「ブレイク西遊記(1)」とは、アカネ(c01726)作のブレイク西遊記 第壱話である。
目次
プロローグ
ムシュはむしゅっとしながら思う。始まりは、上司のあの一言だった……。
上司アルク「天竺に徒歩で逝っちゃおうぜ!!」
三蔵ムシュ「顔を合わせるなりいきなりですか。説明を要求します」
上司アルク「いや実は最近、ナンパが上手くいかなくてさてさ…」
三蔵ムシュ「それはいつもの事です。私が要求したのは説明ですが」
上司アルク「というわけで、三蔵は天竺に行くことになりました。これは決定事項です」
三蔵ムシュ「何がというわけですか、拒否権はなしですか。あなたらしい。」
上司アルク「大丈夫、馬は門の前に用意してある(ぐっ)」
三蔵ムシュ「そうですか、では有り難く使わせて貰います。(こいつ絶対いつかコロス)」
上司アルク「天竺に徒歩で逝っちゃおうぜ!!」
三蔵ムシュ「顔を合わせるなりいきなりですか。説明を要求します」
上司アルク「いや実は最近、ナンパが上手くいかなくてさてさ…」
三蔵ムシュ「それはいつもの事です。私が要求したのは説明ですが」
上司アルク「というわけで、三蔵は天竺に行くことになりました。これは決定事項です」
三蔵ムシュ「何がというわけですか、拒否権はなしですか。あなたらしい。」
上司アルク「大丈夫、馬は門の前に用意してある(ぐっ)」
三蔵ムシュ「そうですか、では有り難く使わせて貰います。(こいつ絶対いつかコロス)」
こんな流れで門の前までやってきた三蔵ムシュ。その眼に飛び込んできたのは……
人込みの中に凛と立つ、バネを引き絞って形にしたような、黒の精悍な体躯…
子供「ママーあのおうまさんなにー?」
ふさふさの鬣は油を含んで艶やかに…
母「シッ、目を合わせちゃいけません!」
理知的な瞳は…微かに潤んでいた。
アー馬イン「だって、役がなかったから…」
人込みの中に凛と立つ、バネを引き絞って形にしたような、黒の精悍な体躯…
子供「ママーあのおうまさんなにー?」
ふさふさの鬣は油を含んで艶やかに…
母「シッ、目を合わせちゃいけません!」
理知的な瞳は…微かに潤んでいた。
アー馬イン「だって、役がなかったから…」
三蔵ムシュ「貴方も上司で苦労してるんですね(同情の滲む声で)」
アー馬イン「全くだね。君が三蔵ムシュか、私はアー馬イン、鞭で打たれるよりも打つのが好きだ」
三蔵ムシュ「お邪魔しました、ごゆっくりどうぞ」
アー馬イン「見捨てないでー!」
三蔵ムシュ「ああ、冗談でしたたか。では、改めて宜しくお願いします」
アー馬イン「この挨拶で逃げないとは、凄いお人だ。宜しくお願いします」
ぴんぴろり~ん♪ アー馬インが仲魔に加わった!
アー馬イン「全くだね。君が三蔵ムシュか、私はアー馬イン、鞭で打たれるよりも打つのが好きだ」
三蔵ムシュ「お邪魔しました、ごゆっくりどうぞ」
アー馬イン「見捨てないでー!」
三蔵ムシュ「ああ、冗談でしたたか。では、改めて宜しくお願いします」
アー馬イン「この挨拶で逃げないとは、凄いお人だ。宜しくお願いします」
ぴんぴろり~ん♪ アー馬インが仲魔に加わった!
歩きながら話す二人。
三蔵ムシュ「では、早速乗らせてください」
アー馬イン「いや、そっちの趣味はありません。」
三蔵ムシュ「そっちの意味ではなくです。」
アー馬イン「ああ。でも乗らないでください、重いから」
三蔵ムシュ「だって貴方は馬でしょう?いいですか馬というものは太古の昔からうんぬん…」
アー馬イン「!!待ってください、今川の中に人影が!」
三蔵ムシュ「溺れているようですね。仕方ないです、助けましょう」
果して、川の人影とは!
