十二階梯の継承者、第三階梯。
愛称は聖女、ママ、おっぱい、ダメ人間製造機、等々。
今にもこぼれ落ちそうなほど豊満な胸をした、薄青紫色の膚をした妙齢の美女。種族はヴァンパイア。
頭に冠を頂き、露出の多い豪奢なドレスを纏っている。
ぞっとするほど整った、どこか物憂げにも見える造作の貌が特徴。
聖都エーデルグーテの最奥、大聖堂カテドラル・メガスに鎮座する、プネウマ聖教の教帝(教皇に相当する存在)にして
アルフヘイムの聖母。
ストーリーの中では『聖姫オデット』『夜の聖母』とも呼ばれる。
聖属性の総本山である聖都エーデルグーテだが、その頂点であるオデットの属性はバリバリの闇である。
元々は『
吸血鬼城(ミディアンズ・ネスト)』と呼ばれる吸血鬼属の巣に君臨していたヴァンパイアの王、
『不死者の帝王(ノーライフキング)』で不老不死の肉体を持っていたが、永劫にも似た長い年月を施政者として生きるうち、その生に倦む。
それからは他者の生命を奪って生き続けることを止め、自らの永遠の命を停止させる方法を探すべく聖属性の魔法開発に没頭。
結局自分を殺す方法は見つからなかったが、その代わりアルフヘイムでは並ぶ者のない聖属性魔法のエキスパートになってしまった。
現在は『
吸血鬼城(ミディアンズ・ネスト)』を出、聖都エーデルグーテでプネウマ聖教の教えを広めている。
元々吸血鬼の王であり、生まれながらの支配者のため、自ら以外の存在はすべて格下と思っている。
ただし他者を下等なものと蔑むのではなく、『慈しんでやらなければならないもの』『護ってやらねばならないもの』と庇護欲、母性に変換している。
慈愛に溢れた性格であり、物柔らかな態度で接した者の心を解きほぐす。
とにかく相手を甘やかし、過保護に接するきらいがあるため、オデットにべったり依存してしまう者も多い。
ゲーム内でも『吸血鬼の魅了ではないのか』と疑われるほどに多くの狂信者を生み出していた。
(オデットにその気は一切ない。単に自分のやりたいように甘えさせた結果である。)
プレイヤーのことも隙あらばべたべたに甘やかしてくるため、彼女と接する場合には注意が必要である。
逆にオデットのバブみに完全に依存することを望むプレイヤーも少なくない。
薄い本では主にプレイヤーに対する過保護なママ枠で登場し、おねショタ好きを満足させている。
ゲームのストーリーでは普通にプレイしていれば徹頭徹尾味方、協力者としてプレイヤーに手を貸してくれるが、
プレイヤーがシナリオの流れでプネウマ聖教に敵対するルートを選ぶと、
聖罰騎士という名の狂信者たちがプレイヤー討伐にやってくる。
尤もオデットが差し向けたのではなく、狂信者たちがオデットの意に沿わないプレイヤーを疎んで消そうと独断暴走しているだけである。
エーデルグーテに乗り込んでオデットと戦うこともできるが、その場合はヴァンパイアの王としての強大な力を使用してくる。
オデットを倒すと、以降プネウマ聖教からの支援は得られなくなる。
なぜかバレンタインイベント『オデットのママチョコ大作戦!』の主役として抜擢され、PU召喚として期間限定ガチャに実装される。
オデットはとにかく『死なない』。ATKは大したことはないが桁外れのHPに加え高いDEF、さらに毎ターンHP自動回復まで持っている。
その上所持している
スキルも自身の生き汚いステータスをさらに上昇させるようなものばかりで、
よほど拙い采配をしない限りはオデットが戦闘で沈むことはない。
ストーリー上でも語られたその死ななさを存分に生かし持久戦に持ち込めば、理論上オデットに倒せない敵は存在しない。
動画サイトの中には、ラスボスの魔王バロールをオデットひとりで仕留めるといったものも存在する。
なお、その場合バロールを仕留めたターン数は532ターン。日が暮れる。
CVは声優業界ではママキャラ担当として有名なベテラン声優。
ラジオ・アルメリアにゲスト出演した際には、マリスエリス役の声優が「畏れ多すぎて泣く」とコメントした。
最終更新:2020年03月17日 09:38