「これも義のため、ぬしのため」
三成の友人であり、暴走しがちな三成の代わりに西軍の軍略を練る。
全ての人々に等しい不幸を与える為に暗躍し、時に三成にすら事実を隠す事もある。
不幸を撒き散らし陰湿に他者を攻める一方で、誰よりも人間らしい一面を隠し持っており、激しく感情が揺さぶられる事もある。
◆台詞集
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戦国BASARA3、宴 |
戦国BASARA3、宴
「滅びよ、まだ来るな!われは人が苦しむ姿を見たい!」
「金吾ォオ!わが生涯を賭けた呪いを受け!」
「悔ゆ…無道の人と事を興したることを…三年を出でずして…吾此恨を報ぜん…ッ!」
「来たぞ…来たぞ…数多の不幸が、ついに舞い降りた…!」
「嘘など吐いた試しなし…見よ、舌もある」
「三成には無理だった、それだけの事よ。だが、この痛みは、なんだ?」
「賢人よ、ぬしの労苦にはまこと感じ入るぞ」
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◆原作ルート(JEの内容に掠っているルートのあらすじ)
徳川家康の反乱により
豊臣秀吉が倒され、世の趨勢は、天下を東と西に分けた決戦に向かい始めていた。
石田三成と同じく豊臣傘下である大谷吉継=刑部は、神の如く崇めていた秀吉の死で狂気に陥り、家康への復讐しか念頭に
ない三成に代わって、いち早く中国地方の
毛利元就と同盟の手はずを整えていた。
これも三成のためと言う刑部だったが、胸に秘めた本当の目的は、本人以外誰も知らなかった。
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密約:オープニング(第三話) |
密約:オープニング(第三話)
豊臣軍対毛利軍対長曾我部軍の瀬戸内海戦の最中、ひときわ大きな毛利軍の軍船の中で、刑部と元就は密談を交わしていた。
元就「忘れるな・・・我は天下などに興味は無い。だが、中国は我のものぞ。・・・よいな」
刑部「しかと」
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毛利元就戦(第二話、第三話) |
毛利元就戦(第二話、第三話)
刑部は、毛利との表の同盟を成立させるため、安芸に進軍した。
元就も、応戦の構えで待ち受けていた。
裏で既に共謀している二人は、見せ掛けの戦を開始した。
刑部「まだ降らぬ・・・。この星模様では、まだ足りぬ・・・」
「われは望む・・・空の彼方より、光り輝く死が飛来するのを。さあ、屑星共め・・・さんざめく降り注げ・・・!」
三成「刑部」
刑部「三成か」
三成「毛利は臨戦態勢を取っている・・・行くぞ」
刑部(この男は驚くほど何も持っておらぬ。われでさえ、奴の私物らしい私物を見たことがない。金も名誉も部下も要らぬと言う。
おまけに食べることにも興味がない。愉快なことだ)
刑部(この男を殺すのは実に容易い。ただ黙って見ていればよい。・・・・・・だが、まだ死なせるわけにはゆかぬ。
この世に不幸が訪れぬ限り)
三成「何をしている、待たせるな」
刑部「うむ」
刑部「この通り、表の協定に来た」
元就「分かっておるわ、表向きはな。では、どちらかが屈服したと見せかけるまで」
刑部「やれ毛利、見せ掛け戦のわりには、少々殺る気にあふれてはおらぬか?」
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小早川秀秋戦(第四話) |
小早川秀秋戦(第四話)
刑部は、小早川を取り込むため、三成と共に小早川秀秋=金吾の居城へ出向いた。
内心ビクビクしているのが見え見えの金吾は、虚勢を張り、刑部と三成に強気な態度を示そうとした。
金吾に対して苛立ち、あの顔をみると無性に刻みたくなる、やはりこの場で刻ませろと言う三成に、刑部は、まあ待て、
小豆ほどの使い道はあると言った。
刑部「金吾を従わせるのは容易い。ぬしの鋭き殴打で終いよ」
三成「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
刑部「どうした、三成?」
三成「刑部・・・金吾は生かすに値しない。私の臓腑がそう告げている」
刑部「気に喰わぬものは斬り捨てる、それがぬしの悪い癖よ。・・・そう、ぬしは何も案ずるな。すべてをわれに任せよ」
三成「何度も言わせるな、疑う余地など無い。ただ、なぜかそう感じたのだ」
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徳川家康戦:関が原・最終ステージ(第九話) |
徳川家康戦:関が原・最終ステージ(九話)
決戦の地・関が原で、刑部は、秘めた願いの成就が間近だと感じ、冷静に三成を煽動した。
そして金吾の裏切りにあって怒り、憎しみ、呪詛の言葉を口にした。
金吾「だだだって家康さんが仲間にしてくれるって!ぼく、本当はきみ達が嫌いなんだよう!」
刑部「おのれ、金吾!呪ってやるぞ!」
「おのれ、なぜ人は徳川に寝返る!?憎いぞ徳川・・・あの幸福が憎い・・・!」
「悔ゆ・・・無道の人と事を興したることを・・・三年を出でずして・・・吾此恨を報ぜん・・・ッ!」
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関が原・最終ステージ冒頭デモ(第十一話) |
関が原・最終ステージ冒頭デモ(第十一話)
元就と裏で結託し、進軍先の邪魔者をすべて排除した刑部は、元就とともに関が原の地に立った。
あとはこの徳川との決戦の場で自分の願いが叶うだろう。もうすぐだ、もうすぐだと興奮する刑部に対し、元就は冷静に、
何のためにこの戦を起こしたのかと聞いた。智将と謳われる元就でも、自分の目的を見抜けなかったことに殊更機嫌を
良くした刑部は、それまで明かしたことの無い本当の望みを教えてやった。しかし、鋭く問い質す元就に逆に本心を暴か
れて、刑部は、動揺を抱えたまま戦場に向かうことになった。
刑部「もうすぐだ、もうすぐだ、もうすぐ不幸がやってくる。空の彼方から列を成し、ぞろりぞろりとやってくる」
「毛利、死が見えるぞ、飢餓が見えるぞ、無情が見えるぞ。疫神が見えるぞ。ぬしにも見えるか?ヒヒッヒヒヒヒヒッ!」
元就「フン。貴様の戯言に興味など無いわ」
「大谷、貴様が死ぬ前に聞いておこう。貴様は何のためにこの戦を起こした?」
刑部「何のためにと?毛利、ぬしは思ったよりも愚かな男よの。われの目的は、全ての人間に等しき不幸を与えることよ!」
元就「全ての人間だと?・・・我もか」
刑部「ぬしもだ」
元就「貴様もか」
刑部「われもだ」
元就「石田もか」
刑部「・・・・・・・・・三成、三成は・・・・・・」
元就「大谷、貴様は思ったよりも愚かな男だな。他人を騙すことができても己の心を騙すことができぬとは」
「言っておこう。情けなど無用のものだ。それができなければ、最後に生き残るのは我ぞ」
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(以下キャラ理念や信念、キャラ乖離の詳しい記述等を記述)
最終更新:2014年10月05日 04:26