尊大な口調の『
星蝕者(イクリプス)』。クラスは『箱舟の漕手(ネビュラノーツ)』。人呼んで『曙光のオーロール』。
『皇帝(エンペラー)』の暗示を持つ
タロット保持者であり、レジェンダリー・アイテムを所有するレベル5。
アカデミーの頂点に君臨する生徒会長という設定らしい。
腰まである、緩やかに波打つ長い栗毛。頭上に輝くティアラ。
上背のあるしなやかな躯体に豪奢な金の縁取りがされた礼服風の改造制服を纏った、美貌の麗人。
自らを『皇帝』『最強』と謳って憚らず、その強烈な自負の通りに圧倒的な『星光(イルミネイト)』の量を有する。
突出して優れた性能はない(
孫護空曰く「P2Pのタイムなら『皇帝』にも『正義』にも負けない」)が、ステータスが軒並み高水準で纏まっており、
どういった状況でも圧倒的な力を発揮して戦えるというオールラウンダー。
苛烈かつ厳格な性格であり、皇帝として覇道を邁進する。
其の
ロールプレイによる恩恵は絶大だが、一方でその強すぎる矜持によって他者を見下し、無意識に舐めプしてしまうという悪癖を持つ。
圧倒的な力による蹂躙を旨とし、相手を屈服させる戦闘を好むが、反面相手の挑発にわざと乗ったり敵の強化をみすみす許してしまったり、
詰めの甘さが目立つ。
(尤も、其れもロールプレイの一環による制約という部分があるため致し方ない面もある)
普段はレジェンダリー・アイテムである長剣『黄橙色の死(クロケア・モルス)』を用い、
ネビュラノーツらしく乗騎である巨馬・帝騎ルドルフに跨って戦闘を行う。
本人の騎乗術と剣技もさることながら、ルドルフもキャラクターの一体として頭数に加えられるため、単騎の相手に対して優位が取れる。
しかし、オーロールの真価は人馬一体の戦術にあるのではない。
通常、ネビュラノーツの乗騎はひとりにつき一体、ないし一台であるが、オーロールは『皇帝』のタロットの
スキル効果『皇帝親衛隊(イェニ・チェリ)』により、
他のレベル1~2帯の『星蝕者(イクリプス)』を自身の乗騎として従えることが出来る。
乗騎を喪ったネビュラノーツは特性を喪失して著しく弱体してしまうが、オーロールはこのスキルがある限り乗騎を撃破されたとしても決して弱体化しない。
『星光』がある限り、オーロールは周辺の『星蝕者(イクリプス)』無制限に傘下に納め、自らの手駒として使役することが出来るのである。
ワールド・マーケット・センターでの侵略戦争に於いても、オーロールは事前に引き連れていたイクリプス達を指揮し、
圧倒的数の優位を以て
幻魔将軍ガザーヴァを粛清しようとした。
しかし、皇帝としてのロールプレイの制限からガザーヴァに『超合体(ハイパー・ユナイト)』の
スペルカードの使用を認め、
幻蝿戦姫ベル=ガザーヴァへの進化を許してしまう。
超レイド級に変化したガザーヴァとも互角以上の戦いを繰り広げ、ガザーヴァを敗北寸前まで追い詰めるものの、
自らの最大の強みである手駒の多さを逆手に取られ、ガザーヴァに自らの軍団を黄奪されることに。
それによって著しくパワーダウンするも、皇帝の威信と矜持を懸けて一騎打ちにもつれ込み、
最終的に己の命を擲ってのガザーヴァの攻勢の前に敗北し、消滅した。
教官については不明。しかしオーロールは自立型の『星蝕者(イクリプス)』であり、
アカデミー生徒会長という特別な役職を有するレベル5キャラクターのため、
運営側のキャラクターなのでは? という見方も存在する。
最終更新:2025年02月19日 22:17