Scar of Braingeyser
Torment Limited Review: Red
最終更新:
braingeyser
Torment Limited Review: Red
- 原文
- Torment Limited Review: Red
- 著者
- Gary Wise
- 訳者
- 厨房ですYO
- 投稿日
- 2002-03-03
- 更新
- 2003-05-31
Red
白と緑が質で、また枚数で明らかに弱体化しており、誰もが黒を選びたいこのセットでは、黒に色々と相性の良い赤にも需要がありそうでした。しかし、実際はそうではないようです。黒の一番のパートナーは青になりました。また、白は赤よりも、いいメタゲーム選択であるように見えます…。まぁ細かいことは気にしないことにしますか。
パートナー色として最良である、黒あるいは緑は、赤のドラフトに要求されるスタイルを決定するでしょう。つまり、生物が欠けている赤は、その効率的な火力で 場をコントロールする支援色のような役割が最良なんです。
(ちょこっと省略)
赤にはいくつかのメリットがあります。なんてったってこのセット中最強カードのViolent Eruptionと、最強コモンの一角のFiery Temperがあるんです!! 赤は選ぶ価値があんまりないように見えますが、それでも卓の誰もが赤を選んでないなら十分選ぶ価値がありますよ。
The Cards
Accelerate C
私はこのカードが使われているところをあんまり見たことがありません。しかしこのカードは赤緑のリスデッキに十分入りそうです。
このカードは手札を減らさずに墓地を肥やした上、相手に予測外の数ダメージを与えることが出来ます。それに自分に生物がいなくても、相手のターンに相手の生物に使えるので無駄カードになりません。
7-9手目にとりましょう。
Balthor the Stout R
バーバリアンはオデッセイに3枚、トーメントに5枚しかないので、このカードが真価を発揮する機会はあまりなさそうです。しかし、それでもこのカードは腐っても3マナ2/2なんで、全然使えないというわけではありません。強化できる相手がいれば強いのは言わずもがなです。とりあえず灰色オーガをもう一匹ドラフトしましょうか。
バーバリアンの数によって価値が変わりますが、5-11手目にドラフトしましょう。
Barbarian Outcast C
赤黒をプレイしているなら愛すべきカードです。なんといっても2マナ2/2なんです。それに赤黒ビートダウンがあまりポピュラーでないため、けっこう後でもとれたりします。まあ2ターン目に出すのは強いプレイである反面リスキーでもありますが。
5-7手目にとるべきですが、多くの場合もっと後でもとれるでしょう。
Crackling Club C
このカードがメインデッキにあるか否かであなたのデッキの強さが判別できます。このカードをメインで使用しているということは、あなたのデッキが理想どおりに組まれていないということです。
このカードは墓地に落ちるまでに数点のダメージを稼いでくれるでしょうし(多分ね)、時には上手く除去カードとして働くことでしょうが、メインデッキに入れるほどの価値はないでしょう。
7-9手目レベルです。
Crazed Firecat U
まず、7マナのカードというのはかなり重く、使うのにそれなりの理由が必要だということを自覚しましょう。7マナ4/4はコストパフォーマンスが悪すぎます。確かに、もしかしたら、異常に巨大に育つかもしれませんが(15/15まで育ったら伝説に残るでしょう)、私はやっぱり確実性がある方が好きです。
私が死の危険に直面する時まで手札においておきたいのは超支配的なカードですが、ただの4/4生物では全然それに見合いません。
8-10手目にとりましょう。
Devastating Dreams R
私は夢カード信者ではありませんが、これは確かにパンチの効いたカードです。緑のファッティーを保持している時にこのカードを放てば場は壊滅し、相手は生き残ったファッティーに対抗する手段を失います。
また、このカードはキャスティングコストが非常に少ないため、これを撃った後に余剰のマナで生物を召喚することもできます。そうなれば勝ち決定でしょう。
2-4手目にとりたい感じです。
Enslaved Dwarf C
このドワーフは赤黒ビートダウンの1マナ域を埋めるのに丁度良く、序盤に2、3点ダメージを稼ぐのに使えます。こういうカードはゲーム後半に引いてはならず、またほとんどのデッキには入らないでしょうが、たまにはデッキに居場所を見つけるかもしれません。
9-11手目レベルです。
Fiery Temper C
赤のベストコモンであるこのカードは、Faceless Butcherに負けず劣らず、このセット中最強のコモンカードかもしれません。
3マナ3点のインスタント火力というのは敵クリーチャーの命と交換するのに良い取引であり、例えマッドネスがついてなくても十分価値があります。そしてこのカードにはマッドネスがついているのです!
