内容は悪魔狩りの後輩ピュアリティが魔族に敗れ、救援を求める手紙を送ってきた。
つまり後輩は魔物に脅されて、或いは既に死んでいて死霊術などで手紙を書かされたか、そのどちらか。
どちらにしても後輩はもう絶望的だが、そのような手管を扱う魔族を捨て置く訳にはいかない。
プレイヤーは慈悲拳メアリーに頼まれ、
ヘイズフォッグ霧煙街道近くの村落へ向かうというもの。
「――出来の悪い後輩でね。でも、見殺しには出来ない」
村に到着するとまず準
レイド級魔族『
アグリ・メント』との戦いになる。
戦闘は一定ターンが経過するか一定量のダメージを与えると終了。
後輩は村の中央にある村長の家にいるとアグリ・メントは撤収する。
村の入口から村長の家までは地形的には一本道になっているが、
村の中央広場には悪魔系モンスターが祝宴をしている為、突破は困難になっている。
よほどレアな
パートナーやカードを持っていないのなら、推奨レベル+10くらいが突破可能な最低ライン。
もっとも強行突破したところで得られるものは経験値とドロップアイテムくらいなのだが。
ちなみに道中の戦闘は全て慈悲拳メアリーが時限パートナーとして戦闘に参加してくれる。
『粛清の祈り』と『聖撃』、固有
スキル『慈悲の拳』を主軸に悪魔系モンスターを尽く粉砕してくれるので、
先述の強行突破もメアリーを軸に持久戦を貫けば大分楽になるだろう。
道中を三分の二ほど進むと、メアリーが「ねえ。ピュアリティはまだ生きてると思う?」と尋ねてくる。
ここでの返答次第で当クエストの結末は二つに分岐する。
「もう死んだものと思うべきだ」「きっと生きてる。一緒に帰ろう」
どちらの選択肢を選んでも、限定アイテムか限定パートナーのどちらかを取りそびれる事になるクソ運営がよ。
村長の家の前まで辿り着くと、アグリ・メントがもう一度現れる。
アグリ・メントは多種多様なカウンターを多用する難敵だが、
道中同様メアリーを主軸にセーフティな立ち回りを心がければ問題なく勝てるだろう。
戦闘に勝利すると、アグリ・メントはピュアリティを召喚して人質に取る。
慈悲拳メアリーは一瞬躊躇うものの、最早魔の手に落ちた後輩もろともアグリ・メントを貫こうとして――
「きっと生きてる。一緒に帰ろう」を選択した場合
+
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... |
メアリーは今まで後輩と過ごした日々を思い出して拳を止める。
その結果アグリ・メントのカウンターを貰い、致命傷を負う。
それでもメアリーは最後の力を振り絞り、後輩の盾を掻い潜ってアグリ・メントにトドメを刺す。
その後メアリーに話しかけると
「全部あげる。もういらないから……その代わり、この子をお願い」
と言われ『メアリーの鍵』を入手してクエストクリアとなる。
メアリーの鍵はバルディア自治領の片隅にある民家に使用可能。
使用後はメアリーの家をインスタンスホーム(簡易箱庭)として活用出来る。
家具の配置なども変更出来るが、寝室の内装とそこに配置された心の壊れたピュアリティは動かせない。
代わりに彼女には『浄化』などの状態異常解除のスペルやスキルを使用可能。
マスクデータになっている999スタックの『契約支配』を解除しきる事で、
パートナーとしての『 慈悲拳ピュアリティ』を獲得出来る。
慈悲拳ピュアリティは道中助けてくれたメアリーによく似て、バフも回復も出来る自己完結型の近接アタッカー。
また固有スキルとして【報いの拳】を使う事が出来る。
【報いの拳=前方に中射程の突きを放つ。このスキルを使用する度に、報いの拳の攻撃倍率は上昇する。
復讐なんて考えない。私にそんな資格はない――私のせいで先輩は死んだ。
私よりずっと強くて、賢くて、優しかったのに――だから復讐なんて考えてる暇はない。
私が、あなたの使命を受け継ぎます。あなたに負けないくらい強くなります。一生かかってもいい。
いつか必ず、あなたに追いついてみせます――だから、これは報いの拳】
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「もう死んだものと思うべきだ」を選択した場合
+
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... |
メアリーは今まで後輩と過ごした日々を思い出すが、それでも無心で拳を打ち抜く。
アグリ・メントはピュアリティもろとも心臓を貫かれて死亡。
メアリーは暫し呆然と自分の篭手を見つめる。
篭手にこびり付いた赤い血に、半ば衝動的に篭手を外して打ち捨てる。
その後「それ……あげる。もういらないから」と言い残してどこかへ消えてしまう。
捨てられた篭手を拾うと『 無心の拳』を入手してクエストクリアとなる。
【無心の拳=極めて高いATK、クリティカル率。装備中、専用スキル『報いの拳』が使用可能。
ピュアリティの血に塗れたミスリルの篭手。何故か、どんなに擦っても血は落ちない。
この篭手には血と共にメアリーの無心が染み付いている――武芸の秘奥が。
装備すれば誰もが無心のままに拳を振るう達人と化す事が出来る。
だが無心であるが故に、この篭手を用いた戦いにはどんな実感も伴わない。
勇猛な竜を、邪悪な魔族を、どんな弱者を打ち砕いても――何も感じない。
勝利の喜びも、殺しへの忌避感も――その虚無は、いつか必ず破滅を呼ぶ】
【報いの拳=前方に中射程の突きを放つ。このスキルを使用する度に、報いの拳の攻撃倍率は上昇する。
無心で拳を打ち抜いた――無心のままに、あの子の復讐は終わってしまった。
何も実感がない。あの子の仇を討ったのに――違う。認めない。復讐はまだ終わってない。
そうだ。あの魔族と同じ肌の色をした魔族を殺そう。根絶やしにしよう――そうすれば、いつか復讐を実感出来るよね?
目の前で、魔族が酷く怯えている。私は構わず拳を振りかざす――だって、これは報いの拳】
なんか、どう転んでも後味悪いって?
そうだよこれブレモンだもん
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最終更新:2022年11月21日 22:16