ニヴルヘイム最高戦力『
三魔将』のひとり。
漆黒の鎧に身を固め、バイザーで素顔を隠し黒い天馬
ダークユニサスの『ガーゴイル』に騎乗する暗黒騎士。
ゲーム本編では魔王バロールの伝令を務め、プレイヤーとは行く先々で激突する腐れ縁。
黙っていればクール系の外見でカッコイイのだが、実際は一秒も黙っていられないお調子者でとにかく落ち着かない。声も女声で高い。
同じ
三魔将のイブリースとは真逆の性格で責任感も使命もなく、ただただ楽しいこと、面白いと思ったことだけを追求する愉快犯。
モラルも常識も完全に欠落しており、今まで楽しく喋っていたと思ったら次の瞬間にはその相手を殺したりする。
ゲーム序盤、まだバロールの名も登場していない段階からプレイヤーたちの前に姿を現し、悪事を重ねる。
最終的に
アコライト外郭を更地に変え、そこでプレイヤーと最終決戦し討伐された。
ゲームのブレモンでは徹頭徹尾救いがたい悪役の役回りで、狡知を司り、高い知能と残虐な性向を併せ持つとされる。
デバフで相手を行動不能にさせて全体攻撃する戦闘スタイルで、1ターンに2回も行動する。
開発の悪意を煮詰めたような
スキル構成をしており、デバフをリキャストする
ユニークスキル『人の不幸は蜜の味(シャーデンフロイデ)』を持つ。
得物は父である魔王・
『創世の』バロールから与えられた
神代遺物、3メートルを超える騎兵槍『
暗月の槍ムーンブルク』。
元々はバロールが
カザハの前世の
シルヴェストルを参考にして作り上げた複製品(コピー)。
創造主であるバロールを『パパ』と慕い、その愛を求めて行動する。
ゼロ災キャンペーンなど突拍子もないことをノリで思い付き実践したかと思えば途中で飽きてやめたりするので、部下からの人望はない。
この度の周回での鎧を脱いだ姿は、腰まである白銀色の長い髪の毛先近くを緩い三つ編みにした、淡い褐色の膚の外見17歳ぐらいの美少女。
横に尖った耳に、深い紅色をしたアーモンド形の双眸。
臍出しのショート丈トップスにベストを羽織り、ローライズのホットパンツにニーソックスとショートブーツを履いている。
徹底的に軽装なスタイルは斥候(スカウト)や盗賊(シーフ)のようにも見える。
ゲーム本編での非人道的な行動と外道そのものの言動で心底からのゲスと思われがちだが、
これはバロールの育て方の結果(徹頭徹尾『
異邦の魔物使い(ブレイブ)』の敵として怒りを買うように、との指示)であり、
本来の性格は異なる。
自身が
カザハのコピーであるという事実に大きなコンプレックスを抱いており、
自分だけの生に価値を求めると同時、他人に必要とされたいという強烈な欲求を持つ。
愛されたい、自分を見てほしい、
カザハのコピーではなくガザーヴァという人格を認めてほしいと渇望し、
以前は創造主であるバロールの愛を求めて盲目的に付き従っていた。
オリジナルである
カザハに対しては自身がコピーであるとのコンプレックスから強烈な憎悪を抱いており、
いつか殺してやると本人に向かって公言するほど。
カザハと一緒にされること、比較されることを嫌い、どうにか差異をつけようと必死になっている。
外見的には顔立ちや声がそっくりではあるものの、内面的には一見して対照的な両者であるが、
- 突然予測不可能なことをするトリックスター
- 快楽主義
- 自己肯定感が低い
- 家出癖あり
など、共通点は多い。
バロールに見捨てられ、欠片ほどの愛情も向けられていなかったということに絶望し自棄になるも、
明神の必死の説得によって考えを改め、『そこまで言うなら責任持て』と言い放ち、
アルフヘイムの『
異邦の魔物使い(ブレイブ)』の協力者となることを引き換えにしてバロールから新たな肉体を与えられ、現世に完全復活を果たした。
自身の価値を唯一認めてくれた上、特別だと言ってくれた
明神には大変懐いており、もともと明神が
クソコテであり、
露悪的なものの考え方であったことからウマが合い、瞬く間に意気投合した。
明神と結婚してかわいいお嫁さんになるのが現在の野望。
なお、
崇月院 なゆたは寺の娘で姫騎士装備を身に着けているだけの
なんちゃって姫だが、
魔王であるバロールを親に持つガザーヴァは
正真正銘のお姫さまである。
一巡目の名残で荒っぽい口調で喋り非道な振る舞いにも躊躇いがないが、直せと言われれば即座に直せるだけの教養を身に着けている。
長らく
カザハへのコンプレックスを抱き続け、カザハが
レクス・テンペストに覚醒したことを切欠に、
改めて出来損ないである自身との差を痛烈に思い知った、
が――
最終更新:2023年07月10日 16:20