三蔵ムシュ「では、早速乗らせてください」
アー馬イン「いや、そっちの趣味はありません。」
三蔵ムシュ「そっちの意味ではなくです。」
アー馬イン「ああ。でも乗らないでください、重いから」
三蔵ムシュ「だって貴方は馬でしょう?いいですか馬というものは太古の昔からうんぬん…」
アー馬イン「!!待ってください、今川の中に人影が!」
三蔵ムシュ「溺れているようですね。仕方ないです、助けましょう」
果して、川の人影とは!
アー馬イン「大丈夫ですか?!」
沙悟浄イシュ「大丈夫、だよ。妖怪だから(にこ)」
水の中で、膨らんだフード越しの言葉。
三蔵ムシュ「くらげの妖怪ですか。なら大丈夫でしょう」
沙悟浄イシュ「河童の妖怪、なんだけどね(苦笑)」
三蔵ムシュ「これは失礼しました。私は三蔵ムシュです」
アー馬イン「アー馬インです」
沙悟浄イシュ「沙悟浄イシュです」
アー馬イン「さて、自己紹介がすんだ所で…貴方が、上司から聞いた同行してくれる妖怪ですね」
三蔵ムシュ「なんですかそれは、私は聞いていませんよ(むしゅっ)」
沙悟浄イシュ「そんな顔しないで。僕も急に上司から言われたから」
アー馬イン「あの上司ですからね」
三蔵ムシュ「あの上司ですからね(いつか殺す)」
アー馬イン「さて、話が纏まった所で行きますか。三人目を探しに」
三蔵ムシュ「四人目ですよ」
沙悟浄イシュ「大丈夫、だよ。妖怪だから(にこ)」
水の中で、膨らんだフード越しの言葉。
三蔵ムシュ「くらげの妖怪ですか。なら大丈夫でしょう」
沙悟浄イシュ「河童の妖怪、なんだけどね(苦笑)」
三蔵ムシュ「これは失礼しました。私は三蔵ムシュです」
アー馬イン「アー馬インです」
沙悟浄イシュ「沙悟浄イシュです」
アー馬イン「さて、自己紹介がすんだ所で…貴方が、上司から聞いた同行してくれる妖怪ですね」
三蔵ムシュ「なんですかそれは、私は聞いていませんよ(むしゅっ)」
沙悟浄イシュ「そんな顔しないで。僕も急に上司から言われたから」
アー馬イン「あの上司ですからね」
三蔵ムシュ「あの上司ですからね(いつか殺す)」
アー馬イン「さて、話が纏まった所で行きますか。三人目を探しに」
三蔵ムシュ「四人目ですよ」
孫悟空テン「助けてー!!」
三蔵ムシュ「いやです、何で岩の下敷きになっている貴方なんか」
沙悟浄イシュ「この子、上司から言われた仲間だよ」
三蔵ムシュ「ああそうですか、では助けましょう」
ギガドリルを取り出す三蔵。
ずぎゃぎゃぎゃーんにゃふーんきゃしゃーんあははははは
孫悟空テン「今の何!今の何!(ふんふん)」
三蔵ムシュ「出れたのですから良いじゃないですか。さぁ、馬に乗せてあげましょう」
アー馬イン「可愛い子は鬣をもふらせて上げよう」
三蔵ムシュ「それは私への当て付けですか」
アー馬イン「そうれもふもふだよ」
孫悟空テン「うわーい!(もふもふもふもふ)」
三蔵ムシュ「無視ですかそうですか(むしゅっ)」
三蔵ムシュ「いやです、何で岩の下敷きになっている貴方なんか」
沙悟浄イシュ「この子、上司から言われた仲間だよ」
三蔵ムシュ「ああそうですか、では助けましょう」
ギガドリルを取り出す三蔵。
