本稿では進化形のナイトコール、ナイトヴェイル、ナイトフォールに関しても併記する。
主に森林地帯で、夜間にのみエンカウント可能な夜色のフクロウ型モンスター。
くりくりお目々にふっくらしたシルエットが愛らしく、愛玩用として人気が高い。
どっかの
アホウドリと違ってウンコ発射したりもしないし。
だが、その正体は夜空――夜の帳からほつれて落ちてきた小さな糸屑。
それが偶然にも鳥の巣に紛れ込んで、卵に宿ったもの。つまり受肉した夜の権化と言える存在。
テイムされる前は夜にしか姿を見せないのは、夜空への帰巣本能によるものと言われている。
性能的にはちょっと素早くて闇魔法が少し覚えられるだけの低等級の鳥型モンスター。
もっとも進化前の小型モンスターなんて大体そんなものである。
ちなみに場所と時間さえあっていればインストールから一時間もしない内にテイム可能……
なのだがナイトオウルのレアリティは進化前の段階でスーパーレア。
運が悪いと夜通し森を歩き回っても一度も遭遇出来ないなんて事もあり得る。
探す時は心して挑もう。
夜色の羽毛を全身に纏ったフクロウ型の鳥人。翼と腕は一体型。
背丈はフリーダムリッターよりやや低いくらい。なので
ヒュームで言うとまだまだ少年期。
可愛らしさ極振り
ビルドだったオウル時代から一転、ちょっと凛々しい感じの風貌になっている。
突然の人型化については、実装当時ものすごい量の賛否両論で
フォーラムが荒れた。
実際のところ急に人型化した理由は
「そもそも夜という概念が受肉した存在で、フクロウの姿は鳥の血肉が夜の要素に引っ張られたから」
「つまり夜が先。フクロウは後」
「受肉した夜がレベルアップするという事は、夜の権化として完成に近づくという事」
「つまりナイトコールは人型化した訳ではなく神型化したというのが正解」
との事。屁理屈捏ねやがってクソ運営が……
ともあれ多くの経験を積んで更なる力を付けたという設定の下、
ナイトコールはたとえ太陽の下であっても小さな夜を呼び寄せられるようになった。
それによりオウル時代には使えなかったユニークスキルを複数習得出来る。
ユニークスキルはどれも強力で
サポート系なら回避率の上昇と、対人戦では相手の視界を長時間制限する『消灯(ムーンレス)』
敵の視界を完全に遮断してエリアをコントロールする『閉幕(クローズクロス)』
一時的なバリアと、軽減したダメージ量に応じて与ダメバフを付与する『黄昏(ボーダー)』
休息の時間である夜を対象に纏わせ、自然回復速度を急上昇させる『安寧(ベッドメイク)』
攻撃スキルには小さな夜空を召喚し、そこに迷い込んだ星々を降り注がせる『迷い星(ストレイスター)』
迷い星の範囲を狭めた分、威力を上昇させた『落月(ストレイムーン)』
目に見えない闇の中の恐怖を具現化し、対象の弱点・闇の複合属性攻撃を行う『夜驚(ナイトテラー)』
己の羽で小さな夜の帳を織り上げ、それを相手に覆い被せて高密度の闇魔力で圧殺する『杞憂(フォールンフィアー)』
など、攻守共に極めて強力なスキルが揃っている……が、注意すべきはスキルポイントの総量。
アレもコレもといいとこ取りを目論んでいると結局、攻守どちらのスキルツリーも肝心な部分に手が届かなくなってしまう。
素直に一方のツリーに一点集中して、反対側のスキルはワンポイントで起用するくらいに抑えておこう。
ナイトヴェイルは全身を覆い隠すほど大きなヴェールの付いた鍔広帽子と、
月光のように白い肌に夜色のイブニングドレスと長手袋が特徴の貴婦人型。
ナイトフォールは月光色に輝く腕輪、アンクレット、サークレットを帯び、明るい黄昏色のトーガを身に纏った鳥人型。
進化前のステータス・スキル構成が攻撃的だった場合フォールに、守備・支援的だった場合はヴェイルに進化する。
ナイトヴェイルはより一層、夜の神へと近づいた事で最早フクロウだった頃の可愛らしさは面影もない。
それどころか羽毛や翼さえドレスの意匠止まりになってしまっている。
……のだが、そのヴェールの内側には今でもフクロウの金眼が隠されている。
手袋もよく見ると破れた指先から鋭い鉤爪が飛び出していたり、
闇属性のスキルを使用する際にもフクロウの姿が一瞬露わになるエフェクトがある。
一方でナイトフォールは特に変わらず鳥人型のまま。
これに関しては夜空へ還るべくより一層力を強めたナイトヴェイルに対し、
ナイトフォールは
マスターと過ごした時間に生物として生きる価値を見出し、夜から遠ざかる事を選んだ。
故に生物としての特徴が残ったままになったという設定。
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……実装当初、このテキストが「男は前向きで女は後ろ向きって……コト!?」と噛みつかれて
フォーラムからSNSまでものすごく楽しくない感じに荒れた。
当時の話は冗談でも嫌がるプレイヤーが多いので蒸し返すのはやめよう。
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進化した事で外見は大きく変化したが、性能面は順当にパワーアップしている。
ステータスはオウルの頃と傾向は変わらないまま数値が大幅に成長。
更にナイトコールでは覚えられなかったユニークスキルが二つ。
ナイトフォールには夜の化身としての力を解放してこの世のどんな夜よりも深い夜を召喚、
その純粋な夜と現実の間に生じる時空の断裂をもって敵を斬り裂く『夜禽(ナイトオウル)』
夜禽は高威力、広範囲の上に対象の防御力を50%無視し、しかも耐性を持つモンスターの少ない混沌属性。
猛禽の機動力と合わせて運用すれば一撃必殺の強襲技として活躍出来るだろう。
そしてナイトヴェイルにはもう一つは一帯を夜闇で包み、
夜そのものと化した自身が任意の地点に偏在≒瞬間移動可能な状態にする『夜行(グッドナイト)』
この効果は攻撃スキルの豊富なフォールにこそ欲しいスキルと思われがちだが、
仲間がどこにいても駆けつけバリアとヒールとバフを浴びせて、ついでに敵にデバフをかけ、
そのまま元の場所に戻る事も別の仲間の元にも駆けつけられる事も出来るのは非常に強力。
よほどサポート特化のビルドでなければ、敵に急接近して『杞憂』による強襲を仕掛けてもいい。
どちらのスキルもこれまで磨いてきた攻撃的・補助的な立ち回りを
更に強化してくれる作りになっているので、すぐに手に馴染む事だろう。
最後に……よくある質問なのだが、進化後の外見をロールバックする事は
出来ない。
どうしてもオウルの見た目でないとイヤと言うなら、『停滞の懐中時計』を装備させておこう。
とは言え、ユニークスキルも使えずステータスの伸びも悪いままのオウルを使い続けるのはかなりの茨の道。
弱い
パートナーを無理矢理使って思うようにプレイ出来ず、結局嫌気が差してしまう……なんて事にならないようにしよう。
ヴェイル/フォールは幅広いビルドが構築可能な優秀なモンスター。
見た目に少し違和感があっても否定したり投げ出したりせず使ってみてあげて欲しい。
結局、敵を殴って高いダメージ出る。味方を徹底的に支援して感謝される。
そういう安直な気持ちよさが愛着に繋がるものだったりするのだ。
最終更新:2023年08月05日 00:14