メイス

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**メイス ~Mace~ 全長:30~80cm  重量:2.0~3.0kg 地域:ヨーロッパ  年代:紀元前14~紀元17世紀 &bold(){複合打撃武器の代表的存在} ---- 柄に柄頭を別につけた、複合素材で作られた棍棒をメイスという。 そのため、石を先端にくくりつけた棒もメイスに該当する為、その歴史は古い。 ただしメイスと聞いて一般的に浮かぶのは、金属プレートを放射状に並べた柄頭を持つ、金属性のものだと思われる。 これらはゲーム等の影響が強いのだが、実際に宗教上の関係で教会などの神聖な場所に属する騎士たちが金属プレートの柄頭のメイスを使っている。 ここでは宗教的な意味合いと、特徴的な柄頭に関して説明していきたいと思う。 #image(mace0101.jpg,blank,left) &bold(){神に仕えるものは刃物はご禁制?} ---- メイスといえば神に仕える職業の武器というイメージが強いが、何故そんなイメージが定着しているのかご存知だろうか? 実はキリスト教(の分派によっては)の教えの中に、「神に仕える戦士は血を流す武器=刀剣類は使ってはいけない」ということが言われている為なのである。 なので、人を斬らない武器=鈍器ならいいだろうという発想になり、メイスが使われるようになったという。 しかし実際のところはメイスの方が対金属鎧に対しては効果が絶大で、かつ切れ味が鈍りやすい当時の刀剣と比較しても耐久性にも優れ、刃物よりもよっぽど危険な武器だった。 特に内部に衝撃吸収材なんてものがない当時の金属鎧に対しては、鎧を陥没させて内部を破壊するという大ダメージを与えることができたらしい。 宗教の影響から生まれた、恐るべき武器と言えなくもないかも知れない。 #image(mace0102.jpg,blank,left) &bold(){金属プレートの並びの法則ってあるの?} ---- ここからはやや創作活動している方向けの内容になります。 殴打する部分になる金属プレート部分、イラストで説明されている文献では枚数がよく分からないという方が多いのではないでしょうか? そこで、筆者はネット中のあらゆるサイトを探しまくって調査してみて統計をとってみました。 一番シンプルだったのは6枚のプレート(60度間隔)で構成された上記CGのタイプでした。 次点で4枚(90度間隔)、8枚(45度間隔)でした。 もしイラストを描かれたり3DCGとして起こしたり、小説等で表現する場合は4,6,8枚のいずれかを想定するといいと思います。
**メイス ~Mace~ #image(mace0100.jpg,blank,left) 全長:30~80cm  重量:2.0~3.0kg 地域:ヨーロッパ  年代:紀元前14~紀元17世紀 &bold(){複合打撃武器の代表的存在} ---- 柄に柄頭を別につけた、複合素材で作られた棍棒をメイスという。 そのため、石を先端にくくりつけた棒もメイスに該当する為、その歴史は古い。 ただしメイスと聞いて一般的に浮かぶのは、金属プレートを放射状に並べた柄頭を持つ、金属性のものだと思われる。 これらはゲーム等の影響が強いのだが、実際に宗教上の関係で教会などの神聖な場所に属する騎士たちが金属プレートの柄頭のメイスを使っている。 ここでは宗教的な意味合いと、特徴的な柄頭に関して説明していきたいと思う。 #image(mace0101.jpg,blank,left) &bold(){神に仕えるものは刃物はご禁制?} ---- メイスといえば神に仕える職業の武器というイメージが強いが、何故そんなイメージが定着しているのかご存知だろうか? 実はキリスト教(の分派によっては)の教えの中に、「神に仕える戦士は血を流す武器=刀剣類は使ってはいけない」ということが言われている為なのである。 なので、人を斬らない武器=鈍器ならいいだろうという発想になり、メイスが使われるようになったという。 しかし実際のところはメイスの方が対金属鎧に対しては効果が絶大で、かつ切れ味が鈍りやすい当時の刀剣と比較しても耐久性にも優れ、刃物よりもよっぽど危険な武器だった。 特に内部に衝撃吸収材なんてものがない当時の金属鎧に対しては、鎧を陥没させて内部を破壊するという大ダメージを与えることができたらしい。 宗教の影響から生まれた、恐るべき武器と言えなくもないかも知れない。 #image(mace0102.jpg,blank,left) &bold(){金属プレートの並びの法則ってあるの?} ---- ここからはやや創作活動している方向けの内容になります。 殴打する部分になる金属プレート部分、イラストで説明されている文献では枚数がよく分からないという方が多いのではないでしょうか? そこで、筆者はネット中のあらゆるサイトを探しまくって調査してみて統計をとってみました。 一番シンプルだったのは6枚のプレート(60度間隔)で構成された上記CGのタイプでした。 次点で4枚(90度間隔)、8枚(45度間隔)でした。 もしイラストを描かれたり3DCGとして起こしたり、小説等で表現する場合は4,6,8枚のいずれかを想定するといいと思います。

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