ずぎゃぎゃぎゃーんにゃふーんきゃしゃーんあははははは
孫悟空テン「今の何!今の何!(ふんふん)」
三蔵ムシュ「出れたのですから良いじゃないですか。さぁ、馬に乗せてあげましょう」
アー馬イン「可愛い子は鬣をもふらせて上げよう」
三蔵ムシュ「それは私への当て付けですか」
アー馬イン「そうれもふもふだよ」
孫悟空テン「うわーい!(もふもふもふもふ)」
三蔵ムシュ「無視ですかそうですか(むしゅっ)」
三蔵ムシュ「ここは…酒場、ですか。賑わっていますね」
孫悟空テン「大食い大会が、あるらしいよ…!(じゅる)」
アー馬イン「涎たれてるよ、テンちゃん」
猪八戒セノ「もう、たべれ、ない」
三蔵ムシュ「おや、ここにも脱落者が」
沙悟浄イシュ「この子、上司から聞いた仲間だよ」
三蔵ムシュ「おや、では助けましょう」
猪八戒セノ「あり、が、とう」
沙悟浄イシュ「どういたしまして」
孫悟空テン「アー馬インー! トロフィー貰っちゃった!」
アー馬イン「良かったねー(もふもふ)」
猪八戒セノ「優勝…」
三蔵ムシュ「しちゃったんですね」
孫悟空テン「大食い大会が、あるらしいよ…!(じゅる)」
アー馬イン「涎たれてるよ、テンちゃん」
猪八戒セノ「もう、たべれ、ない」
三蔵ムシュ「おや、ここにも脱落者が」
沙悟浄イシュ「この子、上司から聞いた仲間だよ」
三蔵ムシュ「おや、では助けましょう」
猪八戒セノ「あり、が、とう」
沙悟浄イシュ「どういたしまして」
孫悟空テン「アー馬インー! トロフィー貰っちゃった!」
アー馬イン「良かったねー(もふもふ)」
猪八戒セノ「優勝…」
三蔵ムシュ「しちゃったんですね」
ブレイク西遊記(1)
平穏な村に突然響く声。
「た、たいへんだーーーーっ! 村一番の美少女が攫われた!」
村人のその言葉に、三蔵法師一行はそれぞれの武器を握り締めた。
孫悟空は大剣如意棒を、沙悟浄と猪八戒は大鎌を、三蔵は拳銃を。
馬は――武器がないので寂しそうにしていた。
「た、たいへんだーーーーっ! 村一番の美少女が攫われた!」
村人のその言葉に、三蔵法師一行はそれぞれの武器を握り締めた。
孫悟空は大剣如意棒を、沙悟浄と猪八戒は大鎌を、三蔵は拳銃を。
馬は――武器がないので寂しそうにしていた。
村人の説明いわく、近隣の村を襲う妖怪がいること。
いわく、その妖怪は山の上からやってきてはモテモテ経典の力で村人たちを魅了し、酒と美少年を奪うこと。
変わりに牛や豚などの肉を置いていくこと。
ちなみに、今回は美少女を攫って、7メートルほどの巨大な鯉を置いていったらしい。
「なぜ今回に限って美少女を攫ったのか…見当もつかない」
村人は首をかしげた。
いわく、その妖怪は山の上からやってきてはモテモテ経典の力で村人たちを魅了し、酒と美少年を奪うこと。
変わりに牛や豚などの肉を置いていくこと。
ちなみに、今回は美少女を攫って、7メートルほどの巨大な鯉を置いていったらしい。
「なぜ今回に限って美少女を攫ったのか…見当もつかない」
村人は首をかしげた。
「そーれぷにぷにー。かぁいいなぁ」
「ボクは女の子やないー!」
三蔵一行が見たものは。
