**モーニングスター ~Morning Star~ &bold(){基本スペックと定義} ---- #image(morningstar0100.jpg,blank,left) 全長:50~80cm 重量:2.0~2.5kg 地域:ヨーロッパ 年代:13~17世紀 球体状の先端を持つ棍棒に複数のトゲが付いた武器を、総じてモーニングスターと呼ぶ。 ドイツでは「モルゲンステルン」とも呼ばれ、こちらの名称のほうが最近ではポピュラーになっている。 フレイルのように柄とトゲ付き球体が鎖で繋がれたものが有名だが、実際はこちらのタイプが原型であり、このタイプの方が多く存在している。 ここでは棍棒型のトゲトゲ鉄球のものをモーニングスターと定義し、説明する。 &bold(){時代背景} ---- 西欧の騎士たちが愛用したと言われ、その起源は聖職者が用いた聖水撒き棒(Holy Water Sprinkler)に端を発する…という説がある。 棍棒の先に釘バットの如く放射状にトゲをつけたものはだいぶ昔からあり、その武器を原型にした説もあり、説得力がある。 それを主に教会に所属する騎士たちが「これは職杖です。偉い人にはそれがわからんのですよ。」と言い逃れをし、この武器を使うようになったと思われる。 &bold(){使用用途} ---- &bold(){明けの明星} ---- #image(morningstar0101.jpg,blank,left)