肛門裂傷デバフ

鉱山都市ガンダラの酒場、魔銀の兎娘(ミスリルバニー)亭で発生するイベント。
転じてそのイベントでプレイヤーに付与される弱体効果のことを指す。

『採掘(意味深)』、『試掘洞(意味深)』、『掘られ状態』とも。
言わずもがな公式名称ではなく、プレイヤー間のスラングである。

ブレモン屈指の名NPCであるマスターの代名詞でもあり、
ストーリーモードで訪れたプレイヤーの一部に深い思い出と心の傷を残している。

魔銀の兎娘亭へ男性プレイヤーを伴って訪れ、マスターに話しかけると、
画面が突如暗転しマスターの好感度が急上昇すると共に、男性プレイヤーの全能力が一時的に大幅ダウンするというもの。
このデバフは時間経過以外で決して解除されることなく、対象キャラはまともに動けない状態を強いられ続ける。
代わりに好感度の上がったマスターからは上位クエストの紹介など様々な便宜を受けることができる。

そのため、多くのプレイヤーがアバターの性別変更(簡単にできる)か、
パーティに男性プレイヤーを入れてマスターへの生贄とすることになった。

……とまぁ、ここまでは変則的ではあるが普通の上位コンテンツ開放イベントであり、
発生条件もそこそこ緩いためやり込むプレイヤーなら誰でも経験するであろう通過儀礼なのだが、
問題はその前提条件にある。

  • マスターこと『雄々しき兎耳の漢女(マッシブバニーガイ)』は、
 バニースーツを着用した筋骨隆々の中年男性(ウサ耳)という、
 出オチ染みた造形のステロタイプなオカマキャラである。
  • デバフの対象となるプレイヤーは、男性のみである。
  • 画面暗転は大抵の場合、「一晩明かしたこと」の描写表現である。
  • 一晩明かした後不自然なほど急激にマスターの好感度が上がる
  • マスターと仲良くなったプレイヤーは凄まじく弱体化する

といった背景を総合して考慮すると、
『オカマと一晩共にした男性が急に仲良くなった』という極めて意味深な状況となり、
行間に潜む含意を多くのプレイヤーが言外に察することとなった。

詳しい話は下世話極まるので割愛するが、肛門裂傷デバフとはつまりそういうことである。
多分まともに歩けないのだろう。

なお運営はこの件についてなぜか黙秘を貫いており、ゲーム上でもあくまでパラメータの増減のみで、
はっきりとした描写が明言されているわけではない。
ブレイブ&モンスターズは全年齢対象の大人気ソーシャルゲームです。

当然フォーラムでは議論が紛糾し、多くのプレイヤーが運営に十分な説明を求めたが、
全年齢向けゲームですの一点張りで何ら詳細が明らかになることはなかった。
まぁされても困るのだが。

よく言えば茶目っ気あふれるお遊び要素、悪く言えばソシャゲ運営にありがちな悪乗りの極致である。
ブレモン最初期に実装されたイベントなので、運営もここまで大規模なコンテンツになると思ってなかったのだろう。
当たり前と言えば当たり前だが、昨秋放映されたアニメ版ではこの描写はカットされた。
ゴールデンタイムだからね、仕方ないね。

公式ノベライズ作品『ブレイブ&モンスターズ!ExtraQuest』ではサラっとではあるが触れられている。
こちらも詳細な描写は省きつつ、不自然にマスターの好感度が上がった記述があるため、
本編未プレイの読者でもなんとなく察しがついたことだろう。

ちなみにラジオアルメリアでこの件についての質問メールが読まれたことがあり、
キャスト達(特にアシュリー)が滅茶苦茶盛り上がった。セクハラギリギリアウトである。

前述のノベライズ版もアシュトラーセがプレイヤーから聞いた話を著述したという設定であり、
中の人の暴走も相まって二次創作における彼女の腐女子設定に拍車をかけるのであった。

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最終更新:2020年06月23日 01:30