メイド服の美少年、羅刹女だった。それと幸せそうな牛魔王。
「間違えましたか、帰りましょう」
「おーうなんだおまえらー!」
「見つかってしまいましたか。私は三蔵法師です」
「おーうこっちゃこーい」
「願ってもない話です。それはモテモテ経典ですね」
「これもっていくと皆がさけくれんだよー! あーっはっはっは」
「思っていたより、悪人じゃないみたいだ、ね」
「おかしもあるぜぇー!」
「わぁぁい、食べていい? たべていい?!(ぱぁぁ)」
テンが振り回した如意棒が、
「ああ…」
牛魔王が持ってるモテモテ経典をはたき落としちゃった。
「ボクは女の子やないー!」
三蔵一行が見たものは。
メイド服の美少年、羅刹女だった。それと幸せそうな牛魔王。
「間違えましたか、帰りましょう」
「おーうなんだおまえらー!」
「見つかってしまいましたか。私は三蔵法師です」
「おーうこっちゃこーい」
「願ってもない話です。それはモテモテ経典ですね」
「これもっていくと皆がさけくれんだよー! あーっはっはっは」
「思っていたより、悪人じゃないみたいだ、ね」
「おかしもあるぜぇー!」
「わぁぁい、食べていい? たべていい?!(ぱぁぁ)」
テンが振り回した如意棒が、
「ああ…」
牛魔王が持ってるモテモテ経典をはたき落としちゃった。
ズモモモモモ
床に転がるモテモテ経典から湧き出した煙が、竜を形作る。
グァァァァァァ
醜悪な体に悪鬼の顔をもつ呪いの竜が、出現した。
「あ、あれは!!」
「「「知っているのか孫悟空!」」」
「経典が持ち主に要求する唯一の代償、命を刈り取る呪いの竜だ!! ってカンペに」
「「「書いてあったのか!」」」
「あ、あれは!!」
「「「知っているのか孫悟空!」」」
「経典が持ち主に要求する唯一の代償、命を刈り取る呪いの竜だ!! ってカンペに」
「「「書いてあったのか!」」」
この場合の持ち主は牛魔王。
「危ない! 逃げてー!!」
そこに割り込む影。
両手を広げ、呪いの竜から牛魔王を庇って経つ、羅刹女。
「牛魔王はぼくが守るんやー」
「危ない! 逃げてー!!」
そこに割り込む影。
両手を広げ、呪いの竜から牛魔王を庇って経つ、羅刹女。
「牛魔王はぼくが守るんやー」
馬は驚く。
「! なぜだ、モテモテ経典の呪いは解けたはずなのに!」
「ボクは牛魔王が好きでここにきたんや、経典のせいやないー」
「かぁいいやつめー」
牛魔王が羅刹女なでなでなで。
その間に、呪いの牙が羅刹女に迫る!
「伸びろ、如意棒ー!!」
ガッキと牙を受け止めた大剣、それは孫悟空のもの。
「! なぜだ、モテモテ経典の呪いは解けたはずなのに!」
「ボクは牛魔王が好きでここにきたんや、経典のせいやないー」
「かぁいいやつめー」
牛魔王が羅刹女なでなでなで。
その間に、呪いの牙が羅刹女に迫る!
「伸びろ、如意棒ー!!」
ガッキと牙を受け止めた大剣、それは孫悟空のもの。
ズバッ。
「君たちの思い、見せ、て、貰った」
猪八戒の大鎌が竜を裂く!
猪八戒の大鎌が竜を裂く!
ザクッ
「後は僕たちに任せて、ね」
沙悟浄の大鎌が竜燐を割る!
そして唐突に響く歌!
沙悟浄の大鎌が竜燐を割る!
そして唐突に響く歌!
