**ダガー ~Dagger~ &bold(){基本スペックと定義} ---- #image(dagger0100.jpg,blank,left) 全長:25~35cm 重量:0.2~0.3kg 地域:ヨーロッパ 年代:11~20世紀 広義の意味では、両刃で肉厚な短剣を指し示す。 現代では大振りの戦闘用ナイフを総じて言う場合もある。 特に刃・柄・柄頭に特徴がないものを、ここではただの「ダガー」と定義する。 その語源はルーマニア人の祖先であるダキア人が使っていた短剣から、「ダキア人の」という意味から来ているという。 &bold(){時代背景} ---- #image(dagger0101.jpg,blank,left) 日用品から発展したナイフとは違い、ショートレンジ(至近距離。手を伸ばすだけで相手の身体に触れれる距離)用に作られた武器である。 片手剣や長柄武器が壊れたりしてなくなったときのための最後の武器として、常に携帯されていたと言う。 現代でも、弾丸が尽きたときの最後の武器として考えて、戦場で携帯されることが多い。 &bold(){使用用途} ---- #image(dagger0102.jpg,blank,left) 強度はそんなに無いので、突くことだけを念頭に使用した方が無難である。 もちろん斬りつけることも可能だが、傷は浅くしか残せない。(刃の長さがたかが知れているため) 過去から現代にかけて、野外で穴を掘る、木々をなぎ払ったり削る、動物を解体するなど、戦場での日用品代わりとしても使われたと言う。 &bold(){参考文献} ---- ・ウェブサイト [[wikipedia>http://ja.wikipedia.org/wiki/]] ・文献 |新紀元社 ||武器事典 ||市川定春 著| |新紀元社 ||図解 近接武器 ||大波篤司 著| |ダイヤグラム・グループ||武器―歴史、形、用法、威力||田島優 北村孝一 著| |幻冬舎コミックス ||図説 武器だもの ||武器ドットコム 著|