ときたま1マナで使用でき、アドバンテージまでとれるかもしれないんです。このカードの強さを認めないわけにはいかないでしょうね。
1ー3手目にとりましょう。
Flaming Gambit U
私はこのカードがけっこう好きです。インスタントスピードで、X点火力を2度撃てるのです。
結果として、多くの場合こうなるでしょうが、相手の生物を2体除去できます。そして時には対戦相手を殺せます。相手がプロテクション赤の生物を持っている場合死にカードとなってしまうのが困った点ではあります。しかし、あなたはいつでもこのカードを通すために様々なブラフをはれるんですよ?
6-8手目にとろう。
Flash of Defiance C
サイドボードカードであるこのカードの明確な弱点は、対戦相手が緑か白のみの生物をコントロールしていることが滅多にないということです。もし相手が緑か白の生物をコントロールしている場合でも、あまりこのカードの効カを過信しないようにして下さい。
8-10手目レベル。
Grim Lavamancer R
1ターン目には1マナより多くのマナは使えませんよね?
このカードはリミテッドにおいて近年稀に見る有力1マナ生物です。序盤には数点のダメージを稼ぎ、後半は墓地資源がある限りゲームのコントロールに貢献するのです。
あなたのデッキがスレッショルドやフラッシュバックを含まない場合は更にこのカードの価値が上がります。とにかくこのカードを見逃すような馬鹿な真似はよしましょう。
2ー4手目にゲットしましょう。
Hell-Bent Raider R
ただの灰色オーガにはあまり魅力を感じません。しかしこのカードは先制攻撃、速攻、プロテクション白という様々な能力を搭載することで魅力が大幅にアップしました。
え?赤マナを一個しか要さなかったらもっと良かったのにだって?確かにそりゃそうでしょう。でもこれ以上3マナ2/2生物に改善を要求するのは欲張りってもんですよ。
3-5手目にとりましょう。
Kamahl's Sledge C
Crazed Firecatと同じことがこのカードにも当てはまります。まあまあな効カを発揮することはしますが、7マナはあまりに重いのです。
最低限、7マナ貯まるまでにスレッショルドには到達しておきたいところです。これを恨めしそうに持ったまま死ぬのはゴメンだろう?
10-12手目にでもとろうか。
Longhorn Firebeast C
コントロールデッキではなく、赤緑のビートダウンデッキのような出来る限り早く相手を殺すために、一枚一枚のカードにダメージ力を要求するようなデッキにおいては、このカードは有効です。そのようなデッキにおいては3/2生物を召喚する、5点のダメージを与える、どちらにしても3マナの呪文にしては上出来ですから。
私は赤緑デッキや攻撃的な赤黒デッキ以外でこのカードを使おうとは思いませんが、そういったデッキを組むことは十分に可能なので、このカードにも光明があります。
7ー9手目にとりたいレベルです。
Overmaster R
このカードは、構築戦で通用するのと同じくリミテッドでも通用します。例えどんなカードでも1マナのキャントリップはスレッショルドの助けになりますし、おまけとして次の呪文がうるさい青使いに打ち消されることもなくなります。(このカードは)能力無しの3マナ2/2クリーチャーよりはいいけれど、あなたの(ドラフトしてる)クリーチャーの数が少ないのであれば、これを3マナ2/2よりも優先するというのは注意した方がいい。
6-8手目にとりましょう。
Pardic Arsonist U
このポストFlametongueはこれから1年半位の間にメジャーになりそうです。そして対戦相手にもダメージを与えられるという点でオリジナルに勝るとも劣らない評価を受けるでしょう。
このカードの一番の問題点は、赤がスレッショルドに達する術をあまり持たず、そういった術を多く持つ青との相性も悪いということです。とはいっても、このカードは4マナ3/3なので、緑に支配されていないオデッセイブロックでは能力無しでも十分に使用する価値があるでしょう。
2-4手目にどうぞ。
Pardic Collaborator U
最近黒を使うことの利点の一つに、黒を使わないプレイヤーが使おうとしない有力な青や赤のカードがあるということがあげられます。それらの代表がこのカードです。
このカードは赤使いにとっては4マナ2/2先制攻撃の生物に過ぎませんが、赤黒使いにとっては非常にパワフルなカードです。そして偶然にも卓に赤黒使いが貴方しかいない場合、6ー7手目に、下手すれば9-10手目にとれるかもしれません。
