だなぁ~」
いつものようにくだらない話をしていると、ふと隕石のスレを思い出した。
俊介「知ってるか夕?5月25日に地球に隕石が落ちるらしいぜww」
夕は静かに微笑みを浮かべながら首を横に振っていた。
そうこうしているうちに俺達は学校着いた。

360 名前: 259 [sage] 投稿日: 2006/04/18(火) 07:24:53.25 ID:1fpt+5OE0

4月17日AM8:25

俊介「うあ~、今日も面倒な学校生活の始まりか~、さぼりてぇ~」
俺が間の抜けた事を言ってると横にいた夕が俺の頭にチョップをした。
夕 「……………(フルフル)」
俊介「はははっ、冗談だって、ここまで着たらサボらないよ」
そういうものの夕は疑いの眼差しを止めない。
翼 「おはよう、お二人さん、今日も仲良く夫婦喧嘩ですか、羨ましいですねこの野郎」
俊介「お…おぉ翼、おはようさん」
奥村 翼(おくむら つばさ)は俺の友達でいわゆる悪友ってやつだ。
そうこうしてる内に気が付けば夕は自分の席に着いていた。
翼 「全く仲がいいなぁお前らは……それよりもう見たか?」
俊介「なにをだ?」
翼 「VIPだよVIP、あの隕石の奴だ」
俊介「ああ、アレか…ってかお前あんなの信じてるのかwww」
翼 「おもしろいじゃねぇかよ隕石だぞ、隕石www」
翼は生粋のvipperでサイエンスオタクだった・・・・。科学系の話をしだすとキリがないのだ……。

367 名前: 259 [sage] 投稿日: 2006/04/18(火) 07:39:44.28 ID:1fpt+5OE0
翼は鞄からなにやら雑誌を取り出すと、嬉しそうに俺に見せてきた。
俺が見るのを渋っているのを気にもせず押し付けてくる、どうやら見ないとおさまりそうにないな。
渋々受け取ってやる、「月間アインシュタインメニア  コウガン社…………」
    (こんなモン何処で売ってんだ?)
そう思ったが、聞くときりが無さそうだからあえて聞かなかった。
教師「おまえら時間だぞー、とっとと席に着けー」
HRが始まり、俺は隕石の事を気にもとめず、いつもどうりの怠い授業いつもどうりにうけていた

駄文につきあわせて申し訳ない
俺もそろそろ時間なので
続きは夕方くらいになりそうなのでスレが残っている事を願いつつノシ
429 名前: 259 [sage] 投稿日: 2006/04/18(火) 17:46:53.95 ID:1fpt+5OE0
では駄文に失礼します、クオリティの低さには目をつぶってくださいw

367続き

俺達はそれからも隕石の事など気にせずに毎日を平凡に過ごしていた。
だが少しずつ雑誌などで隕石の事が取り上げられるようになり、その平凡が崩れてきていた。

5月22日AM7:32

いつものように俺が朝起きてTVを見ていると、いきなり画面が緊急速報に変わった
TV「視聴者の皆様、先ほど重大な情報が入りました!
   どうかTVの電源を切らずにそのままで聞いていてください」
俊介「なんなんだ?」
俺は何事かと朝飯そっちのけでTVに注目した。
TV「いま入った情報によりますと、先日から各雑誌などにおいて噂されていた、73Pシュワスマン=
  ヴァハマン彗星の地球接近についてNASAの情報に偽りがあった事が発覚し、
  この彗星が約3日後に地球に衝突することが証明されました。
  日本政府はただちに…………」
(う…嘘だろ?そんなバカな……)

430名前: 259投稿日: 2006/04/18(火) 17:47:38.15 ID:1fpt+5OE0
緊急速報を最後まで聞かず、俺は急いでPCを立ち上げてVIPを開いた

1:隕石キタ――ヽ(゚∀゚)ノ――!!!!(432)
2:俺は隕石を止めてみせるぜ!(3)
3:最後の時までVIPクオリティ(612)
4:地球オワタ\(^o^)/(1)
      ・
      ・
VIP以外の板もどこもかしこも隕石祭りだった。
俺はふらふらイスから立ち上がるとソファに倒れ込んでしまった。
  (これからどうなっちまうんだろうな…学校ももう行かないでいいか……)
そんな事を考えているときに何故か夕の事が頭に浮かんできた。
  (そうだ、夕は……)
                ピンポーン
俺が深く考える間もなくチャイムの音にハッとして急いで玄関に向かった。
案の定そこには夕がいつもの姿でいつものように静かな微笑みを浮かべてそこに立っていた……

432名前: 259投稿日: 2006/04/18(火) 17:57:32.68 ID:1fpt+5OE0

5月22日AM7:52

俊介「…夕……、お前は…」
そこまで言ったところで夕が学校の方を指さした。
俊介「学校?でもそんなもん今さら行ったって何にも…」
夕は俊介の服の裾をクイッとひっぱった。
 俊介「………わかったよ、どうせ家にいてもする事ないし、行くか」
そういうと夕はうれしそうにコクリと頷いた。

434名前: 259投稿日: 2006/04/18(火) 18:21:18.03 ID:1fpt+5OE0

5月22日AM8:32

俺と夕は結局何も喋らないまま学校に付いた。
教室に入るとやはり生徒は4,5人しかいなかった。
俊介「まぁ、仕方ないな」
そうぼやきつつ自分の席に向かうと翼が歩いてきた。
翼「よぉ、俊介まさかお前が来るとは思いもしなかったぜ、朝のニュース見なかったのか?」
翼がなにげに失礼な事をいいながら話しかけてきた。
 俊介「それはこっちのセリフだ、俺もまさかお前が来るとは思いもしなかったぞ、
てっきり妹と一緒に家にいると思ってたのに」
翼には今年中学一年生になったばかりの妹がいるのだ。
  翼「まぁ、俺もそうしようかなとは思ってたけど、いざってときには学校の方が安全だろ?
んで、中学まで送ってからする事無かったから家より近いこっちに来たって訳だ」
 俊介「そうか、俺も夕に言われてくる事にしたからな……
…で、お前はこれからの3日間どうするんだ?」
  翼「どうしようもねぇよ、日本にあるシェルターとかは多分お偉いさんの親族とか金持ちが入って終わりだろう。」
 俊介「まぁ、そうだろうな……、でもお前あんまり喜んでないんだな、
雑誌とかに載ってたときはあんなにハシャいでたのに」
俺はてっきり翼が目を輝かせていると思っていたのだが、こいつの真剣な目に驚いた。
  翼「ギャンブルと同じようなモンだ、来る確率が低いから、ありえないから楽しめる、
だけど今は結果が見えちまったからな、この状態で現実でバカ騒ぎ出来るほど俺はすごくねぇよ」
 俊介「それにしても、担任くるのおそいな」
実際、決められた時間からはすでに20分はたっている。
  翼「教師っつったって人間だからな、来る方が少ないんじゃねぇか?」
結局いつまでたっても教師が来なかったので俺達はこれからの事を話し合いながら、昼には学校を出ていた。


ちょっと誤字とかあるかもしれないが気にせず
また時間がかかりそうなので雑談でもしていて下さい。
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