Scar of Braingeyser
Play of the Week、Bad Play of the Week(3)
最終更新:
braingeyser
Play of the Week、Bad Play of the Week
- 原文
- Week in Review
- 著者
- Alex Shvartsman
- 訳者
- EC
- 投稿日
- 2001-12-28
- 更新
- 2003-05-12
[Week in Review-September 28-October 4,2001]より抜粋。
『Play of the Week』
Brian Davis はGPミネアポリスでTop 4を賭けて "Sunny-D" バージョンのドメインをプレイしていた。これは、Adrian Sullivanにデザインされたもので "Sunny-D"とは「陽景学院の使い魔」をキーカードにしたものだ。なぜそんなカードが重要なのか? Davisがやったプレイを見ればあなたも納得するだろう。
時間切れがコールされた時、Davisは重要なドローに直面した。彼には9枚の土地があったが、手札がなく、勝ち手段は既に墓地にあった。しかし、彼の相手もそれほど有利でなかった。「剣歯ニショーバ」を対象にした「名誉回復」をめぐるカウンター合戦に勝つために土地がフルタップだったからだ。Davisは15ライフで相手は18ライフ。Davisの土地でないパーマネントは・・・
3体の「陽景学院の使い魔」だった。
追加1ターン目、彼は「連合戦略」をドローした。それはたった2マナでプレイされ(残7マナ)、土地のフル活用が開始された!続いて「再供給」を2マナで「剣歯ニショーバ」と「魂売り」を対象にプレイ。(残5マナ)さらに「砕土」1マナ(+2マナを得る)をプレイ。(残6マナ)「彩色の宝球」1マナでプレイ。(残5マナ)「魂売り」2マナでプレイ。(残3マナ)「剣歯ニショーバ」3マナでプレイ。(土地を使い尽くした!)
突然、彼は2体の強力クリーチャーを出し、残り2ターンで勝てるようになったのだ!
しかし、Davisの相手は「荒廃の天使」をキッカーつきでプレイしてこれに耐えた。天使がニショーバを止めたため、惜しくも追加ターン内に押し切れなかったのだ。Davisはこのゲームには勝てなかったが、彼の3体の「陽景学院の使い魔」を使った恐るべきプレイは非常に強烈な印象を与え、このコラムを私に書かせたのだった。
[Week in Review-September 28-October 4,2001]より抜粋。
『Bad Play of the Week』
Brian DavisはCraig WescoeとグランプリのTop 8で戦っていた。WescoeはDavisとは色々因縁のあるプレイヤーである。(スマソ、因縁は省くナリよ)
Wescoeの青白赤デッキではドメインには相性が悪かったが、1本目を取り、2本目はDavisが取り返すという接戦だった。最終戦、WescoeはDavisのライフを2まで削っており、Davisの土地を3タイプの基本地形になるよう破壊していた。にもかかわらず、Davisはゆっくりと場のコントロールを奪い返し、デカブツクリーチャーで攻め立てていたのだ。Wescoeに残された手段は、最後のドローでバーンカードを引き当てることだけだった。
Wescoeには6枚の土地があり、手札には「シヴの浅瀬」と「反論」があった。彼はデッキの上をノックしてドロー・・・「火/氷」!突然開けた勝利への道に、彼は早速Davisを対象に「火」をプレイした。
Davisは(多くのドメインのプレイヤーがそうであるように)「回避行動」が唯一のデッキにあるカウンターだった。彼はもちろん「回避行動」を「火」を打ち消すべくプレイ。Wescoeは「反論」で「回避行動」を打ち消す。しかし、Davisはさらなる「回避行動」で「火」を打ち消しにかかった。Wescoeの手札にはプレイされなかった「シヴの浅瀬」が・・・。
彼は「回避行動」の要求する追加3マナを2マナしか支払えなかったため、敗北した。セミファイナルへの進出と、多額の賞金をフイにしたのは実に大きなミスプレイだった。
[Week in Review-September 5-September 12,2001]より抜粋。
『Bad Play of the Week』
多くの人がBad Playをついやってしまうものだ。(君も見たことがあるかもしれない)ここに、最近よく報告される2つの例を挙げるとしよう。
例-1
James Mardenのリポート
私がスタンダードのトーナメントで見かけた面白いプレイを紹介しよう。それは、青白VS白黒のコントロールデッキ同士の対戦で起った。
青白のプレイヤーは「袖の下」をプレイした。彼はデッキ内から「荒廃の天使」を自分のコントロールで場に出した!しかし、「袖の下」で場に出しては、キッカーは支払えない!彼は壊れた自分の全ての土地と「荒廃の天使」を見比べて頭をかかえていたよ。
ふんだりけったりだが、彼の相手が「名誉回復」を勝利のチケットにしたのを付け加えておく。
例-2
Paul Jordanのプロツアーでのリポート(インベイジョン・リミテッド)
当ページは、2ちゃんねるの卓上ゲーム板「MTG Sideboard Online 日本語版」スレッドに投稿された記事を、426([email protected])がまとめたものです。Paulは相手の緑クリーチャーの大群に攻め立てられて、場の状況が悪かった。このままでは2ターンで負けてしまうが、彼の相手は更なる戦力の増強を図った。
「茂みの精霊」をキッカーつきでプレイ!さらにもう1体のクリーチャーが場に!・・・その結果、「荒廃の巨人」が場に出た!しかし、「茂みの精霊」で場に出ては、キッカーは支払えない!「荒廃の巨人」は彼の他のクリーチャーを全滅させ、Jordanに勝利を与えてしまったのだった。
それ以後、彼が「茂みの精霊」のキッカーを支払うことは無くなったそうだ。