元来赤黒使いにとっては2-4手目にとる価値があります。
Pardic Lancer C
5マナ支払うことがいつもそれに見合った価値を与えてくれるとは限りません。+1/+0と先制攻撃を瞬間的に付加するためにランダムディスカードなんて要求された日にはキレたくもなるってもんです。
殺され易く、それほど大きくもなく、しかも5マナとそれ以上のコストを要求する…。5マナ域は他のより良いカードのために空けておいた方が無難でしょう。
8-10手目にでもどうぞ。
Petradon R
そうだね。このカードはなによりデカイ。このカードの土地2枚リムーブ効カは8マナ揃うころにはあまり関係ないかもしれません。しかし3色デッキにとっては1色が使えなくなるということと同義です。
それに加えてこの生物は3ターンかそこらで相手を抹殺します。あなたが確実に8マナ貯められると確信するならこのカードを取ることをためらってはいけません。まぁ、私はあまり早くには取りたくないですけどね。
5-7手目に。
Petravark C
最初考えていた以上に、私はこのカードが好きです。序盤でのこの土地リムーブ効カは十分強力です。もっとも、後半にはそれ程価値のない効カであることも確かです。よってこのカードにはそれなりの評価を下します。
4-6手目にとるくらいの価値はあるでしょう。
Pitchstone Wall U
3マナ2/5の壁がどれだけ大きいかお分かりいただけますか?私にとってこのカードが壁であり、攻撃に行けないことはもはや関係ありません。このカードは地上の攻撃を完全にシャットアウトします。また、このカードの補足能力はめったに使用されないでしょうが、それでも戦略オプションを与えてくれるのは確かです。
この壁は4-6手目にとる価値があります。
Possessed Barbarian R
他のPossessed生物と同じように、このバーバリアンも偉大です。4マナ3/3であることだけども価値があるのに、スレッショルドに達すれば赤殺し能力を持った4/4先制攻撃の化け物になります。
どこにこのカードをとらない理由があるというのでしょうか。このカードは使うたびにあなたに喜びを与えてくれます。
1-4手目レベルです。
Pyromania U
私は、貴方がこのカードをこの手の種類のカードで下から2番目の強さを持つカードと判断するだろうことを予測します。
このカードはMortiphobiaよりは強いですが、Narcissism、Compulsion、Hypochondriaには全く匹敵しません。スレッショルド、マッドネスの助けにはなりますし、タフネス1の生物を除去するのには使えますが、ランダムディスカードはきついですね。
それでも5-7手目にはとる価値があります。
Skullscorch R
リミテッドで使う価値のないカードがあるのはしかたないことでしょう。
15手目まで完全放置推奨。
Sonic Seizure C
このカードは稲妻ではありません。それでも1マナ3点火力には価値があります。カードディスアドバンテージに見合う取引さえすれば、このカードはとても小さいマナで大きな効カを及ぼせる良いカードです。メインデッキに投入することを恐れてはなりません。
5-7手目レベルです。
Temporary Insanity U
あの悪名高いRay of Commandを覚えていますか?私はもちろん覚えています。例えばあなたが3体の生物を保持し気分良くゲームをプレイしているとしましょう。相手が1体しか生物を保持していないのを確認して、あなたは意気揚揚と攻撃指令を出します。すると、突然相手は、4マナをタップしこの凶悪極まりない呪文を放ってきました。あなたの生物は全滅してしましました…。あなたが赤使いならばこれと同じことを相手にくらわせられるのです!!
初手取り!と言いたい所ですが、赤は墓地を肥やすのが苦手なので2-4手目レベルに留めておきましょう。
Violent Eruption U
皆さん、遂にトーメントの目玉の登場ですよ!
オデッセイブロックには手札を捨てる方法が色々あります。このことはこのカードをほとんどの場合「1赤赤」でプレイできるということを意味します。まあマッドネスとして使うかはともかく、4点の分割火力はあなたが望まなくてもあなたを勝ちに近づけます。どうか遠慮なくこのカードをお取りください。
評価ですって?初手取りに決まっているでしょう。
当ページは、2ちゃんねるの卓上ゲーム板「MTG Sideboard Online 日本語版」スレッドに投稿された記事を、426(braingeyser-lj@infoseek.jp)がまとめたものです。