アルフヘイムで最も多い種族。特徴はほぼ地球の人間と同じ。
寿命は(医療技術が発達していないため)50年ほど。
基本的に医療魔術では外科的負傷を癒すことしかできないため、内臓疾患等の疾病に冒されると手の施しようがないためである。
死亡率は21世紀の地球に比べて極めて高いが、その分繁殖力も旺盛なため一定の人口を維持している。
基本的に白人種が多いものの、
日出ずる国ヒノデにはアジア系の人種がおり
リバティウムなどには黒人も多い。
他にも砂漠地帯には中東系人種などもおり、一口にヒュームと言っても地球と同じくそのバリエーションは多岐に渡る。
ステータスは良くも悪くも平均的で、存在するいかなる職業・クラスにも適性がある。
ただしそのステータスの汎用性の高さが弱点ともなっており、典型的な器用貧乏。
前衛職では
ホビットや
魔族に敵わず、魔法職では
エルフの後塵を拝している。
しかし、ヒュームの最大の強みはステータスではなく、その適応力の高さである。
いかなる状況下にあっても瞬く間に順応し、適応する柔軟性、学習能力の高さこそがヒュームの持ち味である。
『異邦の魔物使い(ブレイブ)』たるもの、いかなる時も臨機応変な対応を心掛けたい。
また、繁殖能力で言えば妊娠期間おおむね10ヶ月、一度の出産人数1~2人で、子が成熟するまでに14~16年かかるという点は哺乳類では中位程度であるが、
ヒュームには異種間交配が可能という大きなアドバンテージが存在する。
何せヒュームはアルフヘイム、ニヴルヘイムのほとんどの種族と交配し子を儲けることが出来るのである。
異種間交配によって出来た子はハーフリングと呼ばれ、ハーフエルフ、ハーフドワーフ、ハーフホビットなどのヒューム以外の人型生命体は勿論、
ドラゴンや魔神などとも子孫を作り出すことが可能。(
十二階梯の継承者のひとり
『禁書の』アシュトラーセはドラゴンハーフである。)
なお、他の種族は基本的に同族間同士でしか子を成せない。
このいかもの食い……もとい雑食性こそがヒュームがアルフヘイムの覇権を握った最大の理由であろう。
最終更新:2023年05月03日 23:11