もっていーけ最後に笑っちゃうのはあたしのはーずー
「はい、もしもし」
それが三蔵の着ウタだと気づいた一同は、戦慄した。
戦慄しすぎて呪いの竜なんか出現の途中で固まっている。
「ああ、これ上司命令で設定してるんですよ。で、何の用ですか」
『いやなに、困っていそうだから』
「困ってます早く助けなさい良いですかそれもこれもあなたのせいなんですよ」
『あーあ分かった分かった。馬、封印解除承認』
電話越しに上司の声が聞こえると同時に、馬の体が変化する。
それが三蔵の着ウタだと気づいた一同は、戦慄した。
戦慄しすぎて呪いの竜なんか出現の途中で固まっている。
「ああ、これ上司命令で設定してるんですよ。で、何の用ですか」
『いやなに、困っていそうだから』
「困ってます早く助けなさい良いですかそれもこれもあなたのせいなんですよ」
『あーあ分かった分かった。馬、封印解除承認』
電話越しに上司の声が聞こえると同時に、馬の体が変化する。
「オオオオオォォォォオォォォォォォンン」
パキパキと硬質な音をたて、馬の足首から頭から鱗が体表を突き破って生え、
全身を覆った黒い鱗が波打つ、最後に尾がビュルンと伸び、大木のように強靭な物へと姿を変える。
「我の新の姿は竜神、どのような困難もこの撓る尾で打ち据えてくれよう」
その場の全員が、呪いの竜を見る。
「お前だな、可愛い仲間に手を出したのは。ならば全力で倒す!」
全身を覆った黒い鱗が波打つ、最後に尾がビュルンと伸び、大木のように強靭な物へと姿を変える。
「我の新の姿は竜神、どのような困難もこの撓る尾で打ち据えてくれよう」
その場の全員が、呪いの竜を見る。
「お前だな、可愛い仲間に手を出したのは。ならば全力で倒す!」
オオオォォォォオオオンン
呪いの竜が吼える。
オオオオオオンンォォォォォンン
黒竜が咆哮を放つ。
怯んだ呪いの竜の頭部へ、大木のような尻尾がめり込む。
怯んだ呪いの竜の頭部へ、大木のような尻尾がめり込む。
グァァァァ
悲鳴を上げるそれへ二度、三度。しなやかに翻った黒竜の尾が打ち据える。
「私は、鞭で打たれるよりも打つのが好きだ」
フィニッシュ! 頭上から一気に叩きつけると同時、呪いの竜は霧となって消滅した。
「私は、鞭で打たれるよりも打つのが好きだ」
フィニッシュ! 頭上から一気に叩きつけると同時、呪いの竜は霧となって消滅した。
その後、ラブラブになった牛魔王と羅刹女は幸せに暮らしました。
めでたしめでたし。
「ボクは女の子やないー!」
夕焼け空の下、三蔵一行は帰路についていた。
馬の上から
「しかし、あの上司がお釈迦様とは予想外でしたね」
「「「な、なんだってー!」」」
驚く三人。
「そんなに驚くことですか? 封印解除は承認はお釈迦様にしかできないんですよ。それにあのタイミングで総合的に知ってる人といえば、一人しかいないでしょう」
口々にあーとかうーとか良いながらも、納得した様子の三人。
そんな時、三蔵のケータイが着ウタを奏でる。
「何ですか、お釈迦様」
『あー実はな、西に妖怪が出て』
「それで?」
『お前らに退治に行って欲しい。これは決定事項だ』
ブチッ、怒りの余り電話を切る。
電話の内容が聞こえたのだろうか、わーわー騒いでいる三人を横目に、三蔵は夕日に誓うのだった。
「しかし、あの上司がお釈迦様とは予想外でしたね」
「「「な、なんだってー!」」」
驚く三人。
「そんなに驚くことですか? 封印解除は承認はお釈迦様にしかできないんですよ。それにあのタイミングで総合的に知ってる人といえば、一人しかいないでしょう」
口々にあーとかうーとか良いながらも、納得した様子の三人。
そんな時、三蔵のケータイが着ウタを奏でる。
「何ですか、お釈迦様」
『あー実はな、西に妖怪が出て』
「それで?」
『お前らに退治に行って欲しい。これは決定事項だ』
ブチッ、怒りの余り電話を切る。
電話の内容が聞こえたのだろうか、わーわー騒いでいる三人を横目に、三蔵は夕日に誓うのだった。
「あの上司…いつかコロス」
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